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バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ アジア2012 キャンプ第2日目報告

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2012年6月15日

NBAコーチ/選手たちが大相撲の貴乃花部屋訪問(中央:田臥 勇太 選手)

NBAで活躍する佐藤 晃一アスレティックトレーナー

 6月13日(水)より、「バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ アジア2012 BASKETBALL WITHOUT BORDERS ASIA 2012 ~国境なきバスケットボール~」(以下、BWB)が開催されています。

 キャンプ第2日目は、「ライフスキルセミナー」からキャンプがスタート。エイズをテーマに、キャンパーやNBA選手の考えているエイズのイメージなどを発言しながら、講師である島野先生のレクチャーを受けました。

 その後、キャンプ第1日目のスクリメージでコーチ陣の評価によるドラフト会議を踏まえ、第2日目以降のキャンプは「ホークス」「クリッパーズ」「ナゲッツ」「ロケッツ」の4チームに振り分け、行われています。

※会場の都合により、一般の方の見学はできませんので、予めご了承ください。


*キャンプ第2日目 メニュー

1.ライフスキルセミナー
 ・「エイズについて」「エイズの感染ルート」「エイズに関する偏見」について
 ・ロイド・ピアースコーチとサミュエル・ダレンベアー選手がキャンパーと一緒に参加

2.ムーヴィング・スキル・ステーション(ファンダメンタルスキル)
 ・4チームに分かれ、ハーフコートのステーションドリル
 ・コート1:リバウンド、シュートフェイクからのジャンプシュート
 ・コート2:パスを合わせジャンプシュート/ドライブ
 ・コート3:ディフェンス(1on1)
 ・コート4:フォワードB(スクリーンの使い方やドライブなど、インサイドからのオフェンス)

3.フォーメーション確認

4.ゲーム
 ・ドラフトで分けられたチームによるゲーム 12分×4本
 ■GAME1
  クリッパーズ ○ 76-64 ● ホークス
  ナゲッツ ● 49-52 ○ ロケッツ
 ■GAME2
  クリッパーズ ○ 78-77 ● ロケッツ
  ナゲッツ ● 51-70 ○ ホークス


 また、キャンプ以外では、朝からNBAコーチ/選手たちが大相撲の貴乃花部屋の稽古を見学。日本の文化に触れ、初めて見る激しいぶつかり合いに圧倒されていました。午後には、慶應義塾中等部にて、「NBA FIT」なるバスケットボールをベースにして体を動かすフィットネストレーニングを行いながら地域貢献を実施しました。

 キャンプ終了後には、JBLやWJBL、学生などを指導するコーチを招いて「WABCコーチングクリニック」を実施。FIBAコーチのパトリック・ハントコーチが、国際バスケットボールのトレンドであるオフェンスの3パターンをレクチャーし、それぞれがどのようにオフェンスに影響するかを様々なパターン、指導方法や目的を紹介してくれました。
 1.ターンアウトカット
 2.スタッガードスクリーン
 3.ピック&ロールのオプション


今回参加しているディーン・クーパーキャンプディレクター(ポートランド・トレイルブレイザーズ)と、佐藤晃一アスレチックトレーナー(ワシントン・ウィザーズ)に、BWBでキャンパー(参加選手)に求めていること等伺いましたのでご紹介いたします。


■ディーン・クーパー キャンプディレクター(ポートランド・トレイルブレイザーズ)

── 今回のBWBで、バスケットボール以外に学んで欲しいことは?
「アスリートはもちろん体が資本です。コートの中だけではなく、健康や栄養に関して話をしたり、ライフスキルセミナーでは体だけではなく、精神的にも全てが健康になるためのことを学んで欲しいです。」

── NBA選手やコーチと過ごす中、どんなことを吸収して欲しいですか?
「(普通の人では分からないと思いますが)NBAは入ることは難しいですが、NBAに残ることもまた大変です。NBA選手と触れることで、どれほどNBAに居続けることが大変かを学んで欲しいです。NBA選手と一緒にいるだけで分かるのは身長の違いです。彼らは大きいにも関わらず、アウトサイドでプレイする選手です。体格はもちろん、それ以上にスキルを持ち合わせたNBA選手たちと一緒にいる機会に、どれほどNBA選手がすごいのかを感じて欲しいと思っています。」


■佐藤 晃一 アスレチックトレーナー(ワシントン・ウィザーズ)
── BWB期間はどのようなことをされていますか?
「応急処置や痛いところがある選手にアドバイスをしたりしています。トレーニングを一生懸命やる選手は多いですが、NBAで選手寿命が長い選手はリカバリーもしっかりしています。食事、水分補給、休息、睡眠をしっかり取ることができている選手が選手生命が長いという話をし、ここに参加したキャンパーも意識して欲しいと思います。また、日本で活躍するトレーナーの皆さんと情報交換もでき、非常に良い機会になっています。」

── NBAを代表して、日本人として凱旋(がいせん)したことについて?
「昨年のBWBでアフリカに行った時に、キム・ボフニーに『日本で震災があり、僕自身も福島出身でもあるので、このBWBが日本でできたら良いよね』という話をしていました。それが今回実現し、仙台ではクリニックをすることができ、こうしてキャンプが開催されたことは素晴らしいと思います。欲を言えば、被災地を含めて、もう少し接する機会があれば良かったと思います。胸を張っては言えませんが、塩竃中学校でクリニックができたことで少しは貢献できたかなと思います。そこに参加した子どもたちも楽しいそうでしたし、なぜか僕がスーパースター扱いされてしまいました。被災していてもいなくても、笑顔で体を動かしている子どもたちを見るのはとても良いですね。」

── 被災地訪問後、NBA選手とはどのような話をしたか?
「塩竃でのひとつの問題として、がれきの置く場所や最終的に処理する場所に困っていました。物を片付けて、その後に再び物を建てるという単純のことではなく、がれき処理の問題などを目の当たりにし、復興というのは簡単なことではないということをみんな実感していました。福島ではがれき処理にプラスして放射線の問題もあります。現場の方々と話をさせてもらい、ひとつの側面だけではなく、大きな全般的な復興を理解してもらえたのは良かったと思っています。」


 BWBアジア2012の詳細は、特設サイトに掲載されます。なお、キャンプのハイライト動画を配信中です。
 また、明日、6月16日(土) キャンプ第4日目「オールスターゲーム」をライブストリーミング配信いたします。
 お手持ちのパソコン、スマートフォンからご視聴いただけますので、是非この機会にアジアトップレベルの若手選手のプレイをご覧ください。
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