Road to PARIS

6月3日からスタートしたパリ2024オリンピックに向けた合宿は、24人の選手からスタートした（数人は5月20日からスタートしていたディベロップメントキャンプからのコールアップ）。ここには28日間の活動しか許されていないNBA選手の八村と渡邊は含まれていない。この24人による、NBA選手を除いた実質10枠を争う熾烈なトライアウトだった。事前に組まれた強化試合に向けてコンディションを調整しつつも、いつ脱落するか見えない選手たちの練習に取り組むエネルギー、一つひとつのプレーのインテンシティは非常に高く、コーチ、トレーナーは常にコミュニケーションを図り、怪我人が出ないように練習のボリュームをコントロールしていった。

最終メンバー12人は、国内最後の強化試合となった韓国戦後に決定された。全員が3ptを武器にできることが前提となるホーバスジャパンのロスターだが、一方でインサイドでのディフェンスやリバウンドという課題を抱えており、両サイドでのバランスを考えたロスター構成となっている。

また、本大会前のおよそ10日間に及ぶヨーロッパ遠征では、3つの国で3試合の強化試合が組まれていた。万が一、その期間中に怪我人が出ることに備え、川真田、佐々木の2人をリザーブ選手として本大会まで帯同した。

パリ2024オリンピック開幕までの強化期間