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【レポート】男子日本代表 ディベロップメントキャンプ レポート「しっかり結果を出して、チームに貢献できる選手に」山﨑一渉選手

2026年6月14日

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第1次強化合宿を行っている男子日本代表は、6月8日から14日の日程で「アジア競技大会選考 / ディベロップメントキャンプ」と題した第1次強化合宿を行っています。今回の合宿で主に指揮を執る吉本泰輔アシスタントコーチは、『Get Better』(成長する)と『Embrace Competition』(競争を楽しむ)という2つのテーマを掲げています。

ディベロップメントキャンプと銘打った合宿で、成長はもちろん「コートに入れば競争です。レベルが上がる中でもその競争を楽しめるように。誰かから与えてもらうのと自分で勝ち取るのでは違うので、この2点を強調していきたい」と吉本アシスタントコーチはその意図を説明します。

23歳でも代表経験豊富な金近廉選手は、この2点にフォーカスしており、「厳しい競争になりますが、この夏にもう一回チャレンジして、しっかりと自分のポジションを勝ち取れるように。一つひとつの練習でしっかりと成長していけたらと思います」と、代表活動への意気込みを語ります。

B.LEAGUEの長いシーズンが終わって、ほとんど休む間もなくディベロップメントキャンプから代表活動が始まりましたが、「シンプルにバスケが上手くなりたい思いがずっとありますし、できることはもっとたくさんあると思っています」と金近選手は言います。

「全員そうだと思いますが、学生の頃には何でもできた自分がいて、レベルが上がっていくにつれてできないことが増えて、その中で一つひとつ成長することを繰り返してきました。僕にとってはB.LEAGUEでの3年間で今シーズンが一番良かったと思っていますし、代表に限らずシーズンを通して成長したいと思っています。今回も他のB.LEAGUEの選手ができない経験ができていますし、国際試合も成長できる機会だと思っているので、楽しみながら成長していきたいです」

今回の若手中心の強化合宿では、リーダーシップも発揮していくつもりです。「威張るのは得意じゃないので(笑)、みんなと一緒に楽しくやっていきたいです。ポジティブな声掛けだったり行動を自分が心掛けて、それがチームに広がっていけば、全体として良い練習ができると思います。日本代表が強くなるには、個人じゃなく組織として強くなる必要があるので、そういうところも意識しながらやっていきたいです」

これまでアメリカの大学でプレーしていた山﨑一渉選手は、秋からB.LEAGUEに挑戦します。「環境が変わるタイミングで、その前に代表活動があるのは難しいところもありますが、代表での経験は他ではできないものなので、しっかり吸収して上手くなりたいです。日本代表としての活動をちゃんとやったのは去年が初めてでしたが、その経験から学べたことで大学で良いシーズンを送ることができました」

「アメリカに行っていろんなことを経験し、大きなケガも乗り越えて、4年間頑張って昨シーズンに結果を出すことができたことは自分を褒めてあげたいです。でも日本に帰って来て、B.LEAGUEもレベルが高いので難しい挑戦になります。B.LEAGUEでも日本代表でも僕はまだ結果を出していません。まだまだ成長できる部分はあるので、自分がここまでやってきた努力を続けていきます。今回も代表に呼んでもらえましたが、それを当たり前だとは思わないようにしていて、いつまでも『若いから』とか『経験がないから』とは言っていられません。しっかり結果を出して、チームに貢献できる選手になりたいです」

そのためのカギは『アジャスト』になると山﨑選手は言います。「短い期間で新しいコーチ、新しい選手の中でチームを作るのは本当に難しく、去年は代表のバスケにアジャストできない部分がありました。そこをしっかりアジャストして自分の強みを出すのはもちろん、みんなの強みも理解して出せるようになりたい。今回の代表活動では、そういう部分を高めたいです」

東海大の十返翔里選手は、今回のディベロップメントキャンプ最年少の19歳です。「普段では感じられない空気感で、そういうメンバーの中にいるので1分も無駄にできません。一つひとつの強度が高い中で自分の力を発揮しながら、得られるものはすべて吸収して自分の大学の練習にも繋げられるようにと意識しています」と、ここまでの合宿の様子を語ります。

上のカテゴリーの選手たちに混じって練習する中で、「やっぱり一瞬の判断が皆さん上手というか、自分が判断力の部分でまだまだ足りないと思います」と差を感じています。それでもコーチから求められる攻守のシステムはすでに理解できており、高いバスケIQとアジャスト力を見せています。その上で「どのタイミングでどう判断しているかを、いろんな選手を見ながら学んでいるところです」と十返選手は言い、ディベロップメントキャンプのこの先にも新たな発見があるはずだと期待しています。

「ここでしか得られない経験ができていますし、一緒にプレーすることで感じ取れることがこれからまだまだ出て来ると思っています。そのすべてを吸収したいです」。その気持ちが十返選手が冒頭で語った「1分も無駄にできません」との言葉に繋がっています。