パリを振り返って(オフェンス)

ポストアップ

一つ意外な数字がある。
それは、ポストのPPPが今大会で最も高かったということだ。もちろん機会数は多くない。ただ、小さなミスマッチでポストを攻めるオプションがあれば、スイッチカウンターの幅は大きくなると考える。

POST UP PPP RANK


POST ALL 1on1 PASS OUT
%T PPP %T PPP %T PPP
1 日本 7.4% 1.158 4.7% 1.083 3.1% 1.125
2 ベルギー 15.1% 1.026 10.4% 1.019 5.7% 0.862
3 中国 9.4% 1.000 6.3% 1.188 3.5% 0.556
3 プエルトリコ 4.1% 1.000 3.3% 1.000 0.8% 1.000
5 ドイツ 13.5% 0.979 10.3% 0.972 3.7% 0.846
6 アメリカ 12.4% 0.853 9.8% 0.796 2.9% 0.938
7 フランス 6.3% 0.848 5.0% 0.731 1.5% 1.125
8 オーストラリア 6.3% 0.844 4.5% 0.826 2.5% 1.077
9 セルビア 11.3% 0.821 9.3% 0.656 2.6% 1.222
10 カナダ 5.1% 0.786 4.7% 0.692 0.4% 2.000
11 ナイジェリア 8.2% 0.759 7.3% 0.769 0.8% 0.667
12 スペイン 8.7% 0.700 5.0% 0.706 3.8% 0.692

髙田は効率よく起点になっていたことが、表の数字から読み取れる。髙田は個人の技術がとても高いことが映像でもわかる。自分よりも低い、もしくは同じぐらいの身長の選手に対して、ポストでアタックできることは世界で戦う上では重要である。その中で髙田は力ではなく、スキルで相手を上回っていた。これは日本人が伸ばす技術のヒントになる。

▶ 動画を見る

映像123_高田のポストスキル

POST INCLUDE PASS


POSS 得点 PPP TO%
#8 髙田 3.0 3.7 1.222 0.0%
#30 エブリン 1.7 1.3 0.800 20.0%
#88 赤穂 1.0 1.3 1.333 0.0%
#3 ステファニー 0.3 0.0 0.000 0.0%
#52 宮澤 0.3 1.0 3.000 0.0%
TEAM 6.3 7.3 1.158 5.3%