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2026年度バスケットボール女子U17日本代表チーム「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026」大会結果のお知らせ

2026年7月21日

u17

 公益財団法人日本バスケットボール協会(会長・島田慎二:以下「JBA」)は、先般7月11日(土)から7月19日(日)までの期間、チェコ・ブルノで開催された「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026」が閉幕し、女子U17日本代表チームの最終順位が7位に確定したことをお知らせいたします。
 また今大会において、竹内みや選手(桜花学園高校 3年)が大会ベスト5(All Star 5)に選出されました。日本人選手の選出は、2012年大会以来14年ぶりとなります。

■FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026 大会概要
【大会名】FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026
【英語表記】FIBA U17 Women’s Basketball World Cup 2026
【大会期間】2026年7月11日(土)〜7月19日(日)
【開催地】チェコ・ブルノ
【大会公式サイト】https://www.fiba.basketball/en/events/fiba-u17-womens-basketball-world-cup-2026

【グループ分け】
グループA:コートジボワール、オーストラリア、ラトビア、アメリカ
グループB:ドイツ、メキシコ、中国、スペイン
グループC:日本、チェコ、スロベニア、コロンビア
グループD:エジプト、イタリア、カナダ、ニュージーランド

【試合結果】日本戦のみ記載。
<予選ラウンド>
7月11日(土)  日本 70 – 48 コロンビア BOXスコア
7月12日(日)  日本 89 – 59 スロベニア BOXスコア
7月14日(火)  日本 69 – 49 チェコ BOXスコア
<順位決定トーナメント>
7月15日(水)  日本 80 – 53 エジプト BOXスコア
7月17日(金)  日本 64 – 70 オーストラリア BOXスコア
7月18日(土)  日本 52 – 77 ニュージーランド BOXスコア
7月19日(日)  日本 54 – 45 スロベニア BOXスコア

【最終順位】
1位:アメリカ
2位:スペイン
3位:オーストラリア
4位:カナダ
5位:ニュージーランド
6位:中国
7位:日本
8位:スロベニア
9位:エジプト
10位:イタリア
11位:ラトビア
12位:コロンビア
13位:ドイツ
14位:チェコ
15位:メキシコ
16位:コートジボワール

【個人成績】日本人選出選手のみ記載。
All Star 5:竹内 みや (桜花学園高校3年)
(参照) FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ歴代記録

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《大会振り返りコメント》
■鈴木 良和 ヘッドコーチ:
「チェコ・ブルノで行われたFIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026が終了しました。日本時間では遅い時間帯の試合もありましたが、皆様からの応援のおかげで、最後まで戦い抜くことができました。心より感謝申し上げます。9日間で7試合というタフな日程の中、大きな怪我人を出すことなく戦い抜けたことに安堵しています。
 選手たちにとっては初めてのワールドカップであり、初めて経験するタフなレギュレーションでもありました。その中で、全員がベストを尽くして戦ってくれました。チームの雰囲気も素晴らしく、全員がチームのために献身的にハードワークできるチームでした。このチームを心から誇りに思います。
また、この大会を無事に戦い終えることができたのは、チームスタッフ全員の献身的なサポートがあってこそです。改めて感謝を伝えたいと思います。
 メダル獲得を目指して挑んだ大会でしたが、最終結果は7位となりました。目標には届かなかったものの、予選ラウンドを全勝で突破し、ベスト4をかけたオーストラリア戦では、あと1ゴールというところまで相手を追い詰めることができました。翌日のニュージーランド戦では、前日の敗戦から心身ともに立て直すことができず、連敗を喫しました。
 しかし最終戦では、予選で対戦したスロベニアとの再戦に勝利することができました。国際大会において、同じ相手に2度勝つことは本当に難しいことです。その中で、選手たちは最後まで本当によく頑張ってくれました。勝利で大会を終えることができたことを心から素晴らしく思いますし、選手たちを誇りに思います。

【チームが目指したバスケットボール】
このチームが目指したバスケットボールのテーマは、以下の3つでした。
⚫︎フルコートでのプレッシャーディフェンス
⚫︎速い展開からのペイントアタック
⚫︎停滞せず、アクションし続けるオフェンス

 私は2021年から2024年まで、女子日本代表のアシスタントコーチとして世界と戦い続けてきました。その中で、日本が海外の強豪国と戦う際に、どこが強みで、どこが弱みなのか、そしてどのように戦えば世界の強豪を倒せるのかを、当時の代表スタッフと日々研究してきました。
その研究で得た内容と、U17代表メンバー一人ひとりの特徴を踏まえ、このチームにとっての勝ち筋となるコンセプトを導き出しました。
 パリオリンピック決勝のUSA対フランスの試合は、非常にフィジカルでインテンシティの高いディフェンスのゲームでした。日本が世界と戦うためには、フランス以上の強度でディフェンスができなければ勝てないと感じました。また、オフェンスが停滞すると、サイズやフィジカルで上回る相手に対して非常に不利な展開になります。
 そのため、停滞せずに次々とペイントアタックを狙い続けるバスケットボールを目指しました。その中で、良い判断をすること、正確なスキルを発揮することを重視し、合宿期間中は「ビタミンドリル」という反復メニューに取り組んできました。

 さらに、9日間で7試合という過酷なスケジュールの中では、アウトサイドシュートに頼るゲームメイクだけでは勝敗が不安定になってしまいます。そこで、いかにペイント内でのフィニッシュを増やすかをテーマに、スロットドライブとレイアップのスキルアップにも取り組んできました。
また、最終的にはスイッチに対する攻防が中心になると考えていたため、スイッチカウンターと上記のコンセプトを結びつけながら戦術を組み立ててきました。この点については、一定の成果を上げることができたと思います。
 ゾーンの攻略については、これから細かい数値的な評価を行う必要があります。ニュージーランド戦では大きなブレーキとなりましたが、ゲーム内でアジャストしきれなかった私の責任が大きいと感じています。それ以外のチームのゾーンに対しては、それほど苦しめられた印象は持っていません。もちろん、シュート力は今後さらに向上させていく必要がありますし、日本が世界と戦ううえで最も重要な技術の一つであると考えています。

