第34回女子ウィリアム・ジョーンズカップ

試合日程・結果GAME

【女子 】國泰人壽 vs 日本

試合データ
開催場所ミャオリドーム体育館(チャイニーズ・タイペイ 苗栗県) コミッショナー 
試合区分女子 主審 
開催期日2012(H24)年07月11日(水) 副審 
開始時間/終了時間18:00/19:30
ゲームレポート
國泰人壽 91 26 1st 13 51 日本
16 2nd 15
24 3rd 9
25 4th 14
ジョーンズカップ最終日。4日間終えての成績は、日本 3勝1敗、国泰人壽 4勝0敗と、この最終戦に日本が勝利すれば優勝のチャンスがある大切な1戦となった。1か月前のタイペイ遠征では、国泰人壽の下部組織・文化大学(実際には一緒に練習及びチームを組んでおり、文化大の学生が4名在籍している)とゲームを行い、57-86と19点差をつけられ敗戦した。タイペイ実業団として18年連続優勝、長身者と力強さを備えたNo.1のチームである。
 
 日本のスターティングメンバーは#4篠崎、#6加藤、#7小菅、#10瀬崎、#12近藤。対する国泰人壽は、#5(G・174cm)、#6(C・184cm)、#7(SG・170cm)、#18(F・180cm)、#19(CF・178cm)と平均身長は177.2cmと、日本は平均身長で6cm高い相手と対戦となった。
 
 第1ピリオド、互いにマンツーマンディフェンスでスタート。国泰人壽は#6のインサイドを中心に加点すると、対する日本は#10瀬崎のジャンプシュート、3Pシュートで応戦する。しかし、国泰人壽のインサイドを抑えることができず、主導権を奪われる。その後、日本は#14角畑、#4篠崎が果敢にドライブインを試みるも、相手のディフェンスに阻まれ、逆に国泰人壽#7にインサイドアウトからの3Pシュートを決められる。8-14、日本はタイムアウトを要求し、立て直しを図る。タイムアウト後、日本は3Pシュートやドライブインで得点するが、最後、国泰人壽#10にブザービーターを決められ、13-26と日本13点ビハインドで終了。
 
 第2ピリオド、日本ボールからスタートすると、#14角畑のドライブインで先制。続けて#4篠崎、#13桂のリバウンドシュート決まり、じわじわと追い上げる。対する国泰人壽は、執拗にインサイドにボールを集め、#18と#19が得点を挙げる。しかし、日本は攻守によく足が動き、相手のターンオーバーを誘発する。残り5分30秒、速攻から#4篠崎がバスケットカウントを沈め、26-32と詰め寄る。しかし、日本はフォワードポジションのディナイが甘く、簡単に相手センターにボールを集められ、国泰人壽#6に連続得点を許す。28-42、日本は国泰人事に前半ペイントエリア内で36点許し、前半終了。
 
 第3ピリオド、国泰人壽はピック&ロールからオフェンスを組み立て、#19の3連続ゴールでリードを伸ばす。一方の日本も、#12近藤の3Pシュートや#7小菅のリバウンドシュートで応戦するが、なかなか得点差は縮まらない。中盤、33-53と20点差に引き離され、たまらず日本はタイムアウト。日本はタイムアウトで立て直しを図るが、その後ことごとくシュートが決まらず、苦しい時間帯となる。終盤、国泰人壽はリバウンドボールを支配して速攻を繰り出し、残り45秒には#16の3Pシュートを決められる。日本は再びタイムアウトを取るが、国泰人壽は2-3ゾーンディフェンスに切り替え、日本はリズムを掴めない。最後、国泰人壽#12のブザービーターが決まり、37-66と国泰人壽に大きくリードを広げられ、最終ピリオドへ。
 
 第4ピリオド、後がない日本は、速い展開で相手チームを切り崩すと、ディフェンスではオールコートマンツーマンで積極的に仕掛け、24秒オーバータイムを取り勢いづく。しかし、国泰人壽も確実にインサイドプレイで#6が得点を挙げる。日本は#14角畑、#4篠崎の個人技中心のオフェンスになり、なかなかリズムが掴めず、フリースローの得点のみの時間帯が続く。一方、国泰人壽は#6、#18のゴール下シュート、#13の3Pシュートで、40-79と得点差を広げる。残り5分13秒、日本はタイムアウト。タイムアウト後、日本は#10瀬崎の連続ゴール、#6加藤のバスケットカウントで一矢を報いるが、国泰人壽もうまくメンバーチェンジを繰り返し、時間が過ぎていく。51-91、国泰人壽のインサイドに圧倒され、40点差で完敗した。
 
 最終順位、1位:国泰人壽(チャイニーズ・タイペイ)、2位:中華電信(チャイニーズ・タイペイ)、3位:日本、4位:インド、5位:マレーシア、6位:チャップマン大学(アメリカ)と以上の結果で大会を終了した。