現地レポート

クリスマスイブを最高の笑顔で!RSS

2011年12月24日 09時35分

先日、ブータンのワンチュク国王とペマ王妃が来日されたニュースを見ました。かの国では「国民総幸福量」という指標で精神的な豊かさ、つまりは幸せの尺度が示されるそうです。初めてその尺度を調べた国勢調査では、実に国民の約97%が幸せだと回答したそうです。


さて、本日「JX-ENEOSウインターカップ2011」の2日目はクリスマスイブです。捉え方にもよるでしょうが、高校生時代のクリスマスイブを、東京体育館で、大好きなバスケットをして過ごせるのは、なんとも幸せなことだと思います。今日、試合がある選手たちは幸福度数100といったところでしょうか。


今朝の新聞広告に「サンタには誰がプレゼントを届けるのだろう」というキャッチコピーがありました。要はお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに健康食品を贈りましょうという広告なのですが、これまで多くのものを与えてくれた人たちに、子どもたちから何かを贈るというのもクリスマスの見方としてはおもしろいのではないでしょうか。これをウインターカップで表現すると、これまで指導してくださったコーチやトレーナー、練習を陰からサポートしてくれたマネージャーにプレゼントを贈るのは選手しかいません。


もう1つ、新聞広告のキャッチコピーが目に留まりました。「教育は、子どもへの最高のギフトだ、と思う」という広告です。これを先ほどの広告と合わせてみると「勝利は、支えてくれた人への最高のギフトだ、と思う」とならないでしょうか。


幸せの象徴ともいうべきクリスマスイブの朝一番に「勝っても、負けても」という言葉は似合いません。今日おこなわれる28試合に出場する56チームの選手には、コーチのため、トレーナーのため、マネージャーのため、そして何より一緒に頑張ってきたチームメイト、チームを支えてくれたすべての人のために「勝利」という最高のギフトを贈ってもらいたいと思います。


本日は女子のシード校が登場します。男子も昨年の優勝校である福井・北陸、地元東京の京北、史上最年少で日本代表入りをした渡邊雄太選手を擁する香川・尽誠学園、そして秋田・県立能代工業が1回戦で登場します。それらすべての選手の最高のプレイこそ、見ている人たちへのささやかなクリスマスプレゼントです。


女子シード校登場試合


10:30 Aコート  明星学園(東京・高校総体3位)×県立小林(宮崎)
10:30 Bコート  県立金沢総合(神奈川・高校総体1位)×福岡大学附属若葉(福岡)
12:00 Aコート  県立新潟中央(新潟)×札幌山の手(北海道・前回優勝)
12:00 Bコート  相模女子大学(神奈川)×大阪薫英女学院(大阪・高校総体2位)


2011年のクリスマスイブを最高の笑顔で過ごしましょう!




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