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【レポート】女子日本代表「FIBA 女子ワールドカップ2026 予選トーナメント」日本 65-77 ハンガリー:日本代表が目指す『ペース&スペース』を体現するも逆転負け
2026年3月12日
「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026 予選トーナメント」がトルコで開幕
チームハイの15得点を挙げた#23 山本 麻衣 選手
3月11日(水)、「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026 予選トーナメント」がトルコ・イスタンブールで開幕。女子日本代表は初戦でハンガリー代表と対戦しました。
ティップオフからコーリー・ゲインズヘッドコーチが掲げる『ペース&スペース』を体現する日本代表は、素早くボールを動かすことで相手を走らせ、シンプルにスクリーンを使ってチャンスを作ります。平下愛佳選手と田中こころ選手が立て続けに3ポイントシュートを決め、選手を次々と入れ替えることで走力を高いレベルで保ち、ベンチから出た山本麻衣選手が速攻からレイアップに持ち込みます。宮澤夕貴キャプテンの3ポイントシュート、朝比奈あずさ選手の連続得点と、試合開始から約5分で19-11とリードを奪いました。
しかし、ハンガリーは見事なアジャストを見せます。まずは日本のペースに振り回されながらも走り続けたこと。その上でピックに対して粘り強く追いかけたり、スイッチでズレを作らせないなどディフェンスを素早く修正しました。
これに対して日本はアジャストをやり返せません。山本麻衣選手は試合後、「第1クォーターはすごく良い流れで入ることができましたが、ハンガリーの対策に対して自分たちの足が止まってしまいました」と、この流れの変化を振り返りました。
速いペースは保っていましたが、スペースを上手く作り出せずにボールムーブが停滞。こうなるとハンガリーの高さが生きてきます。ハンガリーのエース、ドルカ・ユハス選手を止められず35得点を奪われ、粘り強く守ってもリバウンドを取りきれません。さらには髙田真希選手、渡嘉敷来夢選手とインサイドが揃ってファウルトラブルとなり、プレーの強度を落とさざるを得なかったことも反撃を難しくしました。
ゲインズヘッドコーチは「リバウンド以上の要因があると感じます」と、苦しい時間帯を分析します。「ボールを素早くフロントコートへ運んで攻撃に移れなかったことが、ドミノ倒しのように悪い影響を及ぼしました。また、相手にフリースローを与えると、その間に一息つくことができます。相手はペースを落とし、コミュニケーションを取り、休むことができるのです」
それでもヘッドコーチは「この試合から得た最大の収穫は、私たちが決してあきらめなかったことです」と、終盤に追い上げた選手の粘り強さを称えました。初戦は悔しい逆転負けとなりましたが、簡単な戦いにならないことは覚悟の上です。残り4試合での巻き返しに全力を注ぎます。
「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026 予選トーナメント」の第2戦は3月12日の20時30分ティップオフ(日本時間)。相手はオーストラリア代表です。
■山本麻衣選手 コメント
「私たちにとってこの初戦は本当に重要な試合でした。その強い覚悟を持って臨みましたが負けてしまい、悔しい気持ちはもちろんありますが、すでに前を向いています。個人的にはガードとして出る時間帯もあって、第4クォーターのターンオーバーはすごく申し訳ないと思っています。あそこで点を取るか取られるかで点差が開いてしまったので、しっかり修正したいです。一方でセカンドユニットとしてゲームの流れを読んで、出だしでしっかり得点に絡めた部分ではチームに良い勢いをもたらせました。自分たちのペイントアタックや3ポイントが決まらない時にどうするか、明日の試合にしっかり繋げていけたらと思います」
■平下愛佳選手 コメント
「試合には負けてしまったのですが、3ポイントやスピードはすごく通用すると感じました。個人的には走ってのレイアップを2本、自分の好きなスタイルで得点できたのは良かったです。ただ、リバウンドでセンターに任せきりになって自分から飛び込んでいけなかったので、そこはしっかり修正します。こうして日本代表として試合に出られるのはすごくありがたいことで、その中でしっかり自分の良さを出さなければいけません。今自分にできることを精一杯やって、感謝しながら、そして楽しんでプレーしたいです」
