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【ウインターカップ2011・開幕直前】高校ナンバー1への道!  Part.2

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2011年12月19日

前回大会で「初優勝」を成し遂げた、男子 福井・北陸高

前回大会決勝戦にて「50得点」を獲得し優勝に貢献した、北海道・札幌山の手高 長岡萌映子選手

 「JX‐ENEOSウインターカップ2011」の開会式まであと3日、本戦スタートまであと4日を迫ってきました。今、出場する選手たちの多くが期待と不安のなかにいることでしょう。ここでは昨年度の大会、「ウインターカップ2010」を振り返ってみたいと思います。

■男子
 前回大会の男子は、大会前から「混戦必至の2010年冬」と呼ばれるほど、突出した優勝候補が見当たらず、混戦が予想されていました。

 実際、大会の幕が開けると、大会3日目から出場となったシード校8チームのうち、実に3チームが敗れる波乱の幕開けとなりました。インターハイ王者で第1シードの東京・八王子が福井・北陸に敗れ、インターハイ準優勝で、前年(ウインターカップ2009・第40回大会)の王者でもあった第2シードの宮城・明成も静岡・沼津中央に敗れています。そこに油断があったわけではありません。勝った両チームに勝つだけの力があったことは間違いない事実ですが、それでもシード校の初戦というのは難しいものがあり、相手は1回戦を戦い、東京体育館の雰囲気に慣れています。しかしシード校は、たとえ前年に出場していたとしても、1年ぶりのウインターカップですから緊張もしてしまうのでしょう。当然、学年も前年から1つ上がっているので、大会そのものに対する気持ちの入れ方も変わってきているはずです。そういったちょっとした気持ちの揺れ動きに「ウインターカップの魔物」は取りついてくるのです。

 そんな混戦の大会を制したのは、八王子を倒して波に乗った北陸でした。古豪で、常に高校男子バスケットボール界をトップから引っ張っているイメージのある北陸ですが、実はウインターカップ初制覇なのです。これまで7度(3月開催時の大会含む)、決勝戦に進みながら、あと一歩及ばず敗れていました。「3度目の正直」ならぬ「8度目の正直」です。もともと昨年の北陸は野本健吾選手(現・青山学院大1年)を始めとしてタレント豊富なチームでしたが、その野本選手ら3年生が最後の大会で一体となり、チームを1つにまとめあげたことが最大の勝因といえるでしょう。

準優勝は福岡・福岡第一高。こちらは4年連続でウインターカップの決勝戦に駒を進めながら、4年連続で涙をのんでいます。今、どこよりもウインターカップを欲しているのは同校かもしれません。あと一歩。そのあと一歩が届きそうで届かない。これもウインターカップの厳しさであり、おもしろさの1つでもあるのです。

 第3位は東京・京北。昨年度いっぱいで学校法人が変わるということで、また地元・東京ということもあって、多くの観客が京北の動向に注目していました。そのなかでの銅メダル獲得は、新たなスタートを切るには悪くない成績だったのではないでしょうか。


■女子
 昨年度の女子は、ウインターカップが始まる前にすでにインターハイ、国体を制していた北海道・札幌山の手が、初の3冠達成なるかに注目が集まっていました。その札幌山の手高を、インターハイ、国体でその後塵を拝した福岡・中村学園女子や神奈川・県立金沢総合などが追いかける展開と予想されていました。

 ベスト8の舞台に名乗りを上げたのは上記の3校に加え、福岡・福岡大学附属若葉、愛知・桜花学園、東京・東京成徳大学、大阪・大阪薫英女学院、愛媛・聖カタリナ女子の5校。その中で、東京成徳大学と聖カタリナ女子は1回戦からの勝ち上がりとなりましたが、そのどれもが全国に名を轟かせる強豪校で、ある意味で順当な勝ち上がりだったと言えるかもしれません。

 逆に言えば、その8校はどのチームにも優勝するチャンスがあったわけですが、結果として冬の女王の戴冠を受けたのは札幌山の手でした。同校にとって初の3冠を達成したわけです。キャプテンの町田瑠唯選手(現・富士通 レッドウェーブ)、本川紗奈生選手(現・シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)、高田汐織選手(現・デンソー アイリス)の3年生トリオが常に補完しあえる存在になりえたことが、3大会で安定した結果を出せた要因の1つでしょう。

今年度の話になりますが、7月にチリで行われた「第9回FIBA U-19女子世界選手権大会」でU-19日本代表が第7位に入り、その大会で町田選手がアシスト王と大会ベスト5を、高田選手が得点ランキングで4位に入ったことからも、その実力は本物であったと言えます。もちろん、昨年2年生ながらチームの得点源だった長岡萌映子(現・3年生)の存在も忘れてはいけないところです。

 準優勝は、インターハイ、国体と同じく中村学園女子。神﨑由香選手(現・早稲田大1年)、打越裕梨選手(現・拓殖大1年)らを中心に「打倒・札幌山の手」を掲げていましたが、最後の最後までその壁を乗り越えることはできませんでした。しかしながら、3大会を通して、きっちりと決勝まで駒を進めたことは賞賛すべき点であり、同校の横断幕にもあるように「努力の上に花が咲いた」ということでしょう。

 第3位は東京・東京成徳大学。2007年の第38回大会から常にウインターカップの決勝まで進み、そのすべてで桜花学園に敗れている同校。ウインターカップ2010では準々決勝でその宿敵・桜花学園を破ると、準決勝で札幌山の手には負けてしまいましたが、最後まで集中力を切らすことなく戦い、銅メダルを獲得しました。

 このように1年経った今でも色あせることのないウインターカップ。その新たな章が23日から始まるわけです。今年は一体どんな名勝負が生まれるのか。高校生たちの熱い戦いに、今年も期待しましょう。


チケット情報
 今大会のチケットは、すでに「チケットバスケット」をはじめ、各プレイガイドにて販売中です。
 チケットの詳細は、チケットページにてご確認の上、お早めにお買い求めください。
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