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【インカレ2025レポート】男子ベスト4が決定!グループステージから勝ち抜いた日本経済大学が初準決勝進出
2025年12月6日
新人インカレ優勝で得た自信を確信に変えて勝利へ導く日本経済大学2年生・大庭涼太郎選手
天皇杯ファイナルラウンドへ気持ちを切り替える日本体育大学 西部秀馬選手
「第77回全日本大学バスケットボール選手権大会」(インカレ)は男子が準々決勝を終え、ベスト4が決定。昨年のチャンピオン・日本大学を96-87で破った第1シードの早稲田大学を筆頭に、白鷗大学、東海大学と4つ角のシード校が順当に勝ち上がりました。もう1チームはグループステージから登場し、5連勝で初の準決勝進出を決めた日本経済大学(九州2位)。早稲田大学 vs 日本経済大学、白鷗大学 vs 東海大学の男子準決勝は、12月13日(土)に大田区総合体育館(東京都)で開催。本日12月6日(土)より、国立代々木競技場 第二体育館にて女子グループステージがはじまります。
今年の新人インカレ(第3回全日本大学バスケットボール新人戦)で初優勝を飾ったことで、日本経済大学の意識が変わりました。中央大学を71-69、明治大学にも63-61と僅差の勝負を勝ち切った要因について、「優勝したことが3・4年生にとっては悔しい思いがあり、このインカレで結果を残さなければいけないという気持ちで戦っていることが最後に発揮したと思います」と片桐章光監督は述べます。先発を担う2年生の#11 大庭涼太郎選手は、「誰が相手でも自分はシュートを決め切る自信が新人インカレでつきました。(明治大学戦で)湧川(裕斗)君につかれても、自分はやられる気がしませんでした」と話し、チームの勝利と歴史更新に貢献しています。
昨年、日本一に輝いた日本大学は、今年の関東リーグを制した早稲田大学に87-96で敗れ、準々決勝で姿を消しました。3×3男子U21日本代表の#20 山田哲汰選手は初戦の山梨学院大学戦は果敢にゴールへアタックし、14点をマーク。早稲田大学戦も9点と活躍しましたが、「もっと自分から攻めていかなければいけなかったです」と反省点を挙げ、先輩たちとともに2連覇に導けなかった責任を感じ、悔し涙を流しました。
大学代表として天皇杯ファイナルラウンドへの出場権を得た日本体育大学。準々決勝で東海大学に73-89と及ばず、今年もベスト8の壁を破ることができませんでした。#7 西部秀馬選手は「1試合を通して東海大学の流れとなった時間帯が長かった印象が強いです。第3クォーターに一度来た流れを引き寄せられなかったのが敗因でした」と試合を振り返ります。大会直前にインフルエンザにかかり、体調が万全ではなかったことも明かし、「それでも出場させてくれたコーチ陣には感謝していますし、準備不足の自分には本当に反省しかないです」と不完全燃焼でした。
天皇杯ファイナルラウンドがある日本体育大学の4年生が引退するのは1ヶ月ほど先になります。西部選手は最後の大会へ向け、「僕自身はドラフト志望を提出しているので、天皇杯でBリーグのチームと対戦することが1番のアピールになるのではないかと思います。できることならば、もう今日この後すぐに切り替えて天皇杯に向けて練習したい気持ちです」と顔を上げました。天皇杯1回戦は北信越ブロック代表の社会人チームREBORNと対戦。勝てば、日本体育大学出身の大浦颯太選手がおり、大野篤史ヘッドコーチ率いる三遠ネオフェニックスとの試合が実現します。悔しい反省を持ち帰り、次なる目標に向かって4年生たちもまだまだ大学バスケで成長できる機会が続きます。本日からはじまる女子グループステージの第1試合に登場する江戸川大学も、関東ブロック予選を制して皇后杯ファイナルラウンド進出を決めました。
