パリを振り返って(オフェンス)

オーストラリアのピック&ロール

オーストラリアのPNRは全体2位の効率であった。全体1位のベルギーとは違って、1度のPNRでチャンスができなければ、連続的にPNRを起こしてチャンスを生み出していた。ハンドラーPPPは決して高くなかったが、ディフェンスの対応に応じたカウンターを瞬時に発揮できる遂行力と連続したスクリーンでチャンスを作りだすことで効率的に攻めることができた。オーストラリアはアンダーカテゴリーからの積み上げもあり、システムの中でのPNRのパフォーマスは世界トップレベルである。個人で見ると#13 エジ・マグベゴーに至ってはスクリナーであり、ハンドラーにもなれるオールラウンドな選手である。このような選手がいることで、システムの中で効果的に攻めることができる要因になった。

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映像119_育成年代からのシステムが遂行力につながっている

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映像120_ショーハードカウンター

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映像121_#13 Ezi Magbegorの身体能力とスキルセット

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映像122_ハンドラーにもなれるMagbegor

PNR OFFENSE PPP


PNR ALL OFFENSE
%T PPP RANK PPP FINAL
1 ベルギー 39.9% 0.951 2 0.910 4
2 オーストラリア 32.9% 0.946 4 0.869 3
3 ドイツ 26.9% 0.904 6 0.851 7
4 中国 28.7% 0.877 3 0.894 9
5 アメリカ 21.8% 0.875 1 0.936 1
6 スペイン 33.5% 0.835 7 0.843 5
7 フランス 39.3% 0.780 5 0.868 2
8 プエルトリコ 32.5% 0.713 11 0.707 10
9 ナイジェリア 40.7% 0.694 8 0.791 8
10 日本 36.7% 0.638 10 0.773 12
11 カナダ 26.5% 0.548 12 0.687 11
12 セルビア 27.2% 0.468 9 0.777 6