ポジション別に求められるスキル
JBAは2023年に「Basketball Japan’s Way」を発表した。日本代表選手に求められる指針となる資料である。Japan’s Wayは時代とともに変化していくことも明言されている。ここまでパリ2024オリンピックのテクニカルレポートから見えてきた日本代表選手に求められるスキルを改めて明確にしていきたい。
ポイントガード
トランジションスキル
- 速い展開でボールプッシュができ、自分のスコア、味方のショットをクリエイトできる
1on1
- いつでもペイントタッチができ、チームメイトのショットをクリエイトできる
- スイッチされても、ビッグマンに対してペイントでスコアできる
ピック&ロール
- DEFカバレージに的確にプレーできる
- チームメイトのショットをクリエイトできる
- プルアップ3pt
フィニッシュ力
- コンタクトの中でフィニッシュができる
- フローターショット, エルボージャンプショット
- 3pt
ディフェンス
- バックコートプレッシャー
- 1on1ディフェンス(ボディアップ)
- フィジカルなスクリーンに対してのファイトオーバー
- ポストアップを守れる強さ
映像146_PGに求められるスキル
ウィング
トランジションスキル
- 自らボールプッシュができる
- サイドレーンを走ることができる(ペイントスコアと3pt)
1on1(クローズアウト)
- ペイントタッチから良い判断(ストップ,パス,ショット)ができる
ピック&ロール
- ペイントアタックからスコアができる
- プルアップ3pt
- 味方のスコアをクリエイトできる
オフボール
- オフボールスクリーンから3ptを打てる
- スポットアップで3ptを決める力がある
ディフェンス
- バックコートからプレッシャーをかけることができる
- スイッチしても全てのポジションを守れるオールラウンドな力(サイズ、スピード、フィジカル)
映像147_ウィング(SG:SF)に求められるスキル
映像148_ウィング(SG:SF)に求められるディフェンス力
ビッグマン
トランジションスキル
- 自らボールプッシュができる
- ミドルレーンの先頭を走ってスコアできる
- ウィングを走って3ptを決めることができる
ピック&ロール
- ロールでも、ポップでもスコアができる
- 良いスクリーンをかけることができる、判断ができる
- 味方のスコアをクリエイトできる(ヒットするか、スリップするか)
ポストアップ
- ミスマッチの相手に対して1on1でスコアができる
- ダブルチームに対してパスができる
フィニッシュ
- コンタクトの中でフィニッシュができる
- フローターショット
映像149_ビッグマン(PF:C)に求められるスキル
