FIBAアジアカップで手応えを掴んだホーバスジャパンは、続いてFIBAワールドカップ アジア予選の2次リーグに参加した。開催国として、すでに出場を決めていたものの5連勝で締めくくり、2大会連続自力での出場を決めた。Bリーグのシーズン中に行われたこれらの試合は、ホーバスジャパンのスタイル確立、チームの強化のために重要な期間であった。特にイラン、カザフスタン、バーレーンのアウェーゲームは時差を伴う厳しいスケジュールだったが、6試合全てに出場した富樫、須田、河村、井上、吉井の5名を筆頭に、20名以上の選手がプレーし、それぞれがFIBAワールドカップ出場に貢献した。ホームでのカザフスタン戦で貢献したファジーカス、敵地バーレーン戦で22点を挙げた張本、Window5の2つのアウェーゲームで身体を張ったエヴァンスなどの活躍がなければ、連勝は極めて難しかった。
また、Window6ではホーキンソンが帰化選手として代表デビュー。いきなり2試合合計で39得点、21リバウンド、8アシストと大活躍し、日本代表のスタイルはさらに進化した。同じくWindow6では、長く練習生として合宿に参加し成長した川真田が公式戦デビュー。また、大学生だった金近もデビューとなったイラン戦で3pt6本を含む20点を挙げる活躍を見せた。
唯一敗れたWindow4の敵地イランでは、国内の情勢によりホーバスHCや帰化選手が帯同せず、佐々HC代行の指揮の元、わずか11名の選手でベストメンバーのイランに立ち向かった。第1Qから圧倒的なスピードで得点を重ね、ビッグマンの井上、永吉、シェーファー、吉井の4選手は、アジアNo.1センターのハダディ相手にも一歩も引かず戦った。しかし、スタメンのセンターとして3ptを3本沈めた井上が5ファウルで退場。吉井、永吉もファウルトラブルの中、最後まで戦い抜いたが、伏兵のPFカゼミに17リバウンドを許し惜敗した。
映像20_WINDOW4_沖縄でのカザフスタン戦_ファジーカス
映像21_WINDOW5_アウェイバーレーンで22点の大活躍した張本
映像22_WINDOW5_2試合を通して攻守に貢献したエヴァンス
映像23_WINDOW4:5_イラン戦_ハダディ対策(スコア後のリスタート)
映像24_WINDOW4:5_イラン戦_ハダディ相手に戦うビッグマン
2022/8/26[Window4]
日本 68-79 イラン [BOXSCORE]
2022/8/30[Window4]
日本 73-48 カザフスタン [BOXSCORE]
2022/11/12[Window5]
日本 87-74 バーレーン [BOXSCORE]
2022/11/14[Window5]
日本 81-61 カザフスタン [BOXSCORE]
2023/2/23[Window6]
日本 96-61 イラン [BOXSCORE]
2023/2/26[Window6]
日本 95-72 バーレーン [BOXSCORE]
FIBAワールドカップ アジア予選 グループB
順位 | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 勝ち点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | オーストラリア | 11 | 1 | 91.7 | 22 |
2 | 中国 | 10 | 2 | 83.3 | 22 |
3 | 日本 | 7 | 5 | 58.3 | 19 |
4 | イラン | 6 | 6 | 50.0 | 18 |
5 | カザフスタン | 5 | 7 | 41.7 | 17 |
6 | バーレーン | 2 | 10 | 16.7 | 14 |