ニュース

男子日本代表:SoftBank カップ 2022まであと5日「今まで練習してきたこともメンタル的にも切り替えて、新しいスタイルを築いていきたい」馬場雄大選手

2022年8月8日

新戦力として期待されるニカ・ウィリアムス選手(左)と馬場雄大選手(右)

アジアカップの良い部分を継続してチームを作るトム・ホーバスヘッドコーチ(右)と富樫勇樹キャプテン(左)

 男子日本代表は、8月13日(土)・14日(日)にゼビオアリーナ仙台で行われる「SoftBank カップ 2022」へ向け、強化合宿を行っています。昨年の東京2020オリンピックに出場した経験ある選手を加え、FIBA アジアカップから積み上げてきた若手との融合を行っているトム・ホーバスヘッドコーチや選手たちのコメントをご紹介します。

■トム・ホーバスヘッドコーチ

 先月のアジアカップでもイランと対戦し、負けてはしまいましたが良い試合をすることはできました。現在、短い期間でイラン戦に向けたスカウティングをしながら、新しいチームを作っています。アジアカップメンバー6人と、新たに招集した10人の選手が加わったことで全然違ったチームになりそうです。アジアカップまでは長い期間合宿をすることができ、考え方も分かっているメンバーはスムーズに動いてくれています。アジアカップで良い状態になってきたので、今回はもう少し簡単に行くかと思っていましたが、同じことを伝えていてもやっぱり時間がかかります。新しいメンバーも素晴らしい選手ですし、すごくがんばっており、SoftBank カップへ向けてすごく楽しみです。

 合宿初日にアジアカップのデータを見せました。平均96点、3ポイントシュート成功率平均41%、2ポイントシュート成功率平均51%、フリースロー成功率平均81%と素晴らしい数字を残しました。さらにステップアップしたいですし、もう少し上手にできるようにしようという話をしました。難しいことではあるが、アジアカップのデータが良かったからこそ、もっと良くしていきたいです。

 今回はビッグマンとしてニカ・ウィリアム選手がおり、インサイドプレーやリバンド、ローポストディフェンスではこれまでのルーク・エヴァンス選手よりも良いものを持っています。でも、ルークの方がアウトサイドプレーや判断が上手です。今は、どうやってニカの力を上手に使うことができるかを考え、そこに取り組んでいます。また、馬場雄大選手は今夏、ゴールデンステート・ウォリアーズの一員としてNBAサマーリーグに出場し、もっと3ポイントシュートを打った方が良いと言われており、日本代表でも同じです。ドライブが上手にできるのは分かっていますが、もっともっと3ポイントシュートが入るようになれば、彼のプレーがさらに広がり、それによって日本代表も強くなります。

 今までの馬場選手は例えば10回シュートを打ったら、7〜8回はドライブをしていました。でも、このチームでは逆の数字にしたいですし、彼のマインドセットを変えたいと思っています。ディフェンスが空いてるならば3ポイントシュートを狙うように意識させています。彼がNBAに行きたいならば、そこを変えなければなりません。3ポイントシュートの向上について、彼自身も分かっています。この合宿はそこをメインにしており、シューターのマインドセットになれるように取り組んでいます。

■富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)

 イランとは前回のアジアカップでも対戦し、SoftBankカップとFIBAワールドカップ アジア予選 2次ラウンド Window4(以下Window4)を含めて今月は3試合戦います。前回は8番のシューター(ヤクチャリ選手)に対し、試合前から一番気をつけなければいけないという話をしていたにも関わらずやられてしまいました。自分たちがやられたくないところを、チームとしてしっかり対策をして徹底できるようにしていきたいです。

 アジアカプのときからメンバーは変わっても、目指すバスケットスタイルは変わりません。アジアカップで良かった部分は継続していきたいです。また、例えば比江島選手は昨年11月以来の代表合宿の参加となり、期間も空いているのでもう一回トムヘッドコーチの目指すバスケを思い出してプレーしなければいけない部分もあります。それには時間が必要になるので、そこはチームとしてしっかり練習をして試合に臨めるようにしたいです。

 練習を何度か重ねて、馬場選手の強みがところどころ出はじめています。もちろんリバウンドを獲って走ることは当然ですが、スティールなどチャンスを自ら作れる選手です。そこはチームとしても、試合の中で助かると思っています。特に流れが悪くなったときに、スティールやトランジションでファウルをもらうことができる選手です。久しぶりに代表のユニフォームを着て、一緒にプレーできるのが楽しみです。

■ニカ・ウィリアムス選手(島根スサノオマジック)

 今、練習をしていて、かなり良いチームが作れているという手応えを感じています。強豪国を相手に良い試合ができるとも思っています。個人的には、海外の選手と対戦する機会はあまり多くないので、この機会をとても楽しみにしています。

 このチームでの役割は、泥臭い仕事をしっかりやること。オフェンスとディフェンスの切り替え時にしっかりと走ったり、ゴール下でのフィジカルなプレーで貢献できるようにしたいです。他の選手が嫌がるようなプレーを一生懸命できるのが自分の強みだと思っています。そこは日本代表でもしっかりと持ち味を出していきたいです。それがチームの助けになるとも思っています。

■馬場雄大選手

 日本代表としてプレーさせてもらうことが、昨年の東京オリンピック以来になり、ホーバスヘッドコーチの下でバスケットをするのもはじめてです。すごく楽しみですし、スタイルもガラッと変わっているので、自分がどういう形でこのチームにフィットできるかということは常に考えています。イランとは今月末のWindow4でも戦うので、その本戦も踏まえて何ができるか、課題は何かを明確にさせられるようなSoftBankカップの2試合にしたいです。

 今までのトランジションやディフェンスをがんばるところはもちろんですが、このチームのスタイルとして3ポイントシュートが重要視されています。それに対して、今までとはガラッとプレースタイルを変える勢いで積極的にシュートも狙っていきたいです。3ポイントシュートは海外でプレーする以上は必須なところでもあり、常に練習してきました。ゲームで打つ機会をもっと増やしたいとも思っていたので、日本代表のバスケットは最高の機会になると思っています。今まで練習してきたこともメンタル的にも切り替えて、新しいスタイルを築いていきたいです。