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平成25年度ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン&シューター) 第2回キャンプ開催報告

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2013年12月1日

キャンプも第2回目。円陣での掛け声も決定し、充実したキャンプとなった

3on3や4on4など、ゲームライクな練習も実施

 11月23日(土)から25日(月)の3日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、平成25年度ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン&シューター) 第2回キャンプを開催しました。前回のキャンプでは21名だった参加者も、第2回となる今回からは15名に。いよいよメンバーが出揃ったこともあり、選手やスタッフ達も、より気を引き締めて3日間の練習に臨みました。

 トーステン・ロイブル氏(JBAスポーツディレクター)による技術指導も、2度目の今回は一段階レベルアップ。第1回で取り組んだ基礎練習を基盤としつつ、より実践的かつ技術的なスキルを選手達へと細かく指導が行われました。スクリーンが絡んだ攻守に加え、3on3や4on4といったよりゲームライクなメニューが増えた練習に、選手達は集中して挑みました。持ち前の高さと速さを活かして1on1大会で優勝した冨永 涼介選手(静岡県・磐田市立豊田南中学校 3年/188cm )は、「前回は準優勝でしたし、優勝したいなと思っていたので、今回優勝できてよかったです」と優勝の喜びを語ると共に、「まだ2回目ですが、合宿は全6回と数が少ないので、その中でも人一番学んで、人一倍成長していきたいです」とコメント。冨永選手だけではなく、各選手が練習を通して新たな知識と技術を獲得し、プレイヤーとしてより高いレベルへ到達しようとチャレンジしていました。

 加えて、今回よりポジション別の専門的なメニューも登場。ビッグマンとシューターの2つのポジションに分かれ、各々のポジションに必要なスキルを学びました。今年度キャンプから追加されたシューターポジションの指導を務める日高 哲朗氏(千葉大学)は、「ドリブル技術を身につけて欲しいです。ボールを受けてシュートというキャッチ&シュートだけでなく、ドリブルで出し抜きシュートに持ち込める技術を身につけたプレイヤーは、相手にとっては非常に守りづらいシューターとなります」と、シュート自体のみならず、シュートを放つ前の動作にも重きを置いたスキル練習が行われました。

 また、フィジカル面のトレーニングもよりハードに。スタミナを鍛えるラントレーニングは勿論、バスケットボール選手として必要な筋肉や体幹を鍛えるための自体重的ウェイトトレーニングに、選手達は汗を流して取り組みました。中学生であり、未だ筋肉が発展段階にある選手達ですが、小山 孟志S&Cコーチ(公益財団法人日本バスケットボール協会)は、「持久力が伸びると一般的に言われている時期なので、まずは持久力的なところを引き上げたい」「高校生になってレジスタンストレーニングが始まった時、すぐにトレーニングを始められるように、自体重レベルの負荷を用いたレジスタンストレーニングを与えています。簡単に言えば、パワーポジションがきちんと取れるだけの筋力をつけたいのです」と、2つの目標を掲げました。成長ざかりの時期である選手達だけに、フィジカルトレーニングは欠かせないものとなっています。

 練習後には、キャンプのもう一つの顔である座学講座も実施。国立スポーツ科学センター(JISS)の 方々主導のもと、スポーツ選手に必要なプレイヤーとしての心理についての講義やシューターの講義を行いました。心理講習では、心理検査(質問紙形式)を用いた自己分析を行い、分析結果を選手同士で見比べたり、ナショナルチーム選手達の心理的特徴と自分自身の結果を比較したりして、自分自身の選手としての強みや課題(心理的特徴)を確認しました。シューターの講義では、NBA選手のシュートフォーム やボールの軌道について映像で確認を行った後、第1回キャンプにて最新の動作分析(モーションキャプチャーシステム)を用いて撮影した各自のシュートフォームやボールの軌道を3Dで多角的に見ることにより、各々が今後の課題について確認しました。
※心理・シューター講習の報告を、下記ダウンロード欄よりご覧いただけます。(PCサイトのみ)

 また、糸満盛晃氏(データスタジアム株式会社)による、パソコンを使った試合分析の実体験などの工程も行われ、普段は中々目にしたり耳にしたりすることのない知識や技術に、選手達も関心を示し、自分のものとして吸収しようと真剣に取り組んでいました。さらにキャンプ2・3日目の朝食後には、教育支援プログラムを設定し、各自が学校から出された課題や受験対策のための学習を集中して行いました。

 15名のメンバーが出揃い、遂に本格的なスタートを切ったジュニアエリートアカデミー(ビッグマン&シューター)の第2回キャンプ。バスケスキル担当のロイブル氏、シューター担当の日高氏、フィジカル担当の小山氏、西村氏から、宿題として自主練習内容が参加選手に手渡されました。今回の3日間で体験し、学んだことを吸収すると共に、「根気強く継続し、母体チームに帰ってからもきちんとやる」(小山S&Cコーチ)ことで、選手達は次回のキャンプにて、より成長した姿を見せてくれることでしょう。
 次回、第3回キャンプは、12月13日(金)~15日(日)に開催されます。


■平成25年度ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン&シューター) 第2回キャンプ 指導スタッフ紹介 ※敬称略

【バスケットボールスキル担当】
トーステン・ロイブル(JBAスポーツディレクター) 、日高 哲朗(千葉大学)、本永 昌生(通訳)

【チームビルディング・ライフスキル】
神田 義輝

【心理カウンセリング担当】
土屋 裕睦(大阪体育大学)、奥野 真由(国立スポーツ科学センター)

【IT(教育支援)担当】
糸満 盛晃(データスタジアム株式会社)、中村 暢也(データスタジアム株式会社)、初野 慧 (データスタジアム株式会社)

【学習支援】
株式会社ベネッセコーポレーション

【フィジカル担当】
小山 孟志(公益財団法人日本バスケットボール協会)、吉本 定明(青山学院大学)、國友 亮佑(江戸川大学)

【トレーナー担当】
西村 航(公益財団法人日本バスケットボール協会)

【栄養指導担当】
小林 唯(公益財団法人日本バスケットボール協会)

【シューティングメカニズム担当】
袴田 智子(国立スポーツ科学センター)、稲葉 優希(国立スポーツ科学センター)

【ジュニアエリートアカデミープロジェクトスタッフ】
佐々木 三男(慶應義塾大学)、村上 佳司(天理大学)
古海 五月(公益財団法人日本バスケットボール協会)、末広 朋也(公益財団法人日本バスケットボール協会)
七川 竜寛(パナソニック株式会社)

【アシスタントコーチ】
木津 聡嗣(岩手県立福岡高校)、谷口 悠希(株式会社ERUTLUC)、宮井 賢治(松江市立女子高校 )
吉田 浩史(東京都立武蔵高校附属中学校外部指導員)、吉元 研吾(町田市立鶴川第二中学校)
伊豆倉 明子(さいたま市立大原中学校)、浦野 瑞久(茨城県立下館第二高校)
長田 大((有)OKスポーツ コーポレーション)、高橋 宏典(静岡県立袋井商業高等学校)
野坂 圭司(神奈川県横浜市 西本郷TAG)
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