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7月のメディアブリーフィングについて
2026年7月24日
公益財団法人日本バスケットボール協会(会長・島田慎二:以下JBA)は、7月22日(水)にメディアブリーフィングを実施しました。
◆日本代表の活動について
『FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window3』を戦った男子日本代表は、中国代表に勝利し、韓国代表に敗れ1次予選をトップで通過しています。島田会長は「2試合とも勝ちたかったという思いはあります」と競り負けた韓国戦に触れました。「追い込まれた高い強度の中で走りきることが重要なゲームでした。単なる勝ち点1だけでなく、ああいうタフなシチュエーション、空気、メンタリティの中で強さを身に着けていかなければならないと感じました」
男子U17日本代表はトルコ・イスタンブールで開催された『FIBA U17バスケットボールワールドカップ2026』に出場し、17位で大会を終えました。「この世代が、この時点で世界のどの位置にたどり着けているかが、将来の日本代表に直結します。B.LEAGUEや代表で強化を進めるだけでなく、いかにこの世代を成熟させて持ち上げていくことができるか」と、伊藤拓摩強化委員長が進めるアンダーカテゴリーの改革をサポートする姿勢を強調しました。
女子U17日本代表は、チェコ・ブルノで開催された『FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026』に出場し、7位で大会を終えました。64-70と惜敗となった準々決勝のオーストラリア戦を振り返り「勝ちたかった」と悔しい気持ちをにじませた島田会長ですが「サイズが小さい難しさがありながらも、竹内みや選手がAll Star5に入るような活躍を見せてくれました。2030年には東京ワールドカップもあります。こうした世代がどんどんA代表に入ってほしい」と、次世代の選手たちの今後に期待を寄せました。
8月には男子日本代表が『FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window4』を戦い、9月には女子日本代表がドイツ・ベルリンでの『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026』に参加します。また9月には5人制と3人制、それぞれ男女の日本代表が愛知・名古屋での『第20回アジア競技大会』にも出場します。
「国際試合とアジアの大会が重なり、過酷なスケジュールの中で準備をしなければなりません。コンディションやメンバー構成をどうするか、検討を重ねながらジャッジメントしています」と島田会長は話します。
◆佐賀大会の招集メンバーについて
8月9日(日)と10日(月)に佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで行われる国際試合に向けた招集メンバーについて「話題になっていることは認識しています」と島田会長は説明します。「大会のキービジュアルはWindow2のメンバーで、チケットを売り出すタイミングで今回のメンバーは何ら決まっていませんでした。過密日程の中で、誰が代表であっても準備ができている状態を作るのが方針です。結果としてポスターとメンバーにギャップが起きてしまい、ファンの皆様を混乱させてしまったことは申し訳ありませんが、B.LEAGUE開幕の準備などクラブ側の事情も含めてやらなければいけないことが多い中で、伊藤強化委員長を含めた現場サイドが全体を見ながら進めています。ビジュアルを使ってチケットを売ろうとか、ビジネスサイドで有利に誘導しようとしたわけでは全くないので、そこはご理解いただければと思います」
◆『COACH THE DREAM〜女の子のためのスポーツの未来の描き方〜』について
JBAは日本代表の強化だけでなく、バスケットボールを長く続けられる環境作りにも取り組んでいます。JBAとナイキによる共同プロジェクト『COACH THE DREAM〜女の子のためのスポーツの未来の描き方〜』の紹介をしました。ナイキは「Future of Youth Sport」を掲げ、すべての子供たちへのスポーツへのアクセスと経験を向上させるさまざまな取り組みを行っています。そのナイキとJBAが協力し「女子選手のスポーツ離脱率の高さ」という課題解決のため研修を開催します。
今回のブリーフィングでJBAが提示した2025年度の競技者登録数では、年代が進むにつれて女性の競技者数の減少傾向が顕著であることが分かります。女子選手がスポーツを楽しみながら、自分らしく関わり続けられるかどうかを左右する大きな要素の1つが、指導者や周囲の大人の言葉、関わり方、環境づくりです。子供たちの自信や意欲が、大人の関わり方によって大きく変わることを学ぶことで、女子を取り巻く「見えない壁」を壊して、誰もが輝ける新しい未来を創造するために、コーチを対象とした研修を行います。
すでに、5月16日(土)と17日(日)に『三井不動産カップ2026(神奈川大会)』の会場で、特別ゲストに大神雄子コーチを迎えて、約80名のコーチが参加した研修を行いました。来月、8月15日(土)と16日(日)に男女の日本代表戦が行われる有明アリーナでも、定員を拡大して研修を実施します。5月、8月ともに定員を上回る応募があり、指導者側に高いニーズがあることも分かりました。
「指導者と選手のミスマッチによる悲しい離脱をできる限り防いでいきたい。怒る、怒らないだけでなく、空気作りや掛ける言葉も含めて、どのようなアプローチをすれば安心してバスケができるかを、もう一歩踏み込んで理解を広げたい。バスケットボールを続けてもらうことはもちろん、大きな尺度で見れば女性活躍の観点でも意味があると感じています」と、島田会長はこの取り組みについて語りました。
