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3×3女子日本代表:FIBA 3×3ウィメンズシリーズ2026へ出発「学べるものは全部学びたいし、生かせるものは全部生かしていきたい」野口さくら選手
2026年4月28日
チームとしての連係プレーを求める日本のスタイルに対し、野口さくら選手はWリーグで培った経験も発揮
昨年までのアンダーカテゴリーを経て、3x3女子日本代表に初選出された田中平和選手
今年の3×3女子日本代表ロスター6名での強化合宿を終え、新シーズンが開幕を迎える「FIBA 3×3ウィメンズシリーズ 2026」(以下3x3WS)へ出発。中国・成都STOP(5月1日・2日)とフィリピン・マニラSTOP(5月7日・8日)はFIBA 3×3アジアカップ2026に出場した鶴見 彩選手(MAURICE LACROIX)と野口さくら選手(アイシン ウィングス)、昨年の3x3WSを知る宮下希保選手(富士通レッドウェーブ)、そして初選出となる田中平和選手(トヨタ自動車 アンテロープス)の4名で2大会を転戦します。
過去2年間は3×3女子U23日本代表として36試合もの国際試合を経験してきた田中選手。昨年はFIBA 3×3ユース・ネーションズリーグで総合優勝を果たし、その後のFIBA 3×3 U23ワールドカップでは2度のメダルゲームに挑戦。準決勝は優勝したオランダに18-20で惜しくも敗れ、続く3位決定戦は12-18でスペインに及ばず、メダルを手にすることはできませんでした。しかし、世界4位となったことを自信に変え、初の3×3女子日本代表として世界へ挑みます。
アンダーカテゴリーとの違いについて田中選手は、「今まではあまり縛りもなく、フォーメーションもある程度教えてもらったものを自分たちでどんどん作っていく。型がないというか、粗削りではあるけど考えるよりもその場その場で合わせていくことが多かったです。でも、今回は長い準備期間を経て大会に臨むので、より精度が高く、高レベルの知識を持って選手一人ひとりがプレーできることは楽しみですし、ワクワクしています。これまでの最年長から、このチームでは1番年下になるので学べることもすごく多いです」と前向きに考える反面、はじめての戦いに「正直に言って不安がないと言えば嘘になりますし、怖い部分もあります」と吐露します。その不安をはね除けるためにも最年少の特権を生かし、「迷いなどがあったら助けてくれる人は絶対います。先輩たちに声をかけながら、がんばっていきたいと思います」と意気込みを語りました。
2019年、早生まれの18歳としてFIBA 3×3 U18ワールドカップへ出場し、世界5位。その直前には飛び級で3×3女子U23日本代表に選出され、FIBA 3×3ユース・ネーションズリーグに参戦した経歴を持つ野口選手。当時を振り返ってもらえば、「あまり記憶はないですけど、シンプルにきつかったことしか思い出せない感じです」と苦笑い。その後、2022年の3×3女子U21日本代表を経て、4年ぶりに戻って来た3×3は、「3人でプレーを作ることや2対2でうまくディフェンスをずらして攻めることがほとんどになったと感じています」と述べ、先日のFIBA 3×3アジアカップ2026でもWリーグで培った経験を存分に発揮しました。
野口選手も3×3女子日本代表はFIBA 3×3アジアカップ2026が初選出。その大会を通じて持ち帰ってきた課題に、今合宿中も取り組んでいます。「今までは、3×3の戦術をとりあえず学びまくるのが合宿での目標でした。でも今回は、今田(悠太)コーチや永田(一紗)さんのトレーニングのおかげで技術アップができ、3×3全体的にもレベルアップしていきたいという意図も見えました。学べるものは全部学びたいし、生かせるものは全部生かしていきたいです」という野口選手は、練習後やオフの日も率先してコーチたちと一緒にスキルトレーニングやワークアウトに励んでいました。
来年12月時点でFIBAランキングにおけるアジアパシフィックゾーンで2位以上になれば、ロサンゼルス2028オリンピックへの出場が決まります。そのストレートインを目指し、大舞台でのメダル獲得を目標に掲げる3×3女子日本代表にとって、3x3WSは大事な戦いとなります。FIBAランキングを上げるためにはグレードの高い大会へ数多く出場し、その結果によって選手は個人ポイントを獲得。日本ランキング上位20位の合算ポイントが、国別のFIBAランキングに反映されます。国内外で開催される3×3大会に出場するすべての日本人選手のポイントがオリンピックへ向けた後押しとなり、女子最高峰グレードの3x3WSは重要です。今回、3x3WSはアゼルバイジャンのNeftchi SOCARでプレーすることを決断した桂選手も、「明確な目標はこの前田ジャパンでロサンゼルス2028オリンピックに出場することが揺るがないゴールとして自分の中にあります。この2年間は、それを叶えるためにすべてを選んでいきたい気持ちです」と思いは同じであり、目標を達成するためにも日本一丸となって挑まなければなりません。
前田有香ヘッドコーチは「日本代表に選ばれなくても世界で戦えるところが3x3WSのひとつの魅力」と考え、2022年からクラブチームで3年間この舞台を経験し、過酷さも楽しさも熟知しています。3x3WSの長い戦いを通じて、「チームがひとつになって目標を達成していく姿をファンの皆さんには感じてもらいたいです。それが世界を転戦する大きな意味合いがあり、この活動を通じて3×3を目指したいという選手が増えて欲しいです。そのためもまずは3×3女子日本代表が3x3WSを通じて強くなっていきたいです」と力を込め、最初の成都STOPへ向かいました。
■FIBA 3×3ウィメンズシリーズ2026
中国・成都STOP(開幕戦)
【期間】5月1日・2日
【出場チーム】16チーム
▼予選プール 5月1日
[A]ウランバートル、モンゴル、Yanjing(中国)
[B]アムステルダム(オランダ)、ドイツ、北京(中国)[C]日本、ポーランド、予備予選A 1位
[D]オーストラリア、アメリカ、予備予選B 1位
[予備予選A]中国、ワルシャワ(ポーランド)、Lion City(シンガポール)
[予備予選B]フィリピン、ニュージーランド、ブラジル
※予選プール各上位2チーム(計8チーム)が5月2日の決勝トーナメント進出
▼日本戦スケジュール(5月1日)※日本時間
17:05 日本 vs ポーランド
20:15 日本 vs 予備予選A 1位
https://womensseries.fiba3x3.com/2026/chengdu
フィリピン・マニラSTOP
【期間】5月7日・8日
【出場チーム】16チーム
▼予選プール 5月7日
[A]ウランバートル(モンゴル)、北京(中国)、三菱電機(日本)
[B]ポーランド、中国、Neftchi SOCAR(アゼルバイジャン)
[C]ドイツ、フィリピン、予備予選A 1位
[D]日本、リトアニア、予備予選B 1位
[予備予選A]アメリカ、マニラ(フィリピン)、ワルシャワ(ポーランド)
[予備予選B]モンゴル、シンガポール、インドネシア
※予選プール各上位2チーム(計8チーム)が5月8日の決勝トーナメント進出
▼日本戦スケジュール(5月7日)※日本時間
https://womensseries.fiba3x3.com/2026/manila
■今後の出場決定STOP
6月25日・26日 モンゴル・ウランバートルSTOP
8月1日・2日 日本・東京STOP
8月29日・30日 日本・高崎STOP
9月5日・6日 ファイナル(中国・上海)上位8チーム出場
https://womensseries.fiba3x3.com/2026
