ニュース
「金メダル」を目指して今週16日初戦。3×3女子U23日本代表が「FIBA 3×3 U23 ワールドカップ2026」へ挑む
2026年9月15日
U23女子日本代表メンバー 左から花島選手 伊波選手 山本選手 澤選手
★3×3の経験をつんだ4人。代表初招集は山本選手、澤選手★
いよいよ9月16日(水)に、3×3女子U23日本代表は「FIBA 3×3 U23 ワールドカップ2026」の初戦を迎えます。今大会には、今年のFIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ(アジア セントラル/イースト:7月開催、U21 アジア 2:8月開催) での 2 大会において、女子 U21 日本代表と女子 U23 日本代表がそれぞれ総合優勝を果たして出場権を獲得。本大会に出場できるのは各国 1 チームのみになるほか、ネーションズリーグとU23ワールドカップではチーム編成を継続する必要が無いルールに基づいて4人のメンバーを選出しています。アジア セントラル/イーストで総合優勝2連覇に貢献した伊波美空選手(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ/167cm)と花島百香選手(ENEOSサンフラワーズ/178cm)に加えて、新戦力を招集。三菱電機として世界最高峰ツアー「FIBA 3×3 ウィメンズシリーズ2026」へ参戦した山本雪鈴選手(三菱電機コアラーズ/165cm)、澤知央選手(同/178cm)を迎えて挑みます。
また、今大会は決勝トーナメントまで進むと終了が9月19日。アジア競技大会(9/21~9/25)と日程が接近しているため、代表としてはそれぞれチームを編成する必要もありました。前田有香ヘッドコーチによると「今シーズン、U21とU23のネーションズリーグでパフォーマンスを発揮した選手に、春先から大きく成長を遂げた三菱電機の選手を新たにピックアップし、この4人だったら面白いチームが作れると考えて選考しました」と明かします。特に山本選手、澤選手は、春先のディベロップメントキャンプを含めて招集実績はありませんでしたが、ウィメンズシリーズ(以下WS)でツアーランキング世界9位になっていく姿は、前田ヘッドコーチの目を止めました。「今シーズンあれだけWSで戦って活躍したことにすごく可能性を感じました。3×3にコミットしてやってくれたことが代表につながっていて、私たちとしても嬉しいです」と明かします。戦い方のコンセプトは、アンダーカテゴリーもA代表と一貫して、スクリーンの攻防をきっかけに2ポイントを軸に置きます。得点力のある伊波選手や山本選手、花島選手はアウトサイドのシュート力に磨きをかけ、澤選手もスクリーナーとして2対2の攻防で世界と戦ってきただけに、4人が結束すれば日本が追求する3×3を体現できるでしょう。
★直前合宿で手ごたえ。お互いを「理解し始められている」(花島選手)★
開催地の中国・武漢へ移動に先立ち、9月9日から11日まで大会メンバーは、アジア競技大会のメンバー[裕大1.1]と直前合宿を実施しました。4人がそろっての合宿は、今回が初めて。FIBA 3×3 女子U23ランキングが示すように山本選手が国内1位、澤選手が3位、花島選手が4位、伊波選手が5位と、今シーズンの活動で3×3の経験と実績を残してきた4人ではありますが、チーム作りは当初手探りだったようです。花島選手は合宿の初日「それぞれが人見知りというのもあって。最初は互いに様子を見ながらやっていた感覚がありました」と明かします。
また、山本選手も「このメンバーでやると聞いたときはすごく嬉しかった」と話した一方で、初日は「めちゃくちゃ緊張して、遠慮してしまって」とも振り返ります。三菱電機ではメインハンドラーの立場ですが、代表では伊波選手も花島選手もハンドラーを担え、2Pシュートも打てるため「周りの良さも引き出しながら」とスタイルの違いへ対応していくことに苦労もありました。
ただ、そんな苦しみも、良いチームができる過程のひとつになるはずです。伊波選手は「最初はお互いのことをまだ理解できておらず、かみ合わない部分もありましたが、それはもどかしさではなく、コミュニケーションをたくさん取り合う中で共通理解を深めていけました」とコメント。新宿GIVERSやST-KASUMIを練習パートナーに迎えた合宿では、ミーティングやスクリメージ、さらに休憩の合間にも頻繁に会話を重ねるなど日を追うごとに手応えをつかんできました。
3日目には花島選手が「お互いにやりたいことや得意なことを確認できて、理解し始められています」と言えば、澤選手も「それぞれの強みはもう理解した上でプレーができました。もっとみんなの良いところは伸ばせると思うので、そこを私が作り出せれば」と口をそろえます。前田ヘッドコーチも「やっと上手くかみ合ってきた」と成長を実感した様子でした。
★7年ぶりの優勝へ「4人で楽しんで金メダルを取りたい」(伊波選手)★
チームはすでに武漢入りし、現地で調整中。目標は、2019年以来となる世界一です。最初の関門となる予選プールでは、アメリカ、オーストラリア、ケニア、スロベニアと対戦。激戦区になりますが、前田ヘッドコーチは「ディフェンスはアジャストが必要になりますが、オフェンスは自分たちの強みを生かしたい。もちろんグループ1位を狙っていきます」と、強豪撃破を見据えます。
そして、選手たちも決意を示します。伊波選手は「チームとして金メダルという目標があり、自分としてもそこはぶれない。予選から自分たちのバスケットを10分間やり続けることを軸に、4人で楽しんで金メダルを取りたい」と語ります。澤選手も「金メダルを取るという目標で頑張ってきたので、そこは曲げずに、自分たちのやりたいことをやり通して、1つずつ勝ちをつなげたい」と意気込み、山本選手も「金メダルを取るために、4人全員で楽しんで勝てたらいいなと思います」と話しました。
さらに、伊波選手と花島選手にとっては、今大会が3×3のアンダーカテゴリー最終戦となります。ネーションズリーグの参戦から伊波選手は3年目。花島選手は4年目となります。昨年も世界一を目指しましたが、3位決定戦で敗れて4位に。花島選手は「どうしてもメダルを取りたい気持ちが強い。メダルを取れる可能性があるメンバーがそろっているからこそ、金メダルを取って帰りたい」と言葉に力をこめました。また、伊波選手も「この2年間、ワールドカップでメダルを取るために積み上げてきたと言っても過言ではないです。チームのみんなを信じて、自分がやってきたことも信じて戦いたい」と、強い想いを持ってコートに立ちます。
アンダーカテゴリーで3×3を戦ってきた選手と、ウィメンズシリーズを転戦してきた選手が融合して挑む「FIBA3x3 U23 ワールドカップ2026」。継続的に3×3をプレーしてきた強力で、楽しみな布陣で臨む戦いの先に、7年ぶりに歓喜の輪ができる瞬間を期待しましょう。ぜひ、ご注目ください。
【日程】FIBA 3×3 U23 ワールドカップ2026
<予選プールD>
・9月16日(水) 16:25 vs オーストラリア
・9月16日(水) 18:55 vs アメリカ
・9月18日(金) 18:55 vs ケニア
・9月18日(金) 21:00 vs スロベニア
→上記は日本時間。予選プール上位2位以上で9月19日(土)の決勝トーナメント進出
前回大会:2025年第4位
過去最高位:2019年 優勝
大会サイト:https://fiba3x3.basketball/2026/u23worldcup/
