現地レポート

Be Tough(タフになれ)!RSS

2012年12月31日 18時00分

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2012年大みそか。今日で2012年が終わる。


トヨタ自動車アルバルクJXサンフラワーズが天皇杯、皇后杯を下賜され、その勢いのままにJBL、Wリーグを制した2012年が終わる。


高校総体を宮崎・延岡学園高校愛知・桜花学園高校が制し、全日本大学選手権大会の覇権を東海大学大阪体育大学が奪い、そして全日本社会人選手権大会では九州電力山形銀行に栄冠が輝いた2012年が終わる。


日本代表も奮闘した年だった。男子日本代表は「第4回FIBA ASIAカップ」で準優勝となり、女子日本代表はロンドンオリンピックの道こそ断たれたものの、「FIBA女子オリンピック世界最終予選」では最後の1枠をかけた決定戦にまで進んでいる。世界が見えてきた、そんな2012年が今日で終わる。


だが終わりは始まりの合図である。明日から2013年。新たな年の始まりとともに、「東日本大震災」被災地復興支援 第88回天皇杯・第79回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会、通称「オールジャパン2013」が始まる。


勝敗予想を立てれば、やはりJBL、Wリーグのチームが勝ち上がっていくことが予想される。しかしウインターカップで香川・尽誠学園高校の色摩拓也コーチが言ったように「強い者が勝つのではない。勝った者が強い」のである。しかも一発勝負のトーナメント戦、ちょっとした油断が取り返しのつかない結果につながる。


昨年の大会を振り返っても、男子は結果としてJBLの8チームがベスト8に進んだが、女子は大学2位の大阪人間科学大学が新潟アルビレックスBBを倒し、また高校代表として出場した神奈川県立金沢総合高校が秋田銀行を倒して、ともにベスト8まで勝ち進んでいる。その結果として今年度の学生1位、高校代表がともに3回戦からの登場となる、大学1位である大阪体育大学、高校代表である愛知・桜花学園高校がどのような戦いを見せるのか。1つ勝てば、2014年度の皇后杯でもシード枠が与えられるだけに注目したいところだ。


男子は近年、大学界を牽引する2つのチームがJBLに肉薄しつつある。結果としてこれまでは打ち破ることができていないが、今大会はどうだろう。日本代表である比江島慎を擁する大学2位の青山学院大学は勝ち進めばJBL8位のレバンガ北海道を対戦することになる。同じく日本代表の田中大貴を中心とした東海大学も、勝ち進めばJBL7位のリンク栃木ブレックスと対戦する。今年こそJBLの壁を打ち破ることができるのか。もちろん待ち構えるJBLの2チームは、リーグでは苦しんでいるとはいえ、ともに日本代表クラスの選手を抱えており、天皇杯をきっかけに浮上を狙っているはずだ。これらの争いは大会最注目の1つといっていいだろう。


また今大会が最後の天皇杯となるパナソニックトライアンズの戦いぶりにも注目したい。


アメリカ大統領だったジョン・F・ケネディらを多くの政治家を輩出したケネディ家の家訓として「状況がタフ(困難)になると、タフな(強い)者が道を切り開く」というものがある。トーナメント戦は勝ち抜けば勝ち抜くほど状況が困難になってくる。そのときに勝つのは強い者――この「強さ」は実力上位の強さではなく、困難に打ち勝てる心の「強さ」――である。出場すべてのチームに言いたい。


2013年はタフになれ!


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