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FIBA U16アジア選手権[準々決勝]日本91-84インド:ベスト4進出を果たし、8年ぶり2度目のFIBA U17ワールドカップ出場決定

2022年6月17日

目標に掲げたFIBA U17ワールドカップの出場権獲得

川島悠翔選手は32点、17リバウンドの活躍

 「FIBA U16アジア選手権」にて、予選ラウンド グループCを1位通過した男子U16日本代表は、準々決勝に臨みます。昨日のベスト8決定戦で、インドネシアを相手に97-53で圧倒したインドが勝ち上がってきました。2週間後の7月2日(土)よりスペインにて開幕する「FIBA U17ワールドカップ」への出場権は、今大会の上位4チームに与えられます。世界への切符を懸けた大一番を、日本は91-84でインドに勝利。2014年ドバイ大会以来、8年ぶり2度目のFIBA U17ワールドカップへの出場を決めました。

 インドに3ポイントシュートで先制されるも、すぐさま川島 悠翔選手 (福岡大学附属大濠高等学校 2 年)が決め返し、そのまま4連続点で12-3とリードします。第1クォーターを26-16と10点差をつけた日本。しかし第2クォーター、インドが果敢にゴールへアタックし、得点を重ねます。オフェンスで勢いづいたインドは、ディフェンスも良くなり、2点差まで詰められます。しかし、渡辺 伶音選手 (福岡大学附属大濠高等学校 1 年)がリバウンドをねじ込み、 内藤 耀悠選手 (レバンガ北海道 U18)がスティールから速攻を決め、前半終了間際に小川 瑛次郎選手 (羽黒高等学校 2 年)が早くも4本目の3ポイントシュートを沈め、50-35と15点リードして前半を終えます。

 第3クォーター、インドのアグレッシブなプレーに押されてファウルがかさみ、フリースローでの失点が続きます。前半を終えた時点で15点リードしていましたが、第4クォーター最初のシュートをインドに決められ、68-65と1ゴール差に詰められます。追い上げるインドのプレッシャーに押し込まれそうになる中、武藤 俊太朗選手 (開志国際高等学校 3 年)の活躍で悪い流れを断ち切ります。オフェンスリバウンドに飛び込み、そのままゴールを決め、83-76。しかし、インドもほぼ40分間を通してフルコートディフェンスを仕掛け、集中力を切らすことなく向かってきます。残り2分、83-81と2点差にされます。

 日本も強気の姿勢を崩すことなく、川島選手が3ポイントシュートを決めて逃げ切ります。最後は内藤選手から、ゴール下へ走った小川選手へのタッチダウンパスが通り、91-84で勝利。目標に掲げたFIBA U17ワールドカップ出場を決めました。

 準決勝はイランvsニュージーランドの勝者と対戦。ここから先はFIBA U17ワールドカップの前哨戦となります。世界を肌で感じながら最高位を目指し、挑戦が続きます。