スクリーンディフェンス:チームとしてスクリーンプレーを守ること
スクリーナーディフェンス:個人としてスクリーナーにマッチアップする選手のこと
ユーザーディフェンス:個人としてスクリーンユーザーにマッチアップする選手のこと
コネクト:ディフェンス(スクリーナー)にくっつくこと
ジャム:スクリーンをコンタクトして、下から押し上げること(スクイーズやプッシュと呼ばれることもある)
タッチ:ハンドオフなどスクリーナーをジャムできない、もしくはジャムするまでもない状況において、スクリーナーを手、または腕の一部で触って、相手の動きを探ること
※ジャムとタッチは、どちらと判断するには微妙なシーンも存在する。映像では、判断がしにくいものをジャム(タッチ)などと表現しているものもある。
オーバー:一般的にファイトオーバーと呼ばれる
コンテイン:スクリーナーディフェンスの方法の一種
映像20_PNR DEF
映像21_ハンドオフDEF
「3x3はアーク外のシュートが2倍の2ptとなるため、基本的に2on2を2on2で解決し、3人目からのヘルプは基本的にしないことは説明した通りです。しかし、それはあくまでベーシックな考え方で、ほぼ100%決められてしまうほどオープンになってしまったダイブに対しては、”状況判断”によりヘルプに行くことがあります。3人目がヘルプに行くのは『パスが出た場合(オンパス)』と決まっています。つまり、パスが飛んだ場合はヘルプに行き、飛ばない場合は行かないという判断です。飛んだ場合は、ヘルプに行きつつトリプルスイッチし、1点も2点も簡単には打たせないことがベストシナリオでしょう。しかし、パスが飛んだ場合は迷いなくヘルプに飛び出す瞬間は訓練の賜物だと感じます」
映像22_オンボールスクリーンDEF_マルチプルスクリーン
映像23_3人目からのヘルプ判断
映像24_オフボールスクリーンDEF_横のスクリーン
▼ダウンスクリーン
▼バックスクリーン
映像25_オフボールスクリーンDEF_縦のスクリーン
映像26_オフボールスクリーンDEF_マルチプルスクリーン
「結局、2on2を2on2で解決するためには、5人制のように『このカバレージで守る』と決めてしまうと難しいわけです。その理由は、どのカバレージにも弱点があって、オフェンスはカウンターとなるアクションを常に狙ってくるからです。男子オランダ代表は、オーバーとスイッチの”判断”を最後の最後までしないので、オフェンスにカウンターアクションする隙を与えないのだと思います。これは鍛え上げられた身体と、数えきれないほどの試合での経験、また同じメンバーでやり続けることで獲得した”阿吽の呼吸”に裏付けられているのではないかと思います。繰り返しになりますが、彼らのスクリーンディフェンスにおけるセンサーは3人目、4人目のヘルプ&ローテーションを前提としてディフェンスをしている5人制の選手のスキルを、遥かに凌駕していると考えています」
映像27_スクリーンDEF_キャンセルスキル
映像28_スクリーンDEF_様々なフットワークが求められる