現地レポート

3冠か、初優勝か――頂点をかけた最後の戦いRSS

2011年12月29日 09時17分

23日に開幕した「JX-ENEOSウインターカップ2011」も最終日を迎えました。残すは男子決勝戦と3位決定戦の2試合だけ。

試合順に対戦カードを紹介すると、


男子3位決定戦:福岡大学附属大濠×沼津中央
男子決勝戦:延岡学園×尽誠学園


となります。
最終日に笑って終われるのは2チームだけ。悔いのないように思いきり戦って、自分たちの力で勝利を掴み取ってもらいたいと思います。


決勝戦を迎えるにあたって、延岡学園の北郷純一郎コーチは記者会見でこう言っていました。

「何度か決勝戦を味わっているけど、いつの決勝戦でも緊張します。勝てば初優勝。せっかくのチャンスが来たんだから頑張らせたいと思います。チームはインターハイでそれなりの勝ち方をしているし、国体でも勝っています。国体が終わったあとは「3冠」という言葉が出てきてプレッシャーがかかっている中で、彼らは練習をしてきました。これから対戦相手のゲームを見て、その対策を与えれば、彼らはそれを実践できるプレイヤーの集団であると思っています」

と自信を見せていました。


一方の尽誠学園のエース・笠井康平選手は、

「国体ではやることをやったのに負けてしまいました。そこからやるべきことはできたのに何が足りなくて負けたのかをチームで話し合ってきました。リベンジということで、優勝したいという強い気持ちを持って頑張ります」

と力強く意気込みを語ってくれました。


延岡学園の3冠か、それとも尽誠学園の初優勝か――。


東京体育館の前には開場の1時間前にもかかわらず多くのファンが並んでいました。先頭の男性は昨日の試合と今日の試合を見るために滋賀から来られたそうで、今日は5時15分から列に並んでくださったそうです。寒い中、コートに身を包み、3時間以上も待ってくださるそういったファンの方々のためにも、4チームの選手たちには今年一番のゲームを見せてもらいたいと思います。


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