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3×3女子日本代表「FIBA 3×3ウィメンズシリーズ 2026」レポート「ヘッドコーチが目指すバスケを少しずつ表現できるようになり、勝てる感覚もつかめました」宮下希保選手

2026年6月27日

勝利を喜ぶ宮下希保選手(右)と高橋未来選手(左)

 「FIBA 3×3ウィメンズシリーズ2026」(以下3x3WS)の2STOPを終え、3×3女子日本代表が無事に帰国しました。アゼルバイジャンで開催されたスムガイトSTOPでようやく初勝利を挙げ、続くモンゴル・ウランバートルSTOPとともに決勝トーナメントへ進出し、結果はいずれも4位。シーズン開幕当初は25位だったシーズンランキングは、現在は10位へと急上昇しました。

 さらに、ロサンゼルス2028オリンピック出場権獲得へ向けたFIBAランキングでも、シーズン序盤に約20万ポイント差をつけられていたモンゴルを逆転し、現在はアジアパシフィックゾーン2位となって出場圏内に浮上しています(1位は中国)。この順位は日本代表の力だけではなく、3x3WS参戦中の三菱電機や8月1・2日に開催される東京STOPへ出場するTakasaki(FLOWLISH GUNMA)、Neftchi SOCAR(アゼルバイジャン)でプレーする桂葵選手をはじめ、国内外で活躍する日本人選手全体で積み上げた成果です。

 今シーズンは成都STOP、マニラSTOPで4連敗を喫する苦しいスタートとなりました。しかし、スムガイトSTOPで待望の初勝利を挙げると、2大会連続でベスト4入りを果たし、確かな成長を示しました。3x3WS開幕戦から出場し続ける宮下希保選手(富士通 レッドウェーブ)は、「最初はそれぞれが自分たちで何とかしようとしてしまい、チームとして戦えていませんでした」と振り返ります。その後、前田有香ヘッドコーチとともに試行錯誤を重ね、FIBA 3×3ワールドカップ2026(以下ワールドカップ)を通じて目指すバスケスタイルへの理解が深まり、少しずつ結果につながりました。

 宮下選手は、「ヘッドコーチが目指すバスケを少しずつ表現できるようになり、勝てる感覚もつかめました。メンバーが変わればできることも変わりますが、その時々のメンバーで最善を見つけられたことが、この2大会のベスト4につながったと思います」と述べ、連敗から抜け出すことに成功します。成功体験によって一歩前に踏み出したことで、新たな課題も見つかり、それもまた収穫です。

「ベスト4までは来られましたが、(ウランバートルSTOP)準決勝のドイツとは世界トップとの差を改めて感じました。『ここまで来られた』ではなく、『ここから先に行くには何が必要か』を突き付けられた試合でした」(宮下選手)

 ワールドカップから2ポイントシュートで流れを変える役割を担う高橋未来選手も、「ワールドカップとは違うメンバーでしたが、新しいスタイルにも挑戦し、それぞれ違う良さを感じることができました」とチームの成長を実感しています。今大会ではシューターとしてだけでなく、ゲームメイクでも存在感を発揮しました。ハンドラーが一人という布陣の中、「自分もパスを出せるようにならなければいけない」と意識を変え、これまで積み重ねてきた練習の成果が実戦で表れます。

 ウランバートルSTOP準々決勝・タイ戦では、日本人最多となる7アシストを記録。「いつもはアシストが付かないので、みんなが決めてくれたおかげです」と笑顔を見せながらも、「これまでは3人で攻める意識が強かったですが、今回はまず2対2で攻め切ることを徹底しました」と話すとおり、ワールドカップでのアシストはゼロ。高橋選手にとって、新たなオフェンススタイルへの手応えが感じられた2STOPでした。

 ロサンゼルス2028オリンピック出場権獲得へ向けたポイントレースは、まだ始まったばかりです。現在、日本はFIBAランキング10位、アジアパシフィックゾーンでは同11位のモンゴルをひとつ上回っていますが予断は許しません。また、アジアカップ優勝のオーストラリアも13位と順位を着実に上げており、争いはさらに激しさを増していきそうです。ポイントレースはトップカテゴリーだけでなく、7月から始まるFIBA 3×3ユース・ネーションズリーグなどアンダーカテゴリーの成績も加算されます。世代を超えた競争が日本全体の強化につながり、その先にロサンゼルスの舞台があります。9月まで続く3×3シーズン、勢いに乗る女子3×3の戦いを会場やライブ配信で今後もぜひ注目してください。

■3x3WSシーズン順位表:日本10位(6月27日現在)
https://womensseries.fiba3x3.com/2026/standings

■今後の大会スケジュール
▼3×3 女子日本代表チーム
7月23日・24日:インドネシア・バタムSTOP
8月1日・2日:日本・東京STOP(会場:代々木第二体育館)
8月29日・30日:日本・高崎STOP
9月5日・6日:ファイナル(中国・上海)上位8チーム出場 ※出場未確定

▼3×3 女子U23(U21)日本代表チーム
7月13〜19日  FIBA 3×3ネーションズリーグU21(開催地:マレーシア)
8月10〜16日  FIBA 3×3ネーションズリーグU23(開催地:中国・滄州)
9月15日〜19日 FIBA 3×3 U23ワールドカップ2026(中国・武漢)※出場未確定