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2012北信越かがやき総体(インターハイ) 大会第1日目 現地レポート

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2012年7月29日

敗れはしたが、大勢の応援団の前で最後までゴールを狙い続けた鵬学園高(石川)

大会を通じて成長を狙う延岡学園高(宮崎)が好スタートを切った。シュートは#8佐藤 友弘選手

 昨日、競技別開会式を終えた「平成24年度全国高等学校総合体育大会 第65回全国高等学校バスケットボール選手権大会」(以下、北信越インターハイ)が、今日から本格的にその幕を開けました。初日の今日は出場全118チームのうち、シード校を除く108校がコートに立ち、熱戦、接戦を繰り広げました。

 メイン会場である、いしかわ総合スポーツセンターのDコート第1試合は地元・石川県代表の鵬学園高校女子バスケット部が、島根・松江商業高校と対戦。結果は【44-52】で、鵬学園のインターハイ初出場・初勝利とはなりませんでした。「大会の初戦であり、チームも初出場ということで、選手たちが硬かった。硬くなるのは試合前から覚悟はしていましたが、最後まで立ち直れませんでした」と柿島 誠一コーチ。北信越ブロック大会と直前の練習で主力の3年生2人を怪我で失ったことが大きく響きました。「地元開催ということで、多くのチームがこの大会に出場したいと思って県予選を戦い、そのなかで私たちが出たのですから、初戦だけでもどうしても勝ちたかった」。それでも大応援団の前で最後まで戦い抜いたことは、次につながる良いステップです。県内には津幡高校(3試合目に兵庫・園田学園高校に勝利し、2回戦進出)という強豪校がいますが、今日の経験を生かして、もう1度、全国大会出場を目指してほしいと思います。

 経験という意味では、昨年の北東北インターハイで優勝を経験した男女2校が揃って1回戦に登場しました。

 宮崎・延岡学園高校は昨年のインターハイで優勝をすると、国民体育大会、ウインターカップも制し、田臥 勇太選手(現リンク栃木ブレックス)を擁する秋田・県立能代工業高校が1998年に達成して以来、13年ぶりに「高校3冠」を達成しました。主力の多くは卒業しましたが、それでもジョフ・バンバ選手という大黒柱は残っています。初戦の相手は兵庫・育英高校。一気に抜け出るような展開にはなりませんでしたが、最終スコアは【84-49】で勝ち、2回戦に進出しました。「どんなチームと対戦しても初戦は大変です」と北郷純一郎コーチは言います。「今年のチームは、大会を通じて勉強して強くなっていく。そうやってチームを作っていきたいと思います。だから3回戦でどこそこと当たりそうだ、準々決勝はどこだろうと考えるのではなく、今日勝ったことで、まずは明日。切り替えて戦っていきたいと思います」と、昨年の優勝はよい思い出として、バンバ選手を中心に新たに頂を目指そうとしています。

 昨年の女王、神奈川・県立金沢総合高校も、ガードの稲井 桃子選手を除いてガラリとメンバーが変わったチーム。しかも長年チームを率いてきた星澤 純一氏が定年を迎えたことで、今春から清水 麻衣コーチが指揮を執っています。清水コーチ自身は、県立金沢総合高が同校名に変わった年のウインターカップで優勝を経験している元シューターですが、コーチとしての経験値は、本人が認めているとおり、まだまだ足りていません。しかし選手たちと年齢が近いこともあって、積極的に選手たちに中に入っていくようにしていると言います。その一方できっちりと言うべきことも言っています。「昨年のチームとは全然違います。だから選手たちにも『昨年はこういう理由でインターハイに勝てたけど、今年のチームの現状はこうだ』と示して、『だからこそ私を含めてチーム全員で戦わないとダメだよ。頼るべきエースも、得点を取ってくれる人もいないんだよ』と自覚を促してきました。本人たちも昨年との違いに関して強く意識しているようで、目標として優勝は掲げているようですけど、一戦必勝、一つ一つ勝っていこうと言っています」。初戦の相手は強豪、福岡・中村学園女子高校。前半こそリードを奪われたものの、ハーフタイムに清水コーチの喝が入れたことでスイッチが入り、第3ピリオドに逆転。【70-57】で勝利し、清水コーチに全国大会初勝利をプレゼントしました。

 勝ったチームがあれば、当然、同じ数だけ負けたチームが出てきます。勝ち負けは勝負の世界なのでとても大切なことですが、一番重要なことはその試合で得た経験を次にどう生かすか、です。勝ったチームは明日すぐにそれを試すことができますが、負けたチームも、すぐにはできないにしても、けっして流さずに、次につなげてほしいと思います。そうすることでチームとして、選手個人としてステップアップしていくのですから。

 大会2日目の明日は男女合わせて10チームのシード校が出場します。延岡学園高の北郷コーチの言葉を借りると「コーチとしては、前日に1試合戦って、勝ち上がってきた相手と戦う初戦が一番気を遣う」のだそうです。明日はより見逃せない試合ばかりになりそうです。

 北信越インターハイの試合結果は、大会公式サイトにてBOXスコア、レポートとともに掲載されています。是非、ご覧ください。
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