代表合宿において、高い試合強度を実現するために必要な要素として「コンタクトスキルの向上」をテーマに掲げ、日々のトレーニングに落とし込みながら、実戦に直結する形でアプローチを行った。
日常的に高い意識でコンタクトに取り組めるよう、スポーツパフォーマンスコーチの臼井氏の協力のもと、ウォームアップ段階からコンタクト要素を取り入れたドリルを導入。これにより、身体の準備と同時に「当たる・当てられる」ことへの耐性を徐々に高め、自然と接触ができる身体感覚を養うことを狙った。 また、レスリングのコーチを招聘し、接触時の姿勢・体重移動・相手の力を受け流す技術などを指導してもらうセッションを実施。この取り組みは、体格差のある相手と対峙したときにどう主導権を握るかという実戦に即した技術習得に貢献した。さらに、Wリーグ所属の外国籍選手や男子大学生と練習を共にすることで、通常よりも高いフィジカルレベルでの接触経験を積ませ、試合本番を見据えた強度の体感を目指し、取り組んだ。