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「第77回全日本大学バスケットボール選手権大会 (インカレ)」(男子)白鷗大学(女子)東京医療保健大学が優勝

2025年12月15日

 11月29日(土)より16日間に及ぶ「第77回全日本大学バスケットボール選手権大会 (インカレ)」は12月14日(日)に決勝が行われ、男子・白鷗大学、女子・東京医療保健大学が優勝し、それぞれ大学バスケ日本一に輝きました。大会結果、優勝コメントを以下にご紹介いたします。

■第77回全日本大学バスケットボール選手権大会 大会結果
【男子 大会成績】
優 勝:白鷗大学
 ※2年ぶり3回目
準優勝:早稲田大学
第3位:日本経済大学
第4位:東海大学

■男子 個人賞
【最優秀選手賞】モンガ バンザ ジョエル(白鷗大学4年)
【敢闘賞】 岩屋 頼(早稲田大学4年)
【優秀選手賞】
 佐古 竜誠(白鷗大学 4年)
 内藤 晴樹(白鷗大学 3年)
 三浦 健一(早稲田大学3年)
 松本 秦(早稲田大学1年)
 今泉 太陽(日本経済大学4年)

【得点王】松本 秦(早稲田大学1年)57点
【3ポイント王】松本 秦(早稲田大学1年)7本
【アシスト王】下山 瑛司(早稲田大学3年)12本
【リバウンド王】モンガ バンザ ジョエル(白鷗大学4年)35本(OF14本-DE21本)

【MIP賞】三浦 健一(早稲田大学3年)
【クリーン・ザ・ゲーム賞】東海大学
【最優秀監督賞】網野 友雄(白鷗大学)

■白鷗大学 優勝コメント
網野 友雄監督
「得点を獲れても90点だと思っていたので、結果的に点数を取り合って勝てたことが良かったです。得点を取り合わなければどうにもならないですし、一つのクォーターで10点台が出てしまうとやっぱり苦しくなってしまうので、全部のクォーターを20点以上取れたことがすごく良かったです。ディフェンスでは、スリーポイントシュートを決められては絶対にダメだと言っていました。下山(瑛司)選手に切り裂かれてレイアップで得点されましたが、今日のゲームプランとしてはそこはOKでした。しかし、ディフェンスではどうしてもヘルプローテーションの習慣がついているので、そこで相手に寄らずに目の前の2点を取らせることが少し難しく、ボールに対して一生懸命守ろうとして引っ張られて、後ろのシューターを捕まえ切れなかったりところがありました。早稲田大学に対するアジャストはかなり難しいかったです」

佐古 竜誠選手
「1クォーター目でちょっとやられてしまったんですけど、そこからの時間帯をしっかり我慢して、一つひとつ点を取ることで勝てたと思います。昨年のインカレはAチームにはいましたが試合に出られず、ベンチにも入れなかった悔しさがとても大きかったです。だからこそ、4年になる今年は絶対にベンチに入って試合に出る気持ちが強かったです。でも、(佐藤)涼成がいなくなる予定ではなかったので、全力で涼成をサポートする形で行こうと思っていました。決勝もそうですが、インカレ自体コートに立つのがはじめてなので、やっぱり緊張はありました。でも、1本目の3ポイントシュートを決めたことで緊張が解けて自分のプレーを出すことができました。最後はあまり実感がありませんでしたが、感謝の気持ちと涼成の存在も大きかったので優勝できて本当にうれしかったです」

【女子 大会成績】
優 勝:東京医療保健大学
 ※3年ぶり7回目
準優勝:白鷗大学
第3位:筑波大学
第4位:早稲田大学

■女子 個人賞
【最優秀選手賞】大脇 晴(東京医療保健大学4年)
【敢闘賞】池田 凜(白鷗大学3年)
【優秀選手賞】
 ロー ジョバ(東京医療保健大学1年)
 絈野 夏海(東京医療保健大学2年)
 佐坂 光咲(白鷗大学 4年)
 朝比奈 あずさ(筑波大学4年)
 菊地 実蘭(早稲田大学3年)

【得 点 王】大脇 晴(東京医療保健大学4年)54点
【3ポイント王】高木 美波(白鷗大学3年)7本
【アシスト王】池田 凜(白鷗大学3年)19本
【リバウンド王】アダム アフォディヤ(白鷗大学3年)39本(OF10本-DE29本)

【MIP賞】五十嵐 羽琉(東京医療保健大学3年)
【クリーン・ザ・ゲーム賞】日本体育大学
【最優秀監督賞】恩塚 亨(東京医療保健大学)

■東京医療保健大学 優勝コメント
恩塚 亨監督
「この優勝は良い準備をし、良い積み上げができていたからだと思います。それは困難な状況で自分たちの強みを発揮すること、困難な状況をおもしろがって良いエネルギーでプレーし続けることができたことで優勝を勝ち取ることができました。うれしさとともに、本当にこの1年間みんなで積み上げてきたことが実を結んだ達成感が大きかったです。試合に出ている選手も出ていない選手もスタッフも含めて積み上げて成長できた年でした。みんなを誇らしく思っているとともに、コーチとして、がんばったら良いことがあることを経験してもらいたい、と常に心がけています。それをみんなが経験することができて、正直ホッとしました」

絈野 夏海選手
「この1年はコートにいる時間の方が短いのではないかと思うほどでした。インカレでは最後までコートに立ち続けることに意味があると、恩塚さんにもずっと言っていただいていました。今日は絶対に立ち続けようという気持ちで臨んでいましたし、最後まで戦うことができたことで、少しは仲間に影響力を与えられたのではないかと思いました。自分としても良く立っていられたなと思います。自分にとっては初めて日本一を獲ったので、この喜びを肌で感じることができたすごく良い日になりました。これから何回も日本一を獲れるように、同じ経験をできるようにまたがんばります。でも決勝はほぼ何もしていないので、次こはそ自分が得点を取ったり、もっとアシストをして貢献できるように、もっと練習を積んでいかなければいけないと思いました」