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バスケットボール男子U18・女子U17日本代表チーム「第31回アルベルト・シュヴァイツァートーナメント」大会結果のお知らせ
2026年4月12日
ドイツ・マンハイム、フィールンハイムにおいて開催された「第31回アルベルト・シュヴァイツァートーナメント」が閉幕し、男子U18日本代表チームは、6位の順位が確定しました。2024年の8位を上回る、過去最高位の成績となります。また、今大会より女子部門が開催され、女子U17日本代表チームは、3連勝で女子大会を1位で終えました。
大会概要
大会名:「第31回アルベルト・シュヴァイツァートーナメント」
日程:2026年4月4日(土)~4月11日(土)
開催地:ドイツ ・ マンハイム、フィールンハイム
男子参加チーム:
【グループA】日本、スウェーデン、トルコ、ドイツ、バーレーン、スロベニア
【グループB】セルビア、イタリア、中国、ブラジル、ニュージーランド、ラトビア
女子参加チーム:日本、ドイツ、イタリア、セルビア
大会公式サイト:https://ast.basketball-bund.de/
試合結果: 日本戦のみ記載
《男子U18日本代表》
4月4日(土) [第1戦]日本 86-94 スロベニア BOXスコア
4月5日(日) [第2戦]日本 66-78 トルコ BOXスコア
4月6日(月) [第3戦]日本 97-84 スウェーデン BOXスコア
4月8日(水) [第4戦]日本 90-79 バーレーン BOXスコア
4月9日(木) [第5戦]日本 78-103 ドイツ BOXスコア
4月10日(金) [5-8位決定戦]日本 74-65 ニュージーランド BOXスコア
4月11日(土) [5-6位決定戦]日本 70-89 イタリア BOXスコア
《女子U17日本代表》
4月8日(水) [第1戦]日本 62-51 イタリア BOXスコア
4月9日(木) [第2戦]日本 81-61 ドイツ BOXスコア
4月10日(金) [第3戦]日本 66-54 セルビア BOXスコア
男子最終順位
1位 ドイツ
2位 スロベニア
3位 ブラジル
4位 セルビア
5位 イタリア
6位 日本
7位 ニュージーランド
8位 トルコ
9位 ラトビア
10位 スウェーデン
11位 中国
12位 バーレーン
女子最終順位
1位 日本
2位 セルビア
3位 イタリア
4位 ドイツ
表彰
女子部門 オールスター5: 竹内みや、大槻佳子
女子部門 MVP: 竹内みや
チームコメント
【男子U18: 片峯聡太 ヘッドコーチ】
まずは、このような素晴らしい大会にU18男子日本代表として参加させていただきありがとうございました。大会スタッフの皆様には8日間、運営にご尽力いただき、心から感謝申し上げます。お陰様で、選手・チームの強化を図ることができ、また異文化との交流の中で人生の経験値を高めることが出来ました。
初戦のスロベニア戦から始まり、ヨーロッパの強豪国を肌で感じる事が出来たことが大きな財産です。高さ、強さ、賢さを備えてゲームを進めていくヨーロッパのバスケから我々も学ぶべき点が多くありました。その中で、今回のU18日本代表は攻撃型のチームを作っています。90得点という目標値の設定から戦略・戦術を考え選手達に落とし込んできました。大会を通して、バスケのペースアップやペイントアタックを兼ねた3Pシュートの積極性を要求しており、選手達はバトンリレーを合言葉にコンセプト遂行に励んでくれたと思います。
グループリーグ最終戦ドイツ戦では、高さ、強さに加え、速さでも圧倒されてしまい完敗を味わいました。これは国内では、出来ない経験であり選手達は試合中に下を向いてしまう場面も見受けられました。しかしながら、翌日からの5位~8位決定戦に向けて全員でREBOOTする事ができ、アジア強豪国のニュージーランドに勝利できたことは、選手達のメンタル的な成長だと思います。
最終戦のイタリア戦ではフィジカルに圧倒され日本のバスケが展開できないという厳しい状況も経験しました。大会が終了し、過去最高の6位といい結果を収めることができました。また、個の課題とチームの課題が明確になりました。世界レベルという視座のもと今後、バスケに励んでくれることを期待しています。
【男子U18: 髙橋歩路 キャプテン】
今大会では常に成長するマインドを持って1試合ずつ臨むことができたと思います。チーム一人一人が前を向き続けてチャレンジした結果が6位という順位に繋がったと思います。キャプテンとして、試合中、試合外でもチームを引っ張ることができたと思いますし、チームメイトがヘッドダウンしそうな時に背中を押すことができたと思います。反省すべき点としては、試合を途中で諦め日本のバスケを遂行することができなかったことです。
日本の粘り強いディフェンスからのトランジションは今大会でとても通用していたと思うのでもっと日本らしいスタイルを突き詰めてFIBA U18アジアカップでは必ずワールドカップへの切符を取りたいと思います。
そして、このような素晴らしい大会に招待していただき今後に繋がる大事な経験を積ませて貰えたことに心から感謝し、これからも世界を見据えて頑張っていきたいと思います。
【男子U18: 白谷柱誠ジャック 選手】
今回の大会では6位という前回大会よりもいい成績を残すことができました。チームは試合を重ねるごとに自分たちの強みと弱みをだんだんと理解していき、結果以上の経験を積むことができました。個人としても各国のエース選手にマッチアップしたり、自分よりもサイズがある選手にアタックしたりと日本ではなかなか経験できないことを経験し、毎試合とても良い刺激を受けることができてとても嬉しかったです。
チームとしても個人としても沢山の課題を得ることができた今回の大会では、自分はより試合に勝てる選手になる必要があると感じました。国際レベルのバスケを身をもって感じたうえで、今後自分たちU18世代がどのような行動を取るかで、日本バスケの底上げに繋がると思うので、このような機会をくれたことに感謝し、責任をもってこれからも頑張っていこうと思います。
