「東日本大震災」被災地復興支援　ＪＸ-ＥＮＥＯＳ ウインターカップ２０１１ 平成23年度 第42回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　第１ピリオド、京北はハーフコートのゾーン、愛知産業大学工業は京北＃４田渡に的を絞ったゾーンディフェンスでスタート。序盤京北は、相手のシュートミスから、得意の展開の速いバスケットに持ち込む。開始１分、京北＃５池田のスティールに愛産大工たまたずアンスポーツマンライクファウルを犯してしまう立ち上がり。浮足立つ愛産大工に対し、京北は＃４のペネトレイト、＃６新川の３Ｐなどで連続して得点をあげ、一気に点差を引き離しにかかる。それに対し愛産大工は＃１８伊澤がミドルシュートを的確に決め、ゲームは落ち着きを取り戻す。残り２分、愛産大工は＃１６志水の３Ｐで同点に追いつく、対する京北もすかさず＃４が１on１からシュートを決めるなど、点の取り合いが続く。１９－１７、京北リードで第１ピリオド終了。　

　第２ピリオド、愛産大工はディフェンスを京北の＃４、＃５に対してフェイスガードし、トライアングルツーで守る。京北は早い展開に持ち込みたいが、愛産大工がオフェンスリバウンドを積極的に取る。共に得点が伸び悩み、残り６分、愛産大工が１回目のタイムアウト。タイムアウト後、京北＃１０北村、愛産大工＃１８がお互いにゴール下で力強いシュートを決める。その後、京北＃６、＃５、＃４の連続ゴールで徐々に点差が広がる。京北はディフェンスにもリズムが生まれ始め、愛産大工のミスを誘う。さらに京北は＃１５浅見のバスケットカウントワンショットで引き離す。愛産大工も＃１６が３Pを決め、喰らいつく。４２－３２、京北１０点リードで後半へ。　

　第３ピリオド、ディフェンスは前半同様、京北はハーフコートゾーン、愛産大工はトライアングルツーで守る。序盤、愛産大工は怒涛の攻撃を見せ、＃１８、＃１５加藤、＃５松尾、＃１７安藤が、連続得点をあげ一気に点差を２点にまで詰める。開始４分、京北後半１回目のタイムアウト。タイムアウト明け、京北は得意の速い展開から得点をあげ、ディフェンスをオールコートのゾーンにチェンジする。その後は京北は＃４の１on１、愛産大工はインサイドを中心にしたプレイと、お互いに持ち味を活かして一進一退の攻防が続く。第３ピリオド終了のブザーと同時に京北＃５が３Pを決め、５８－５２とし、京北リードのまま最終ピリオドへ。　

　第４ピリオド、開始からお互い火花の散るような攻防。愛産大工＃５はゴール下を力でねじ込み、京北は＃４、＃５を中心に速攻で攻める。中々点差が縮まらず、残り５分、６４－６０、京北４点リードの場面で愛産大工タイムアウト。タイムアウト明け、愛産大工はディフェンスをハーフコートマンツーマンにチェンジし、勝負をかける。京北＃１０、愛産大工＃１６が互いに得点を挙げ、今度は京北タイムアウト。点差は４点と変わらず。タイムアウト明け、京北＃５の３P、＃４、＃９川久保が速攻から点数を決め、一気に点差を広げる。互いに持ち味を出し合い、最終スコア８０－７０で京北に軍配が上がった。