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平成26年度女子ユニバーシアード日本代表チーム 第2次強化合宿開催報告

2015年2月23日

7月の本大会へ向け、強化活動をスタートさせた女子ユニバーシアード日本代表チーム

キャプテンに任命された鶴見 彩選手

 本年7月3日(金)より韓国・光州にて開催される「第28回ユニバーシアード競技大会」に向けて、平成26年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チームは、2月18日(水)~20日(金)に味の素ナショナルトレーニングセンターにて第2次強化合宿を実施しました。

 2013年にロシアで行われた第27回大会に続き、指揮を執る萩原 美樹子ヘッドコーチは、「今回の合宿は、選手選考を兼ねているので、選手たちには一人ひとりライバルだということを言っています。日本は、どのカテゴリーを見てもですが、(他国と比較すると)どうしてもサイズがないので、平面的でもタフにバスケットができるようなチームにしたいと思っています。大学生の場合、サイズのある選手は留学生という場合が多いので、日本人だけになるとなかなか難しくなってきます。そのため、今回はその対策として大きい選手をたくさん選びました。今の段階ではもう一つではありますが、今後、その大きい選手たちの動き、活躍がキーになってくると思います。ここ近年、ベスト8の壁を越えられていないので、まずはその壁を越えたいというのが一つ。今回の合宿では、基本的にはオールコートで展開するバスケットで、オフェンスとディフェンスのコンセプトを明確に伝えていくことから行なっていきたい」と話しており、選手選考合宿ではありながら、しっかりポイントを押さえて練習を進めていきます。

 大学生のみのメンバーで構成された今合宿のキャプテンに任命されたのは鶴見 彩選手(白鷗大学 4年)。「参加している選手は、みんなそれぞれ自チームでは中心選手です。その力をフルに発揮できるような環境・雰囲気を作っていきたいと思っています。選考合宿でもあるので、ライバルではありますが、一緒に大会に向けて頑張っている仲間でもあるので、私も率先して盛り上げていきたいです」と意気込んでおり、練習でも積極的に声を出して盛り上げていました。

 また、大学生にとっては現在オフシーズン、もしくは明けたばかりの選手が多く、久々のボールを使った練習ではイキイキとした表情を見せます。北村 悠貴選手(大阪人間科学大学 3年)が「今はオフのトレーニング期間で、トレーニングばっかりなので、非常に身体はきつかったですが、久しぶりに頭を使ってプレイできて楽しかったです」と言うと、髙木 優里選手(愛知学泉大学 3年)もまた、「自分のチームでは教えてもらえないような体の使い方とか、世界を相手にするということを意識した練習をして、新鮮で楽しく出来ました」と話し、自分の身体をいじめながらも充実した時間を過ごしました。

 次回は3月23日(月)~28日(土)に第3次強化合宿を開催し、選手たちの生き残りをかけた激しい競い合いが続きます。