【大会を通じて見えた成果】
 結果として、2ポイントフィールドゴール成功率は全体4位となりました。サイズで劣る中でも、果敢なペイントアタックを実行できたのではないかと思います。また、フリースロー成功率とターンオーバーの少なさは、ともに全体1位でした。
 フリースローについては、初戦では成功率が60%にとどまりましたが、シュートアラウンドでの取り組みなどを変更したことで、立て直すことができました。ターンオーバーの少なさについては、オフェンスのコンセプトを選手全員が理解し、遂行できたことが、この結果につながったのではないかと思います。
 ただし、これらの成果は代表活動中だけで向上しきれるものではありません。各選手が所属チームで日頃から積み重ねてきた育成の成果が、その土台にあることは言うまでもありません。

【今後に向けた課題】
 一方で、リバウンドについては16チーム中15位という結果となり、非常に苦しいものとなりました。ボックスアウトの練習にはかなり意識的に取り組んできましたが、海外の選手たちとのフィジカルなリバウンド争いに対抗するには、まだ十分ではありませんでした。果敢にコンタクトした結果、ファウルを吹かれる場面も多く、引き続きサイズ差を埋めるための努力を続けていく必要があると感じています。
 また、ニュージーランド戦では、私たちの弱点に対して、相手の強みをぶつける形で戦略的に対策されました。その試合を通じて、さまざまな課題を抽出することができました。これらの課題を整理し、今後のアンダーカテゴリーのチーム活動に活かしていきたいと思います。

【選手たちへの期待】
 竹内選手が大会ベスト5に選出されたことも、非常に誇らしい出来事でした。7位のチームからベスト5に選ばれるということは、それだけ大きなインパクトを世界に与えることができた証だと思います。
 アンダーカテゴリーの代表活動には、勝利を目指すことはもちろん、将来のフル代表につなげる育成という目的もあります。竹内選手をはじめ、このチームの中から1人でも多くの選手が将来の日本代表選手として成長し、日本のバスケットボール界を引っ張っていってくれることを期待しています。

【大会を終えて】
 今回敗れたオーストラリアがスペインと拮抗した準決勝を戦い、さらにカナダとの3位決定戦でも高いレベルの試合をしていたことを見ると、私たちもそこにチャレンジできるだけの準備はできていたのではないかという実感があります。
一方で、世界の上位国に勝ち切るためには、まだ乗り越えなければならない課題も明確になりました。

 今大会で得た成果と課題を次につなげ、今後のアンダーカテゴリーの活動、そして日本バスケットボールの未来に活かしていきたいと思います。」

■細澤 幸生 キャプテン(大阪薫英女学院高校3年):
「今大会を通して、日本らしいスピードを生かしたバスケを展開し、素早い切り替えからのスイッチカウンターや、前線から強度高くプレッシャーをかけるディフェンスは、多くの場面で通用しました。自分たちの持ち味を発揮し、相手にプレッシャーを与えながら試合を進められたことは、大きな自信につながりました。
 一方で課題も見つかり、オフェンスではシュートの精度や攻撃が停滞した場面があり、特に相手のゾーンディフェンスに対する攻め方に改善の必要性を感じました。また、ディフェンスでは試合を通して高い強度を維持し続けることや、リバウンドで競り勝つことが課題として挙げられました。一試合ごとに課題と向き合いながら、チームとしても個人としても大きく成長することができました。試合を重ねる中で、お互いに声を掛け合い、苦しい場面でも全員で粘り強く戦う姿勢を貫けたことは、チームの大きな成長につながったと感じています。
 オーストラリアという強豪国相手に、最後まで接戦を繰り広げ、日本バスケの素晴らしさや世界と戦うことの楽しさを実感し、ワールドカップは12人にとって、とても貴重な経験となりました。」

■竹内 みや 選手(桜花学園高校3年) :
「今大会を通して、自分達が今世界でどこまで戦えるのかという現在位置を確認でき、自分達の将来にも繋がる最高の大会になりました。チームとしても個人としても毎試合対戦国が変わり常に適応していく難しさがありました。その中で『相手チームに対しての戦術的理解』や『コーチ陣から求められていることの遂行力』といった部分の不足が課題となり、大きな学びにもなりました。
 一方で、そうした世界と戦う難しさを知っていく中で、自分達は常に全員が同じ目標を持ち、その目標に対して全員が同じ熱量を持って常に勝利に本気であり続けられました。だからこそ、試合を重ねる中で間違いなく自分達は成長出来たと感じていますし、これからも成長し続ける事ができると思います。
 
 また個人としてはオールスター5という成績を残せた事は素直に嬉しいですし、この成績を残せたのは、チームメイト、コーチ陣やスタッフの皆さん、応援してくださった方々がいたからこそであり、心から感謝したいです。
ただ、このような賞をいただきながらも、まだまだ自分の力不足を感じる大会でもありました。『ポイントガードとしてのIQや、ゲームメイク、シュート精度、マインドセット』など色々なところで課題が多く見つかり、良い学びとなりました。
 この当たり前ではない素晴らしい環境で試合をさせていただき、普段は感じる事ができないような経験ができました。これを必ず今後に活かして日本の勝利に貢献できるよう頑張っていきます。」

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