東日本大震災復興支援 ＪＸ-ＥＮＥＯＳ ウインターカップ２０１３ 平成25年度 第44回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　興南はマンツーマンディフェンス、対する法政大学第二は2-3のゾーンディフェンス。試合は興南#6のフリースローによる得点から動き出す。先行する興南に対し法政大学第二も#8池下が連続して3Ｐを決めて対抗。法政大学第二#7長瀬がシュートを決めたところで残り4分、16-12興南リード。しかし興南トラベリングの反則を連続で犯し引き離すことができない。第1ピリオドを終了し20-18と興南リードで第2ピリオドへ。　
　興南#12下地、速攻から得点。その後も法政大学第二が攻めあぐんだところから興南は連続で得点し残り7分、26-18と点差を広げる。法政大学第二も興南のミスから得点に結びつけ残り4分には30-24と追撃。しかし興南も#14永吉、#9比嘉のカットインからの得点で次第にペースは興南に傾く。結局、34-24興南リードで試合は後半へ。　
　法政大学第二はディフェンスを1-2-2ゾーンに変えてリズムをつかもうとする。#8池下が3Ｐを決めるも興南も加点し点差は変わらない。法政大学第二の速攻に対し興南がアンスポーツマンライクファール。残り6分、3点差と一気に混戦模様になる。ここから興南#6中村、#5大城の連続得点で47-41。さらにフリースローと#6中村のポストプレイで加点。第3ピリオド54-43とし試合は最終ピリオドへ。　
　興南#6中村のポストプレイがよく決まり残り7分、60-45となったところで法政大学第二タイムアウト。法政大学第二は興南のマンツーマンディフェンスを攻めきれない。興南はその後も#12下地の速攻、#8城間の得点でなかなか点差が詰まらない。法政大学第二はディフェンスをオールコートに広げ反撃。しかし興南もゴール下を確実に決め残り3分、70-55で法政大学第二、2度目のタイムアウト。法政大学第二#14小野の3Ｐに興南#9比嘉も速攻を決め返す。法政大学第二#14小野が3Ｐを決めたところで残り1分36秒、興南タイムアウト。法政大学第二も懸命に3Ｐから逆転を狙うが、興南は確実にボールをキープし79-64で試合終了。興南の堅実なディフェンスからの速攻と、法政大学第二の3Ｐを中心とした反撃がゲームを盛り上げた一戦であった。