ニュース

3×3女子日本代表:第1次強化合宿レポート「3×3は大好きなので合宿に呼んでいただいたことに感謝」田中平和選手

2026年3月5日

3x3から学び、Wリーグで培ったプレーを還元する野口さくら選手

現在FIBAランキング国内トップに立つ田中平和選手

 これまでの「8」から「12」へと出場枠が拡大したロサンゼルス2028オリンピックへ向け、3×3女子日本代表は3月1日から4日までの期間、第1次強化合宿を実施しました。3×3は国内外で開催される様々な大会へ出場し、その結果によって個人ポイントを獲得。国内ランキング上位20名の合計値により、国別FIBAランキングに反映されます。2025年12月1日から1年を通した2026シーズンと、同じく2026年12月1日からはじまる2027シーズンの2年分の合計獲得ポイントによりランキングが確定。2017年12月には、開催国のアメリカを含めた6チームにオリンピックへの切符が与えられます。残る6枠を争うオリンピック世界予選への出場権も、ランキングによって決まります。

 開催国を除く最初に決まる5チームはアメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸にそれぞれ1枠。そして、日本が属するアジア・オセアニア大陸は2枠あり、必ずアジアから1ヶ国出場する条件として盛り込まれています。現時点でのランキングは中国、モンゴルに次ぐ3位ですが、3×3女子日本代表にとっては追い風であり、『ストレートイン』でのオリンピック出場が目標です。

 ポイントを獲得しなければランキングを上げることはできないため、今シーズンの3×3活動は大幅に増加します。それに備えるべく、「選手層を厚くしたい」と前田有香ヘッドコーチは29名と多くの候補選手を招集しました。昨年までは直近の大会へ向けた選手選考と強化を担う合宿でしたが、「ロサンゼルス2028オリンピックに向けた戦いがもうはじまっており、これからの2シーズンが本当に大事になってきます」と述べ、目標へ向けた取り組みとなります。FIBA 3×3アジアカップ2026(4月1日〜5日/シンガポール)、FIBA 3×3ワールドカップ2026(6月1日〜7日/ポーランド)、FIBA 3×3ウィメンズシリーズ2026(5〜9月)、FIBA 3×3ユース・ネーションズリーグ(未定)、FIBA 3×3 U23ワールドカップ(9月15日〜19日/中国)、さらに9月21日から愛知県名古屋市で開催される第20回アジア競技大会を含めた複数のチーム構成を鑑み、幅広い世代を集めて強化を行いました。

 現在FIBAランキング国内トップに立つ田中平和選手(トヨタ自動車アンテロープス)。昨年は3×3女子U23日本代表として、FIBA 3×3ユース・ネーションズリーグで優勝し、FIBA 3×3 U23ワールドカップ2025へ出場。惜しくもメダルには届きませんでしたが、伊波美空選手(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)、花島百香選手(ENEOSサンフラワーズ)、近藤 京選手(アイシン ウィングス)とともに世界4位の好成績をおさめました。「3×3は大好きなので合宿に呼んでいただいたことに感謝しています」と話す田中選手は、3×3女子日本代表に選ばれ、常に結果を残すことにフォーカスします。

 昨年までの2シーズンを3×3女子U23日本代表として活動した田中選手は、3×3のルールや特有の戦術などを習得。しかし、ポイントについては理解できておらず、現在国内1位にいることも「頭の片隅にもなかったです」と話します。今合宿でのミーティングで、あらためて国際大会で勝つことの重要性を説明され、「昨年出場した大会がそんなにポイントが高いのかを知りました。どんな大会に出て、どうポイントを獲るか、それによっていかにオリンピックへつながっていくかということをはじめて知ることができました」と述べ、結果にコミットします。難しいレギュレーションですが、これから出場する大会に勝つことで獲得できるポイントを知れば、よりモチベーションは高くなることでしょう。

 2019年、FIBA 3×3 U18ワールドカップで5位、2022年、FIBA 3×3ネーションズリーグ ファイナルで7位とアンダーカテゴリーで世界と対戦してきた野口さくら選手(アイシン ウィングス)が、約4年ぶりに3×3女子日本代表合宿へ参加。合宿中は「楽しかったです。自分自身の個を生かせるのは3×3の方が多いのかなと思います」と力を発揮。国内トップ20のうち15人が参加した今合宿では、至るところでコミュニケーションを取り、それぞれの経験を伝え合います。久しぶりに3×3に挑む野口選手は、「3人制ならではのスクリーンのかけ方は、5人制でも生かせることがあるとすごく感じています。だからこそ、5人制で培ったプレーを3人制に落とし込める部分もあり、自分からも発信していきました。3人制の良い部分を5人制にも生かしていきたいです」とお互いに学びながらレベルアップを図りました。

 3×3専任選手、Wリーグ、大学生などすべてのカテゴリーが集結し、女子バスケ一丸となってロサンゼルス2028オリンピック出場を目指す最初の合同合宿が終了しました。本日のオフを経て、明日3月6日(金)から3×3女子日本代表だけの強化合宿を続けて実施します。