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【レポート】女子日本代表『第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)』第5次・第6次強化合宿 三浦舞華&佐藤多伽子選手「よりコミュニケーションを」

2026年8月26日

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 『第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)』(9月開催)に出場予定の女子日本代表は、8月14日(金)〜19日(水)に第5次強化合宿、続いて23日(日)~8月25日(火)の期間には第6次強化合宿を行いました。

 アジア競技大会メンバー決定後に行われた前回の第4次強化合宿では、本格的にチームの方針やバスケットボールスタイルなどをスタッフと選手とが共有。そして第5次強化合宿では「チームのコンセプトをより詰めていく作業をしながら、プラスアルファーの動きを取り入れています」(大神雄子ヘッドコーチ)と、前回からの継続とともに新しい動きやルールを増やしながらの合宿となりました。

 そのため「今は混乱しているところもあると思いますが、今のうちにそういう状態になった方が後にやるべきことが明確化されると思っています。新しいことを少し入れることで、こちらとしてはあえてコンフューズ(混乱)させているところもあります」と、大神ヘッドコーチは言います。

 実際に三浦舞華選手も「前回の合宿とは少し違う内容のディフェンスが入ってきて混乱することも多くなりました」と、指揮官のいう『コンフューズ』を感じているようです。ただ同時に、「そこでのミスも増えてしまってはいますが、それで終わらせずに『今はこうだよね』と言ったような話ができるようになったことは成長かなと思います」と、混乱の中でもそれを打開しようと選手たちでコミュニケーションを取りながら練習ができていることに手応えも感じていて、その言葉通り、練習では選手それぞれがプレーについて意見を言ったり、確認し合ったりする姿が多く見られるようになりました。

 そのコミュニケーションに関しては、三浦選手は特別な思いで第5次強化合宿を迎えたようで、「前回の強化合宿(第4次)はアジア競技大会のメンバーが決まって初の合宿だったのですが、選手個々は上手なのに、まだまとまっていない感じがしました。私自身はそれがもったいないとも感じていたので、今回(第5次)の合宿ではディフェンスのルールが新しく入ってきたこともあるし、よりコミュニケーションを取ろうと思っています。プレーの精度を高めることも大事ですが、一番はチームワークを良くしたいという意識で合宿に臨んでいます」と、話します。

 そしてチームの状況を「(昨年の)ユニバーシアードのときのメンバーも多く、普段はとても仲が良いけれど、コートに入ったら言い合える仲。(年齢が)上の方たちも優しいし、思ったことを言ってくれるので、上下関係なく言いやすい環境ではあると思います」とも語りました。

 三浦選手同様に、「ディフェンスのレパートリーが増えて、細かいローテーションやポジションなど、コミュニケーションがすごく大切だと感じています。いろいろなチームから選手が集まっているからこそ、コートの中での少しのミスをチームとして解決するために全員でコミュニケーションを取ろうとしていて、そこはやりやすさがありますし、私自身もコミュニケーションを取っていこうと思っています」と、コミュニケーションの必要性を口にしたのは佐藤多伽子選手です。

 佐藤選手は、Wリーグではプレステージ・インターナショナル アランマーレ(アランマーレ秋田)に所属しており、Wリーグのフューチャーリーグからは唯一の女子日本代表メンバー選出となりました。

「フューチャーリーグのチームから一人だからこそ頑張りたいという思いはあります。(他選手がプレミアリーグのチーム所属のため)Wリーグでは別のリーグになるので、今はいろいろな選手の良いところを見て、学ぶところがたくさんあるので自分の成長にもつなげていきたいと思っています」と、日々チームメイトからは刺激を受けているようです。そして女子日本代表における自身の役割を「ディフェンスでプレッシャーかけること、オフェンスでは3ポイントシュートやカッティングで合わせることが強みではあるので、そこでしっかりチームに貢献できるように頑張りたいです」と、語りました。

 所属するトヨタ自動車アンテロープスで得点源を担う三浦選手は、女子日本代表でも「得点を取ること」を役割と言い、「チームの得点が止まっているなというときは、いい意味でセルフィッシュになって点を取りに行き、流れを作っていきたいと思っています。まずトランジションでディフェンスからオフェンスに変わったときに、ガードがディフェンスを引き寄せながらくれたパスについては、ノーマークだったら迷わず打つこと。センターがスクリーンをかけて自分のディフェンスをはがしてノーマークにしてくれる場面も多いので、そういったシュートも絶対に決めたいです。それと、ディフェンスでは粘り強く頑張ってチームを鼓舞していきたいです」と、意欲を見せます。

 チームは、8月25日(火)から30日(日)にかけて『第45回ウィリアム・ジョーンズカップ』※(開催地:チャイニーズ・タイペイ)に出場します。

「ストレスが掛かった状態で自分たちのバスケットボールを何分間出来るのかといったことはゲームの中でしか感じられないものだと思います。あとはゲームマネージメント。クォーターの入りや終わり、4クォーターの残り2分などといったように、そこは私も含めてチームとして何ができて何が足りないのかをゲームを通して確認したいです。全体的に実際のゲームでしか出ないものを見ていきたいし、トライ&エラーで戦っていきたいと思います」と、大神ヘッドコーチは貴重な実戦の場として捉えています。

 女子ユニバーシアード代表として過去2年、連続で同大会に出場している佐藤選手は、「ディフェンスを前からプレッシャー掛けるなど、エナジーを持ってやっていきたいです。(ウィリアム・ジョーンズカップには)3大会連続で出させてもらいますが、これまで優勝をしてきているので、今回も優勝を目指しつつ、これまでやってきたことを出せるように頑張ります」と、抱負を語りました。

 『第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)』まであと1カ月に迫った中、「インテンシティやエナジーの出し方、一つのものに対する選たちの努力などはすばらしいと感じていて、前回の強化合宿から一つギアが上がった感じはします」と、大神ヘッドコーチ。

 平均年齢24.2歳(8月25日時点)。成長を続ける若き女子日本代表は、アジアでの頂点を目指し、練習、そして試合を通してさらなる強化を図っていきます。

※大会概要
【大会名】第45回ウィリアム・ジョーンズカップ
【大会期間】2026年8月25日(火)~8月30日(日)
【開催地】チャイニーズ・タイペイ
【会場】Xinzhuang Gymnasium
【試合日程】 ※日本戦のみ記載
 8月27日 日本 vs レバノン
 8月28日 日本 vs チャイニーズ・タイペイ
 8月29日 順位決定戦
【大会公式サイト】https://jonescup.meetagile.com/