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【大会レポート】男子日本代表『第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)』日本97-77中国:「チームで戦えている実感があります」

2026年9月19日

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9月18日、男子日本代表は『第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)』の準決勝で中国と対戦。高さで上回る中国をスピードで振り回し、97-77の完勝を収めました。

ティップオフ直後のプレーで金近廉選手が思い切り良く放った3Pシュート、相手の高さに対抗するアレックス・カーク選手のオフェンスリバウンドからの連続セカンドチャンスポイントで日本が先手を取ります。先発ポイントガードの小川敦也を中心に速いペースを作り出すことで、中国に高さのアドバンテージを発揮させません。

ベンチから出たメンバーも、その良い流れを引き継ぎます。カーク選手に続く2番手のセンター、狩野富成選手が相手ビッグマンとの1対1をヘルプなしで守り切り、そこからジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手のボールプッシュで次々とトランジションを生み出します。その速い展開から高島紳司選手、山﨑一渉選手がワイドオープンのチャンスを確実に決め、第1クォーターで28-15と先行しました。

第2クォーターに入って中国が高さを強調して反撃に出ますが、日本は今大会を通じて武器としているベンチ入り12選手をフルに活用する選手起用で運動量を高く保ち、相手に流れを与えません。相手の運動量が落ち始めた第2クォーター終盤、スピードで1対1を制した小川選手のレイアップを機に、一気に中国を突き放しました。

49-30で迎えた第3クォーターはさらにペースを上げます。金近選手がペイントエリアに割って入るドライブから得点し、川島悠翔が速攻を決め、小川選手がフローターでバスケット・カウントをもぎ取り、劣勢を挽回しようとする中国の出鼻をくじきました。

中国は日本のペースに合わせようとスピードを上げ、運動量を保つためにセカンドユニットのプレータイムも増やしますが、これまで積み上げたわけではないプレースタイルと選手起用が噛み合わない部分もあり、日本を上回ることができません。逆に日本は第3クォーターをフィールドゴール19本中14本成功と、走る展開で作ったチャンスを効率良く決め、34-22のビッグクォーターを作り出しました。大差で迎えた第4クォーターこそややペースを落としましたが、危なげない試合運びで快勝を収めました。

吉本泰輔ヘッドコーチは「どの選手が出ても40分間やり続けることが、キャンプからやり続けたチームの強調する点で、それを選手たちがよく表現してくれています」と、チームプレーでの勝利を称え、こう続けました。「チーム作りで一番大事なのは、個人ではなくチームスポーツとして全員で戦うことです。人によって役割は違いますが、その与えられた役割を高い水準で遂行すること。それによってチームが機能し、成長していくことに繋がります」

3ポイントシュート4本成功を含む、両チームを通じて最多の19得点を挙げた金近選手は「一人ひとりがエゴを出さずに、自分の仕事を全うしようとする姿勢がチームとして見えますし、本当にチームで戦えている実感があります。それが今日のパフォーマンスに繋がったので、決勝でもう一つレベルを高めて戦いたい」と語りました。

男子日本代表がアジア競技大会の決勝に進出するのは64年ぶり3回目。1951年、1962年の2回はいずれも銀メダルに終わっており、9月20日の決勝で韓国に勝利すれば初優勝となります。

それでも吉本ヘッドコーチは「メダルを取れるチャンスがあるのは非常に誇らしいことですし、日本選手団の筆頭として最初のスポーツで勝ち進めていることはありがたいですが、それよりも一つひとつの試合で成長してきたことを評価したいです。大会に入ってからチームの成長が上手く進んでいるので、そこを見ていただければと思います」と、あくまで相手ではなく自分たちの成長にフォーカスする姿勢を強調しました。

■山﨑一渉選手
「中国は強豪で、自分たちが引いてしまったから勝てないと思って試合に入り、先制パンチを食らわせることができました。これまで取り組んできた通り、ディフェンスとリバウンドを意識して、これまでどのカテゴリーでも中国にはリバウンドで負けることが多かったですが、今回はそこも上回りました。サイズの大きい相手に全員でボックスアウトして身体を当て、キープレーヤーを抑えて声を掛け合ってローテーションできたのが良かったです」

■高島紳司選手
「試合直前まで相手のスタメンが分からない状況ではありますが、吉本ヘッドコーチがおおよその予想を立てて、その中でキープレーヤーを含めたスカウティング、マークの割り当てがはっきしているので、迷わずプレーできています。対戦相手によって柔軟に変えて、自分たちが一番やりやすい形をしっかり考えてくれています」

■ジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手
「コーチ陣と自分たちでしっかりコミュニケーションを取ることができていて、『キツい時はいつでも交代していい』と言われています。だからこそ5分間でも3分間でもコートに立っている間は自分たちの100%を出す形で、上手くコミュニケーションが取れています。自分たちは確実に強くなっていて、気持ちで負けなければ絶対に勝てると思っています」

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