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02:「戦うチームを実感して世界へ挑む」 男子日本代表 桜井 良太選手

02. 「戦うチームを実感して世界へ挑む」
桜井 良太選手(レバンガ北海道)

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今年度も継続する3つの強化方針をもと、男子日本代表チームは5月3日から活動をスタートさせた。そのコンセプトは、「(1)戦う軍団となるチーム作り、(2)2016・2020年オリンピックへ向けた中長期的な活動を見据えた若手選手の選出、(3)全体的な選手の大型化でアジアに対抗」の3つ。
日本代表活動開始に先駆け、キャプテンを務める桜井良太選手は、「今年はFIBAワールドカップ(2014/スペイン)出場を賭けた大事な試合があります。8月までに、本当の意味で戦えるチームを作らなければなりません。昨年は、これまで日本代表をたくさん経験してきた中でも、チーム一丸となって戦うことができたと実感しています。青野(文彦)さんを含め、ベテランが練習中から率先して声を出して若い選手を引っ張っていき、そして戦うチームを作り、8月のFIBA ASIA選手権で3位以上となってワールドカップの切符を取れるように頑張ります」という抱負とともに、若返りを図ったこのチームの戦う姿勢はすでに手応えを感じている。

「新しく加わってきた選手たちは、アジアで勝てていない危機感を感じています。また、日本代表は強くなければいけない、カッコイイ存在でなくてはいけないという思いできているので、当たり前のようにそういったチームを目指さなければいけないと思っています。その思いがある選手が増えた分、気を遣うことなく良い練習ができています。これまでは選ばれる選手がマンネリ化して新鮮味がなく、エゴが出てきてうまくまとまることができなかったこともありました」と、戦う軍団作りを実感している理由を述べた桜井選手。強化コンセプトの2つ目にある選出された若手選手については、「昨年初めて実際にプレイを見て、こんな上手い選手が大学生にいるんだと思い、今までにないほどのインパクトを受けました」とその素質に驚かされた。また、高校時代から日本代表候補として、ともに合宿を行なってきた渡邉雄太選手についても、「合宿中もシュートがよく入っていましたね。体の当たりはまだ強くないですが、コンタクトしなくてもうまくシュートを決めてくる選手です。これから体ができてきたら、日本代表のエースとして引っ張っていく選手になると思うので、これからが本当に楽しみな選手です」と期待を寄せる。

そしてもう一つの大型化は、ないものねだりとなるインサイド陣ではなく、ポイントガード(以下、PG)から大型化を図り、平均身長を高く設定。その一番手となった桜井選手の身長は194cmで、もともとはフォワード(以下、F)で活躍。2006年に日本で開催されたFIBA世界選手権を経験後、世界を見据えてPGへとコンバート。しかし、その道は険しく、なかなか思うように進めない日々が続く。ゼロからスタートしたことで、スキルアップに時間を擁したことはもちろんだが、これまでの日本代表では怪我人が出た時に、PGからFまで様々なポジションの穴埋め要因となり、困惑した時期もあった。ようやくプレーオフまであと一歩まで迫ったJBL2011-2012シーズン。レバンガ北海道として初めて22勝20敗と勝ち越すことができたことで、PGとしての手応えと自信を掴んだ。そして迎えた2012年の日本代表活動からはPGの職務に全うし、活躍を見せている。大型化の要因として、「積極的にリバウンドを狙い、1試合5本でも獲ることができればチームに貢献できると思っています。ディフェンスでは前からしっかりプレッシャーをかけることが大事になり、他の選手の見本になれるように、そこは頑張って見せていきたいところです」と話す。

2006年FIBA世界選手権は、開催国枠で出場ができたが、それ以前の世界大会となると1998年ギリシャ・アテネで開催されたFIBA世界選手権まで、実に15年前までさかのぼることになる。戦う軍団は男子日本代表チーム自身でもあるが、願わくば応援してくれるファンも増やしながら戦う集団へと成長させたい。そのためにも、日の丸を背負うことを許された日本代表が率先して勝利にこだわっていかなければならない。ガムシャラに、そして泥臭く結果を求め続けることが応援する一つの価値となる。平均年齢24.4歳の日本代表の経験不足は否めない。そこをカバーするためにも、強い心と心強い応援が必要だ。世界への切符を勝ち獲ると同時に、多くのファンのハートを掴み取ることも忘れてはならない。

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桜井 良太(さくらい りょうた)
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生年月日:1983年3月13日(30)
ポジション:PG
身長/体重:194cm/85kg
出身校:北部小→長島中→県立四日市工業高→愛知学泉大
出身地:三重県
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第16回FIBA男子バスケットボール世界選手権大会(2006/日本) 第17位
第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(2011/中国) 第7位
第4回FIBA ASIAカップ(2012/日本) 第2位・大会ベスト5 他
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