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4月のメディアブリーフィングについて
2026年4月17日
公益財団法人日本バスケットボール協会(会長・島田慎二:以下JBA)は4月15日にメディアブリーフィングを実施しました。
◆日本代表の活動について
女子日本代表は9月の「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026」に向けた準備として、若手主体のメンバーで4月16日から5月1日にかけてアメリカでのトレーニングキャンプを実施します。この期間中にWNBAのラスベガス・エーシズ、フェニックス・マーキュリーとの試合が行われることが発表されました。
女子U17日本代表と男子U18日本代表は、4月4日から11日までドイツで開催された「第31回アルベルト・シュヴァイツァートーナメント」に参加し、女子は4チーム中1位、男子は12チーム中6位で大会を終えています。女子U17日本代表からは竹内みや選手が大会MVPとオールスター5、大槻佳子選手がオールスター5に選出されました。
◆若手指導者の育成支援について
公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団との連携による、22歳以下の若年層を対象とした若手指導者育成支援が発表されました。2026年4月1日時点で21歳以下の受講者に対し、JBA公認C・D・E級コーチ養成講習会の受講料の50%を支援する取り組みが4月から始まっています。
全国で部活動改革が進む状況で、優秀なコーチ層を増やすことがバスケットボール界の普及、育成、強化、発展に不可欠となります。島田会長は「この支援により、指導者を目指す人々がより気軽にスタートを切れる環境を整えます。我々としては指導者をどんどん増やしていきたい。まずはその裾野を広げるのが大事」と、この取り組みの意義を説明しました。
◆2025年度の登録者について
チーム数はほぼ横ばい、競技者数がU12とU15で微減、U18はチーム数が微減となる一方で競技者数は増えています。また一般はⅠ種、Ⅱ種ともにチーム数、競技者数の両方で増加となりました。
審判は昨年の5万9632人から6万6200人へと11%増。E級コーチ、キッズサポーターライセンスを中心に増えています。また2025年度よりTO(テーブルオフィシャルズ)の登録を開始しており、基礎講習終了者は1万3040人と大幅増となりました。
島田会長は「学校は統廃合で減る傾向にありますが、クラブチームが増えることでチーム数は増えています。競技者数は少子化の流れの中で減少傾向にあります」と説明。競技者数については「B.LEAGUEや一般のスクール活動は盛んになっていますが、そこは数字に表れていません。社会人も含めて登録せずにバスケをしている人もいて、一説には100万人ぐらいいるとも言われています。そういう方たちが競技者登録する意義を作って、目に見える登録人数を増やしていきたい」との展望を語りました。
これに関連して、「2025年度バスケットボール授業研究会」の取り組みも紹介されました。これは学校現場の実践例を動画の形で教員に提供し、学校体育におけるバスケットボール授業の質の向上、普及に繋げていくものです。今回紹介された動画のテーマは「小学校低学年代に対する指導ポイント」で、バスケットボールを通じて「何を」「どのように」学ぶかの指導法となっています。
◆「第57回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会」について
3月28日から3月31日まで京王アリーナ TOKYOで行われた「第57回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会」。全国大会特別ルールとして、ゴールの高さがミニバスの260cmから一般の305cmに、ボールが5号球から6号球になり、コートサイズ拡大(28m×15m)と3ポイントラインが導入されました。この全国大会特別ルールは、競技力の高いチームおよび選手を対象に、U12からU15カテゴリーのスムーズな繋がりを持たせることが狙いです。
この特別ルールの導入による変化として、得点とフィールドゴール成功率(FG%)が減少した一方で、シュートの工夫、シュートに行く前の工夫が増えてフィニッシュ力の向上が見られました。コートサイズが大きくなったことで、広くスペースを使っての3ポイントシュートに積極的な姿勢も目立ちました。ディフェンスではコートが広くなることでポジショニングの重要性が高まり、正しいディフェンスを学ぶ場となりました。リバウンドもリングが高くなって落ちるまでの時間が長くなり、ボックスアウトの重要性が増しています。
この特別ルールの今後の展開について、島田会長はこう説明します。「競技力が高い選手がU15に行った途端に大人のサイズになって、アジャストに時間がかかるのを回避するために、大人に近しい競技環境を作っています。ですが、今回の取り組みからミニバスのすべてがこの環境にシフトしていくと誤解されている方も多いと聞いています。普及の観点においては今のミニバスで、強化の観点ではサイズを変えていく。いろいろなレベルの選手がいるので、ハイブリッドでいきながら検討を進めていきます」
また、同じ会場でチームの指導者や保護者、関係者に向けて「育成マインド講習会」も開催されました。この講習会は、育成世代における指導の質の向上、および価値観を共有し、特に勝利至上主義に偏らない育成の在り方や指導者の役割についての理解や育成マインドの促進を目的としています。
島田会長はB.LEAGUEチェアマンとして行っているのと同様に、JBAとしても情報公開を増やしていく方針で、こうしたメディアブリーフィングを定期的に実施していきます。
