この章では、特にディフェンス面において、日本が相手チームに対してどういう対策をしたのかを解説する。日本のディフェンスには、コンセプトやチームルール、基本的なPNRカバレージなどがあることは解説してきたが、チームルール通りにディフェンスをしているだけでは絶対に守ることができない。スーパースターを守らなければいけないのが、世界レベルの戦いである。
ドイツのオフェンスでのキープレーヤーは2人である。信じられないほどのクイックネスを持つPGの#17シュルーダー、208cmという高さと長さを持ちながらインサイドでもアウトサイドでもスコアできる#9ワグナーである。どちらもPNRを多く使うボールハンドラーであり、右ドライブに長けているという特徴は似ている。天才的な得点力を持つこの2人をどう守るか、パリ2024オリンピック開幕のギリギリまで対策を練り続けた。
映像109_#17_PG_シュルーダーへの対策
映像110_#9_SF_ワグナーへの対策
映像111_#10_C_タイス: #0_G_ボンガ : #32_PF_ティーマンへの対策
映像112_スカウティング_マッチアップ_吉井 vs #17シュルーダー
映像113_スカウティング_#9ワグナー1on1_右のレイアップを消す
映像114_スカウティング_PNRディフェンス_右はアンダー
映像115_スカウティング_アベレージシューターからのオーバーヘルプ
映像116_スカウティング_PG vs #42オブスト_トップブロック