【女子U17: 鈴木良和 ヘッドコーチ】
アルベルト・シュヴァイツァートーナメントでの目標は3戦全勝し、大会の女子初代優勝をつかむことでした。一方で、目的はFIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026本戦に向けて、ヨーロッパチーム相手に日本の何が武器になるのか、何が課題になるのかを、体験を通じて学ぶことでした。
ヨーロッパのチームとこのような大会で戦えたことで、サイズ面、フィジカル面、戦術的な攻防の面で、よりリアルな課題を抽出することができました。何より、タフな状況で逆境に追い込まれた時でも、NO EXCUSEの精神で戦い抜いた選手たちの頑張り、スタッフの献身が素晴らしかったです。ポジティブでアグレッシブな空気を全員が出し続け、1試合4クォーター通して最後までやるべきことをやり抜いてくれたことを誇りに思います。
チームとして良かったところは、サイズ差を超えてリバウンドで負けなかったことです。OR%でみると、イタリア戦では相手が41.4%に対して日本が45.2%とオフェンスリバウンドは良かったものの、ディフェンスリバウンドで課題が出ましたが、ドイツ戦は相手が16.7%に対して日本が32.5%、セルビア戦は相手が18.4%に対して日本が37.5%と、試合を経て課題を改善していけたことが良かった点です。
改善したい部分としては、フリースローや3ポイントシュートの精度を上げていくことと、1on1で相手に力強く押し込まれてしまう状況が多かったので、1on1のディフェンスを強化することです。また、細かい点でもパススキルの向上やスクリーナーの質の向上など、さまざまな課題を抽出することができたので、残された時間の中で優先順位を整理して取り組んでいきたいと思います。
最後に、現地でも日本の国旗を持って応援してくださった方々がいらっしゃいました。また、日本では深夜にもかかわらず、配信を見ながら応援してくださった方々もいらっしゃったと思います。この場をお借りして、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。応援ありがとうございました。
【女子U17: 竹内みや キャプテン】
とにかく全勝出来て嬉しいです。ワールドカップに向けて今大会勝てたと言うのは自分達の自信にも繋がるので良かったです。ですが、今大会通して沢山の課題も出たのでワールドカップまでに改善して、世界で勝てるチームになれるよう頑張ります。
個人として、どんな時でも常に良いマインドで戦えた事は一つ成長できた所だと思います。「どんな時でも絶対ヘッドダウンせず、今の自分に出来る事を全力でしてチームに貢献する。」と言うことを良和HCから日頃から言われていたので、その言葉のおかげで試合中どんな状況になっても気持ちを落とさずに戦い切れました。
また、海外選手に対してのシュートセレクトやフィジカル、そしてシュート精度が課題として残りました。いつも国内では通用するプレーが通用しない海外ならではの経験をする事ができたので、この貴重な経験を活かして世界で戦える選手になれるよう、これから日々自分自身と向き合っていきたいと思います。
【女子U17: 大槻佳子 選手】
まずは、アルベルト・シュヴァイツァー大会の女子初代チャンピオンになれて、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。自分は初の海外試合で、緊張や不安がありましたが、こんなに良い機会はないと思うし、日の丸を背負っている以上とにかくこの舞台を楽しんで自分らしくプレーしようという気持ちでコートに立っていました。
この大会で個人として良かったところは、相手を嫌がらないディフェンスと緩急のあるドライブです。個人的にもチーム全体でもディフェンスから自分たちの流れを作れていて、相手の点数を1Qで1桁に抑えるなど自分たちのやりたいディフェンスができていたので良かったと思います。オフェンスでは、自分の得意なドライブからファウルをもらってフリースローで得点を重ねたり、ドライブ、キックアウトからの仲間の3ポイントでチームに勢いをつけられたので自分としてもとても自信になりました。それでも190cm超えの選手がゴール下で待ち構えていて簡単にブロックされてしまったり、パスコースを抑えられてしまったり、上手くいかないことも沢山ありました。特にフィニッシュのところで相手にコンタクトして、飛ばせないようにしてからシュートを打つとか、手の届かないところから打つとか、同じシュートでももう一工夫必要だと感じました。今回の大会で得たものはこれからの自分にとってすごく大事なものになってくると思うので、出た課題はしっかり改善し、通用したと感じる部分はもっと磨いて自分の武器にできるように日々の練習から努力していきます。
そして、U17ワールドカップでのメダル獲得がチームとしての目標なので、それに向かってこれからも頑張っていきます。応援よろしくお願いします。
【女子U17: 小林蘭 選手】
今回の大会では、1試合目は全員でチーム一丸となって戦うことができました。しかし、2試合目以降は人数が減ってしまい、厳しい状況となりました。それでも、残ったメンバーでみんなの分までエナジー全開でプレーし、2試合目・3試合目ともに勝ち切ることができました。この大会は、今回が初めて女子部門が開催される大会でした。そのような中で優勝することができ、初代優勝チームとなれたことをとても嬉しく思います。この経験は、チームとしても個人としても大きな成長につながったと感じています。
個人としては、自分の強みであるリバウンドを海外の選手相手に対してやりきる事ができたのは、自信に繋がりました。また、スピードのミスマッチを生かし自分より身長の高い相手へのフィニッシュを工夫して決め切ることができました。また、自分はミスをした時や消極的になっている時に周りが見えなくなったり、ヘッドダウンしてミスを続けてしまうのが課題だと感じています。
これからは、ミスをした時になぜそうなったのかどうしたらできるのかをその場で考え、次はやってやるぞという強い気持ちで挑戦し続けられるように頑張りたいと思います。
