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JBA公認プロフェッショナルレフェリーが JFA PR キャンプに参加 (ご報告)

2022年10月30日

JFA PR キャンプでの座学の様子

リラックスしてフィジカルトレーニングに臨む

 当協会 (JBA) では、日本サッカー協会 (JFA) 審判部からお招きいただき、去る10月19日 (水)・20日 (木) の 2 日間、前田審判委員長ならびに加藤誉樹、漆間大吾の両 JBA 公認プロフェッショナルレフェリーが高円宮記念 JFA 夢フィールドで実施された JFA プロフェッショナルレフェリー (PR) キャンプに参加させていただきました。
 JFA プロフェッショナルレフェリーの皆さんの高いプロ意識を肌で感じるとともに、両競技の共通点や違いを情報交換する貴重な機会となりました。

■加藤誉樹レフェリーコメント
「ピッチ上でのフィジカルトレーニング、研修室での映像を用いたトレーニングともに非常に質の高いもので、内容そのものから得られる学びが多かったことはもちろんですが、2 日間を通して私が最も感銘を受けたのは、プロフェッショナルレフェリーや周囲でサポートされている皆さんの ” 家族感 ” です。
 サッカーのプロフェッショナルレフェリーはバスケットボールに比べて既に人数も多く、年齢や経験、フィールド上の役割に違いがありますが、それぞれの皆さんがお互いに伸び伸びと明るい雰囲気でコミュニケーションを取りながらも、臆することなく自分の意見を共有したり、ときには厳しい意見が飛び交ったりと、和気あいあいとしていながらも、思ったことは遠慮せずに表現できるその関係性はまるで家族のようでした。また、そうした良い雰囲気のなかで仲間と切磋琢磨できることがレフェリングの技術面の向上に大きく貢献しているとともに、精神的な支えにもなっているのではないかと感じました。
 私たちバスケットボールのプロフェッショナルレフェリーは現状 2 名で、漆間さんとは日々コミュニケーションを取りながら取り組んでいますが、今後人数が増えたときにもサッカーのプロフェッショナルレフェリーの皆さんのようにお互いを尊重しながら、思ったことを素直に言い合える家族のようなグループになっていきたいと思います。
 今回の研修会への参加にあたり、ご尽力いただきました JFA 扇谷審判委員長をはじめとしたJFA の皆様に心より感謝申し上げます。今回得た学びはもちろんのこと、今後も他競技の審判の皆様との交流を継続していくことで、バスケットボールのプロフェッショナルレフェリーとしての活動に生かしていきたいと強く思います」

■漆間大吾レフェリーコメント
「美しい天然芝のピッチで行われたトレーニングでは、全体のアップ後にグループに分かれ、それぞれゲームを想定した動きを取り入れた主審と副審のメニューを両方体験することができました。主審のメニューでは、バスケットボールでは考えられない一方向への長い距離を走るということに驚き、副審のメニューではディフェンスの位置に合わせて動きながらボールを確認し、さらにタッチラインの確認まで同時に行うことへのアングルの捉え方の難しさを感じました。また、皆さんの走力のレベルの高さにも驚きを感じるとともに、あらためて日々のトレーニングの重要性を再確認しました。
 座学では実際のゲームの映像を確認しながら、主審と副審の協力について、カードを出すようなファウルが起きた際に最終的にどのように判定を導き出すかのプロセスについて学ぶことができました。ファウルの事象を客観的に分析し、『アプローチ』『ポイント・オブ・コンタクト』『結果』の項目別にピース (情報) を集め、判断・判定に大きく影響を与えるピースをピックアップし、最終的な判定を導き出すプロセスは、どちらとも取れる難しいケースをよりシンプルに判断・判定することにつながると感じました。
 また、見解や答えを一方的に伝えるのではなく、ディスカッション方式で意見交換をしながら方向性を揃えていくという姿勢が随所に感じられ、レフェリーの皆さんの言語化する力と理解力、インストラクターの皆さんの “ 聞くスキル ” と “ 伝えるスキル ” の高さに感銘を受けました。
 2 日間のスケジュールではありましたが、新しい知識やバスケットボールと共通するコンセプトなどの発見、また、JFA の皆さんと色々な情報交換ができ本当にあっという間に終わってしまったなという印象です。競技は違いますが同じレフェリーとして本当にたくさんのいい刺激といい学びをすることができました。
 最後に、プロフェッショナルレフェリーキャンプ参加に関しましてご助力いただいた皆様、そして温かく迎え入れていただいた扇谷審判長をはじめ、JFA 審判部の皆様、インストラクターの皆様、レフェリーの皆様に心より感謝申し上げます。この経験をバスケットボール界に還元し、私自身の成長にもつなげられるように日々精進していきたいと思います」


(参加者の皆さんと記念写真 / 前列中央が加藤レフェリー、向かって右隣が漆間レフェリー)