日本のスカウティングは「自分たちの軸」を持ってこそ意味があると考え、注力するスクリプト10ヶ条をいかに遂行できるかを重要視していた。つまり、「相手をどう攻略するか」よりも、「自分たちがどう戦いたいか」を起点に考える。
ディフェンスの視点におけるスカウティング:SWOT分析の活用
分析軸 | 観点 | ポイント例 |
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S(自チームの強み) | どんな守備なら優位に立てるか | ・スピードあるローテーション ・5人全員がスプリントバックできる ・プレッシャーDF(1線〜3線) ・タグアップ→クラッシュでリバウンドが取れる |
W(自チームの弱み) | どこで失点リスクが高いか | ・サイズ/高さ不足 ・ファウルトラブル傾向 ・スイッチミスマッチ後のケア不足 |
O(相手の弱み) | 相手のオフェンスで機能していない部分はどこか | ・ボール運びに不安(PG頼み) ・アウトサイドの精度が不安定 ・ハーフコートでクリエイティブな選手が少ない |
T(相手の強み) | 何を止めなければ勝てないか | ・ピック&ロールの精度 ・インサイド起点の得点力 ・オフェンスリバウンドへの執着 |