パリを振り返って(オフェンス)

ターンオーバー

TOは全体4番目に少ない結果であった。ペイント内での判断をよくするための練習に、多くの時間を割いていた。それは孤立したレイアップをしない、させないために注力するスクリプトの一つの実現に費やした努力だと考える。町田はアシストが世界5番目であったが、ターンオーバーも増える状況だった。相手はローテーションを最小限にするため、ギャップヘルプで対応していた。それは前述したように町田のアシストを防ぐためであり、彼女にアジャストするというリスペクトを感じた。ただし、同じガードの宮崎はターンオーバー数が少ない結果でもあった。無理をしないという宮崎の判断力が光り、もっともペイント内で冷静だった選手と言える。

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映像93_町田のアシスト

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映像94_ギャップディフェンスでターンオーバーが増えた町田

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映像95_成長した宮崎のパススキル

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映像96_ドリブルを止めないことで、ターンオーバーが少なくなった宮崎

INDIVIDUAL TO


POSS PTS PPP 2pt 3pt TO% TO
#13 町田 瑠唯 8.3 4.3 0.520 25.0%
(0.3/1.3)
30.0%
(1.0/3.3)
40.0% 3.3
#30 馬瓜 エブリン 12.7 6.7 0.526 26.7%
(1.3/5.0)
27.3%
(1.0/3.7)
21.1% 2.7
#32 宮崎 早織 10.0 9.0 0.900 50.0%
(2.3/4.7)
30.0%
(1.0/3.3)
13.3% 1.3

OFFENSE TO% Ranking

#
PPP TO% TO
1 プエルトリコ 0.707 12.2% 10.0
2 フランス 0.868 14.0% 12.2
3 セルビア 0.777 15.4% 13.3
4 日本 0.773 16.0% 13.7
5 アメリカ 0.936 16.7% 15.3
6 スペイン 0.843 17.5% 15.0
6 ナイジェリア 0.791 17.5% 15.5
8 ベルギー 0.910 18.1% 15.3
8 中国 0.894 18.1% 15.3
10 オーストラリア 0.869 19.4% 16.5
11 ドイツ 0.851 22.1% 19.3
12 カナダ 0.687 23.6% 21.7