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2025年度JBA公認A級コーチ養成講習会 (第2回・東京会場) 開催報告

2026年7月28日

日々グループ分けを変えて、様々なディスカッションを行った座学講習

コーチング実践ではコーチ役、プレーヤー役に分かれ、ペアコーチングを実施

 当協会 (JBA) では、2026年2月6日 (金) ~ 2月9日 (月) および、2026年2月21日 (土) ~ 2月24日 (火)の計8日間、味の素ナショナルトレーニングセンター (東京都北区) において、2025年度第2回目となるJBA公認A級コーチ養成講習会を開催しました。

 A級コーチ養成講習会は年間2回実施をしており、今回も全国各地から41名の方が受講されました。A級講習会は、「全国レベルのチーム・プレーヤー(主な対象は18歳以上)の指導ができる人材を養成するとともに、ブロックや都道府県のリーダーとなる人材を養成する」ことを目的としており、講習前の事前課題、8日間の講習およびコーチング実践、講習後の事後課題に取り組むよう、進められました。

●講習の主な内容
・コーチングフィロソフィー / インテグリティ向上
・チームプランニング / ゲーム構想
・リクルート / スタッフィング
・チームプロファイリングとプレーヤープロファイリング
・攻防の原則とスキル分析
・自チーム分析、練習分析
・ゲーム分析(相手)
・ゲームコーチング
・コーチングの倫理
・フィジカルコンディショニング
・プレゼンテーションスキル
・レフェリーとのコミュニケーション
・リスクマネジメント
・1on1ミーティングスキル
・ステークホルダー / 環境マネジメント
・キャリアデザイン
・フォロワーシップ
・練習計画の作成
・コーチング実践

●受講者のコメント
○大竹 司さん(新潟県 / N,A Growth Ravens / U15・男子)
今回の講習会では、戦術や技術論にとどまらず「ビジョンと戦略の設定」「環境整備」「人間関係の構築」「コーチング哲学」といったチームマネジメントの講義も多く設けられていました。「学びの質を上げる場の構造」をどうデザインするかという視点に常に触れ続け、コーチング実践の要求レベルも上がり、B級コーチまでとは明確に異なる、A級コーチに求められる視座の高さと責任の重さを痛感しました。そんな濃すぎる8日間を振り返り、一字で表すとするなら『幸』という字を思い浮かべました。皆様もご存じのように『幸』という字の語源は「運命やご縁による奇跡的な巡り合わせ」を意味する、『仕合わせ』から来ていると言われています。

・日本代表やプロとして共に戦った仲間との再会
・大学や高校、地元の大先輩・先輩・後輩との再会や出会い
・A級コーチを目指すバスケットボールが大好きなコーチたちとの出会い
・熱いコーチたちと本気で向かい合い全力でサポートしてくださるデベロッパーの皆様・運営の皆様との出会い

様々な『仕合わせ』から深いリスペクトと優しさが生まれ、会場には毎日『幸』があふれているように見えました。あまりにも良い雰囲気だったためコーチング実践では皆さん熱が入りすぎ、まるで普段の厳しいチーム練習のようにプレー強度が高く「普通に良い練習しちゃってますよね」と笑い合ったことも良い思い出です。ただ、だからこそきちんとゴールを明確にしてプランを練って、熱い気持ちでコーチング実践にチャレンジできました。コーチング実践最終日にハプニングがありましたが、皆さんの熱量とご協力のおかげで、それも楽しみながら乗り越えることができました。その結果、偶然にも大トリを飾らせていただき本当に感謝しています。そんな安心できる「場」があったからこそ、私自身の過去の「失敗体験」も赤裸々に皆さんにお話しできました。恥を忍んでの告白でしたが思いのほか大好評でした。成功体験より失敗体験です。私の失敗体験を笑って、温かい共感で包み込んでくれる関係性を築けたこと、本当にうれしく思います。また、コーチデベロッパーの方々から「今回の受講者は過去トップ3に入るくらい雰囲気が良くて楽しかったです!」という最高の賛辞を頂戴し、会場にあふれる『幸』を感じていたのはやはり私だけではなかったんだなと実感したと同時に、受講者の皆さんと作り上げた空間がいかに特別であったかを確信しました。

この8日間で得た熱量と『幸』なる出会いのエネルギーを選手たちへ全力で注ぎます。そしてA級コーチとして『仕合わせ』を繋ぎ、後人の育成に貢献していくことも私たちの『幸せ』だと思っています。「良いコーチは試合を変える。しかし、素晴らしいコーチは人生を変える。」白鴎大学の網野さんが大事にしている言葉だと、講習会でおっしゃっていました。間違いなく今回、私は40人のコーチたちに人生を変えていただきました。私も41人目の素晴らしいコーチになれるよう学び続け、チャレンジし続けます。共に走り抜けた仲間の皆様、愛情深くご指導くださったコーチデベロッパーの皆様、奇跡のような時間を本当にありがとうございました。
「2025年度JBA公認A級コーチ養成講習会 第2回 A級チーム」最高でした!

○養田 恵子さん (神奈川県 / 相模女子大学高等部 / U18・女子)
私がA級を受講しようと考えたのは、コーチングの知識やスキルを体系的に学び、その成果を自チームだけでなく、神奈川県の指導者の方々へ還元したいと考えたからです。私は神奈川県の指導者養成部会に所属し、C・D級コーチライセンス養成講習会の企画・運営やコーチデベロッパーとして活動しています。多くの指導者の方々に学びを広げたいとの思いから、今回A級講習会に一般募集で応募いたしました。

講習では、さまざまなセッションを通して受講者の方々と意見を交わしながら学びを深めることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。特に、講習会初日に示された「学び壊し→学び直し」を繰り返すことの大切さを講習全体を通して実感しました。これまでバスケットボールに携わってきた私は、どこか「分かってるいるつもり」になっていました。しかし、いろいろな場面で構造化・細分化を行い言語化する中で、より具体的かつ明確にさまざまな視点から理解できるようになり、見え方ががらりと変わったと感じています。また、コーチング実践では、受講者の方々の多様なコーチングスタイルを体験することで、多くの気づきを得ることができました。その中で特に私はゴール設定の重要性を改めて再確認しました。ゴール設定を明確にすることで、不必要なものを削ぎ落とすことができました。毎回動画を見ながら振り返ったり、コーチデベロッパーの方々からフィードバックをいただく中で、自身の課題と向き合いながら改善を重ねました。難しさや葛藤を感じる場面もあり、大人の学びに伴う痛みを実感しつつ、試行錯誤しながら毎回挑戦しました。ゴール設定やコーチングなど自分自身、まだまだ改善できる点がありますが、この経験があったからこそ「今よりも成長するぞ」という思いが一層強まり、現在も日々の実践に向き合う原動力となっています。

A級受講により多くの学びを得られたことを大変うれしく思うと同時に、学びに終わりはないと感じています。今後も継続して研鑽を重ねながらさらなるレベルアップを目指し、得た学びを自チームでの実践に活かすとともに、その経験や成果を神奈川県の指導者へ積極的に共有していきたいと考えております。

最後にこのような素晴らしい環境を整えてくださったコーチデベロッパーの皆様、そして共に学び合うことのできた受講者の方々に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。