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【レポート】女子日本代表「FIBA女子ワールドカップ2026 予選トーナメント」日本 71-81 オーストラリア:華麗なオフェンスで主導権を奪うも終盤に失速、悔しい連敗に
2026年3月13日
10アシストをマークした#13 町田 瑠唯 選手
ブザービーターとなる3Pシュートをきめた#26 田中 こころ 選手
3月12日(木)、女子日本代表は「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026 予選トーナメント」の第2戦でオーストラリアと対戦しました。
試合開始直後にオーストラリアに3ポイントシュートを立て続けに決められ、0-8からのスタートとなりましたが、日本代表は人とボールを素早く動かす『ペース&スペース』のバスケを遂行します。前日のハンガリー戦では相手のアジャストで攻め手を封じられましたが、その反省からオフェンスに変化を加えました。
一つ走って終わりではなく、そこでズレを作り出せなければすぐさま状況判断をして次のアクションに移ります。その時のフロアバランスを見て次に走るスペースを見いだし、それが2人、3人と連動することでオフェンスは流れるように進み、オーストラリアのローテーションを振り切ります。
山本麻衣選手がゴール下に走り込む今野紀花選手にパスを入れ、今野選手はリムを攻める姿勢を見せながらキックアウト、外で待つ宮澤夕貴選手が決めた3ポイントシュートは、複数の選手による意思疎通しながらの連動が見事に噛み合った得点でした。
第2クォーターに入ると日本はさらにペースを上げます。『ペース&スペース』の中心となったのはポイントガードの町田瑠唯選手で、シュートタッチが好調の平下愛佳選手とのホットラインが立て続けに決まります。この時間帯、オーストラリアは日本の走力に振り回されてリバウンドを追えなくなり、高さのアドバンテージを発揮できなくなります。そこで朝比奈あずさ選手がセカンドチャンスを押し込む積極的なプレーも光りました。
第3クォーターに日本のペースはやや落ちますが、山本選手の連続得点、また田中こころ選手のブザービーターなどシュート力でカバーし、67-58とリードを保ちます。
しかし、第4クォーターに日本は失速します。オフボールの動きが単発になり、町田選手がボールを持ってもパスコースがなくボールが動きません。ペースが落ちるとオーストラリアの高さの脅威が復活します。これに対して粘りのディフェンスで食い下がるも、残り約4分に見事なボールムーブから左コーナーからの3ポイントシュートを立て続けに決められて同点に。タイムアウトでも悪い流れを断ち切れず、さらに2本の3ポイントシュートを許して一気に突き放されました。最終スコア71-81で、悔しい負けを喫しています。
コーリー・ゲインズヘッドコーチは、「第3クォーターまでは早い展開のバスケができていましたが、第4クォーターでペースが落ちて勝ちきれませんでした。勝つには40分間ペースを保つことが必要です」と敗戦を振り返りましたが、今後について前向きな姿勢を失ってはいません。
「ポジティブな要素は多いです。最もタフな2チームとの対戦はもう終わりました。ここからの3試合が重要ですが、チームの成長が見られましたし、勢いも落ちていません。修正すべき点は修正できていました。今日見せたようなプレーを続けていけば問題ありません」
グループフェーズ第3戦の相手は開催国のトルコ代表。中1日の休養日を挟んで3月14日(土)の深夜、26時30分(日本時間)にティップオフとなります。
■町田瑠唯選手 コメント
「前半の途中までは日本のペースでできていたのですが、後半から少しミスが出てしまい、相手に得点されたタイミングでペースダウンしてしまいました。そういう時こそペースアップして、第4クォーターにも日本が走りきれるようにしたいです。個人的には3ポイントシュートが多くなったタイミングでペイントタッチを増やしたり、少し違う攻め方を試みるべきだったと思います。自分自身、得点に対する意識ももう少し増やしていきたいと感じています」
■平下愛佳選手 コメント
「残念ながら負けてしまいましたが、日本のスタイルであるアップテンポなペースや3ポイントシュートは見せられました。これを次の試合でも継続していきたいです。試合は続いていくので、私たちも前を向かなければいけません。落ち込んでいる時間はないので、ネガティブな要素は捨てて、ポジティブな面を次の試合に繋げて成長し続けたいです」
