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3×3女子日本代表 強化合宿レポート「日本代表として今後もこの活動を継続していくためにもプラスにしていきたい」鶴見彩選手

2026年8月14日

オフェンスもディフェンスもさらに極めるための練習を積み上げた前田有香ヘッドコーチ

東京STOP出場メンバーから外れたタフな状況でも仲間のために鼓舞し続ける鶴見彩選手

 「FIBA 3×3 ウィメンズシリーズ 2026」(以下3x3WS)に本格参戦してきた今シーズンも、8月29日(土)より群馬県・高崎アリーナで開催される高崎STOPを残すのみとなりました。残念ながらツアーシーズンファイナル出場は断たれてしまいましたが、ロサンゼルス2028オリンピックへ向けたFIBAランキングでは、中国に続くアジアパシフィックゾーン現在2位。この結果も3×3女子日本代表だけではなく、FIBA 3×3ユース・ネーションズリーグ参戦中のアンダーカテゴリーや三菱電機、TAKASAKII(FLOWLISH GUNMA)などともに3x3WSへ継続参戦し、みんなが結果を残しているおかげであり、日本一丸となって目標へ向かっています。

 今年2月のディベロップメントキャンプには24名を招集し、はじめて3×3をプレーする選手を多くいました。強化とともに、普及・育成も同時に担う3×3はまだまだ歴史が浅いスポーツです。「今シーズンは最後までみんなで走り切って、我々が目指しているポイントの獲得と競技力向上にしっかりとつながっていると感じています。3×3に対する目標が選手たちにも芽生え、いろんな環境でプレーすることで良い流れになってきています」と前田有香ヘッドコーチが蒔いた種が少しずつ芽を出しはじめました。

 東京STOPを終え、高崎STOPまで約1ヶ月空くことで、8月5日(水)から13日(木)まで強化合宿を実施。5人制バスケ日本代表とは異なり、大会が続く3×3は直前に集まって2〜3日の合宿を経て、開催地へ出発することを繰り返してきました。長期合宿はめずらしく、8日間を通じた強化について前田ヘッドコーチは以下のように話します。

「東京ストップでは良い流れでオフェンスができていました。しかし、勝ち続けるためにも2対2を中心した動きをさらに極めていかなければいけないですし、オランダのような上位チームに勝つことは難しいです。今シーズンはサイズアップにトライし、フォワードを3人揃えたラインナップでオフェンスがうまくできれば、ディフェンスは強みになる手応えはつかんでいます。チームとしてどう連携して守るか、オフェンスもディフェンスもさらに極めるための練習をこの機会に積み上げました」

 4月のFIBA 3×3アジアカップ2026の時点では、2対2からどう3人目を絡めて攻めるかにフォーカスしていました。しかし、6月のFIBA 3×3ワールドカップ2026では、「3人が絡んだ時のスペーシングが問題になりました」と前田ヘッドコーチは考えをあらためます。「1対1のアドバンテージを突いたり、2対2で良い判断をして攻める方が効果的」と日本の特徴を生かす方針に立ち返り、レベルアップに励んでいます。今シーズンは2対2の精度を高めることに集中し、そのベースが確立されれば3人目も効果的に生かせると前田ヘッドコーチは考え、当初の方針はぶれていません。

 合宿を終え、鶴見彩選手(MAURICE LACROIX)は「ディフェンスではいろんなシチュエーションを想定し、その時々に最適なルールに沿ってどう守れば良いかを再確認できました。オフェンスも相手のディフェンスなどによって形が違うからこそ、最適なオフェンスを選べるように整理しました」と話し、長期合宿だからこそこれまでの戦いをフィードバックし、インプットし直す時間としました。WリーグOGではありますが、このチームでは唯一3×3に専念する鶴見選手から見た今シーズンは、「東京ストップでも、それぞれの特徴を生かしつつチームで相手のディフェンスを崩すことができていました。個人のスキルとチームの連携のバランスが取れてきており、そこがチームとしての成長が感じられました」と語ります。

 3x3WSへ挑む3×3女子日本代表ロスターは5人。各STOP毎に4人を選考し、ホーム開催となった東京STOPで鶴見選手はコートに立つことはできませんでした。3×3女子日本代表であることに変わりませんが、試合に出られなかった状況に対し、「本当にタフになります。それぞれが課題も抱えており、それを近くで見ていることでお互いに励まし合いながら進めている環境もなかなかできない経験です。自分だけではなく、日本代表として今後もこの活動を継続していくためにもプラスにしていきたいという思いもあり、日々自分とチームと向き合っています」と東京STOPでもスタンド席から立ち上がって仲間たちを鼓舞していました。

 もう一度やって来るホームゲームの高崎STOPでコートに立つために、鶴見選手自身としては「バタムSTOPから1STOP空いてしまったので、もう一回、ディフェンスのチームルールをしっかりみんなと連携を取れるように取り組んでいます。またオフェンスでは2ポイントのアテンプトを増やすことが1番の課題です。その中でチャンスがあったらペイントにアタックして、積極的に得点を取りに行くことも意識しています」と話し、競争し合うことでチーム力を高めています。

■FIBA 3×3ウィメンズシリーズ 2026 高崎STOP(日本)
【日程】8月29日(土)・30日(日)
【会場】高崎アリーナ
【出場チーム】
日本、日本U24、高崎(日本)、三菱電機(日本)、カナダ、Neftchi SOCAR(アゼルバイジャン)、中国、オーストラリア、タイ、Yanjing(中国)、オランダU25、モンゴル、ポーランド、ニュージーランド、シンガポール、ベトナム
【大会サイト】https://womensseries.fiba3x3.com/2026/takasaki/
【チケット情報】https://3x3wst.jp/