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第6回東アジア競技大会 大会第4日目 女子日本代表チームは中国に65-64で逆転勝利し、優勝に王手。男子日本代表チームは準決勝チャイニーズ・タイペイ戦に向けて調整を実施

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2013年10月13日

金メダルまであと1勝に迫った女子日本代表チーム

16点、11リバウンドのWダブルの活躍を見せた#10渡嘉敷 来夢選手

 第6回東アジア競技大会は第4日目。準決勝進出を決めた男子日本代表チームは、国際大会ではめずらしく2日間試合がありません。「練習できることはメリットではありますが、やはり試合から離れることでフワッとしてしまわないか心配な面もあります」と話す長谷川 健志ヘッドコーチ。その不安を払拭するように、もう一度集中してチャイニーズ・タイペイ戦へ向けた練習を行いました。

 これまでの試合結果でホンコン・チャイナとグアムが3敗し、その2チームに勝利した女子日本代表チームのメダル獲得はすでに確定しました。これまでの2試合は、日本の方が高さで勝り大差の試合が続きましたが、本日の対戦相手である中国は180cm以上が12人中10人、そのうち190cmオーバーが4人もいます。これまでとは全く違う戦いを強いられた日本にとって、気持ちを切り替えて臨まなければならない、FIBA ASIA選手権大会へ向けた前哨戦。

 「出だしから積極的に点数を獲りにいこうという気持ちでいました」と言う#10渡嘉敷 来夢選手の先制点でスタート。しかしすぐさま中国に獲り返され、どちらも譲らず一進一退。第2ピリオドはお互いに7本のシュートを沈めましたが、バスケットカウントを含めた3点プレイで中国が上回り、32-36と4点ビハインドで前半を終えます。

 #8宮元 美智子選手の3Pシュートが決まり幸先良く始まった後半。しかし、#12吉田 亜沙美選手、#15王 新朝喜選手が早くも4つ目のファウルを犯し、ベンチに下がらざるを得ない状況に。ミスから連続得点が続き、第3ピリオド終わって45-51、6点を追いかける苦しい展開が続きます。

 第4ピリオドのファーストシュートを決めた#6間宮 佑圭選手でしたが、続けざまにファウルを犯し、5ファウル退場。ファウルトラブルに陥る日本でしたが、4ファウルの#12吉田選手、#15王選手は我慢をしながらコートに立ち続けます。#15王選手はインサイドから得点を挙げ、残り5分を切って57-60とし点差は3点。その1分後、#8宮元選手の3Pシュートで同点に追いついた日本。さらに#15王選手の連続得点で64-62と逆転に成功。しかしその後、点数を奪われ64-64再び同点。試合時間が無くなり延長戦が頭を過ぎる中、積極的にゴールを狙いに行った#10渡嘉敷選手がファウルをもらい、フリースローを獲得。残り時間は1秒。1本目を決めリードを奪うと、時間を流すために2本目はわざと外して中国がボールを保持した瞬間、試合終了。65-64で逆転勝利を収めた日本は負け無しの3連勝。金メダルに王手を賭けました。

 試合終了後の記者会見で、中国のWANG GUIZHIヘッドコーチは、「若い選手たちにとってこのようなクロスゲームができたことは良い経験になりました」と話しています。内海ヘッドコーチも「高さもあり、パワーも持ったチーム。特に若い選手と聞いているので、今後もどんどん伸びてくる感じを受けました」と、中国代表の印象を語りました。本番となるFIBA ASIA選手権では経験豊富であり、さらに身長差もある中国代表になることでしょう。反省点も多く残った試合でしたが、「今日の勝ちはすごく自分にとってプラスになりました」と力強く答えていた渡嘉敷選手。この勝利を自信につなげ、そして反省点は修正し、さらなるチーム力向上を目指します。

 明日、10月13日(日)は、女子日本代表チームのメダルがかかった最終戦、また男子日本代表チームは準決勝に挑みます。
 男子日本代表チームの準決勝、チャイニーズ・タイペイ戦は、18:00(日本時間19:00)よりティップオフ。大学生メンバーで挑んでいますが、日本代表としてのプライドをしっかり持ってメダル獲得を目指します。
 そして、一足早く最終日を迎える女子日本代表チームの最後の相手はチャイニーズ・タイペイ。そして、本番となるFIBA ASIA選手権大会へ向けた実戦形式でのラストマッチ。日本のスタイルを貫き、納得のいく試合をして金メダルを獲りにいきます。


■大会第4日目(10月12日) 試合結果

【男子】5-7位決定戦

 モンゴル ○ 68-52 ● ホンコン・チャイナ

【女子】
 チャイニーズ・タイペイ ○ 111-32 ● グアム
 日本 ○ 65-64 ● 中国
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