オールジャパン2011 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会

社会人2位鶴屋百貨店と近畿代表大阪人間科学大学の一戦。立ち上がり、大阪人間科学大ペースでスタートする。しかし、鶴屋百貨店のアウトサイドシュートが決まり始め、一進一退の攻防となる。試合が大きく動いたのは第3ピリオド、大阪人間科学大がディフェンスからリズムを掴むと、次々と得点を重ね、点差2桁まで広げる。その後も大阪人間科学大は攻撃の手を緩めず、一気に相手を突き放す。対する鶴屋百貨店は立て直しを図るが、大阪人間科学大との差を埋めるには至らずタイムアップ。74－49と大阪人間科学大学が、相手にリードを許すことなく、1回戦を突破した。　
　
第1ピリオド序盤、大阪人間科学大が立て続けに得点を挙げ、流れを引き寄せる。また、攻撃でスクリーンを多用し、シュートまで持ち込み加点する。対する鶴屋百貨店は出だし、なかなか攻め込むことができない。しかし、徐々に攻撃の歯車が噛み合いはじめると、アウトサイドから次々とシュートを放っていく。18－15と大阪人間科学大が一歩リードし第1ピリオド終了。　
　
第2ピリオド、鶴屋百貨店は、積極的にドライブを仕掛けるが、なかなか得点に結びつけることができない。しかし、#14田中が要所で3Pシュートを沈め何とか喰らいつく。一方の大阪人間科学大は、リバウンドをしっかりと物にし、攻撃へと繋げると、#8堀内を中心に、アウトサイド陣が得点を量産していく。37－31と大阪人間科学大のリードは変わらず前半を折り返す。　
　
第3ピリオド、大阪人間科学大は、#8堀内がディフェンスでプレッシャーをかけ、ボールを奪うと、一気にチームは勢いにのる。また、攻撃では#4杉中がスペースに走りこみ得点を挙げ、点差を2桁にする。対する鶴屋百貨店は、ディフェンスを上手くかわしシュートまで持ち込むが、決めきることができず、苦戦を強いられる。54－41と大阪人間科学大がリードを広げ第3ピリオド終了。　
　
第4ピリオド、序盤、大阪人間科学大は、はやいパスワークと相手の裏をかくプレイで相手を翻弄し次々と得点を挙げる。さらに、ディフェンスでは鶴屋百貨店の得点を1桁に抑え込む。一方の鶴屋百貨店は、出だし7分間無得点と、うまくリズムにのることができない。その後立て直しを図るが、タイムアップ。74－49と大阪人間科学大が初戦を白星で飾った。