ニュース

JBA公認コーチに対する指導における暴力行為等の実態調査の実施について

2013年4月24日

 昨年12月に、大阪市立桜宮高校バスケットボール部において痛ましい出来事があり、その後も各地のバスケットボール部活動において暴力問題があったことが報道されているところですが、このことにつきましては、指導者のみならず、当協会を含めバスケットボール界全体の問題であると認識しております。

 当協会といたしましては、2013年4月以降、一切の暴力行為(殴る、蹴る、突き飛ばすなどの身体的制裁、言葉や態度による人格の否定、脅迫、威圧、さらに、いじめや嫌がらせ、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントなど)を根絶する方針であり、バスケットボールの一層の普及や強化に向けて長期的戦略を実施し、バスケットボール界の新たな時代を築いていく所存であります。しかしそのためには、JBAの理念、ビジョンに基づいた優れた指導者を適切に養成する仕組みをつくることによって、更なる指導者の指導力向上を図ることが喫緊の課題となっております。

 つきましては、これまでの指導の実態を正確に把握し、再発防止に向けて注意、反省を促した上で、新しい指導体制を策定するために、『全JBA公認コーチに対する指導における暴力行為等の実態調査』を実施することといたしました。
 JBA公認コーチの皆さんには、当協会よりメールでご案内しておりますので、Team JBAに登録しているメールアドレスにて詳細をご確認いただき、5月6日(月・祝)までに、必ずご回答いただきますようご協力をお願いいたします。
 なお、本調査において、過去の暴力行為について正しい申告がなされなかった場合には、当協会として厳しい処分を科し、さらに今後暴力行為を行った者には、より厳しい処分を科す方針であることを申し添えます。

 指導者の皆様には、モラルに反した指導を“しない、させない、見過ごさない”ため、今一度、指導現場の状況を把握していただき、スポーツに携わる者として、責任ある行動と自覚をもって指導に取り組んでいただきますよう徹底をお願い申し上げます。

 ※本実態調査は、2012年3月現在、JBA公認BA公認コーチライセンスをお持ちの方を対象としています。
 ※2012年3月現在、JBA公認コーチライセンスをお持ちの方で、当協会からのメールが確認できていない場合
  は、以下までご連絡ください。

 <本件に関するお問い合わせ>
 公益財団法人日本バスケットボール協会 総務部(実態調査担当)
 TEL:03-3779-3101(平日 9:30~17:30) / E-mail:research@basketball.or.jp