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2025年度女子U16日本代表チーム 第2次強化合宿参加メンバー(FIBA U16女子アジアカップ2025 日本代表候補選手)発表 | 一覧へ | 2025年度3×3女子日本代表チーム 前田有香ヘッドコーチ就任 |
3×3男女U23・U21日本代表:3×3ディベロップメントキャンプ2025レポート「ファンが見に来てくださってうれしかった」花島百香選手
2025年5月12日

「楽しく、貪欲に」3x3に取り組むバラダランタホリ玲依選手

花島百香選手にとって3x3は成長の場
3×3バスケットボール男女U23・U21日本代表チームは5月10日〜11日(日)の期間、「3×3ディベロップメントキャンプ2025」実施。初日の練習を経て、2日目はコレド室町テラスにて開催された「3×3 JAPAN TOUR 2025 [U23カテゴリー]プレ大会」(以下JAPAN TOUR)へ出場し、ファンの前でこの競技の魅力を伝える機会になりました。JBA公式YouTubeにてご覧いただけます。
JAPAN TOURの中で、今後の強化方針や3×3女子日本代表に前田有香ヘッドコーチの就任を発表。「U23カテゴリーを主とした選手発掘と育成」を強化方針のひとつとして掲げ、それを体現するのがこのキャンプであり、JAPAN TOURです。また、この世代の選手たちは5人制のアンダーカテゴリーでU17やU19のFIBAワールドカップに男女揃って出場し、国際経験豊富な選手も多くいます。昨年を最後に廃止となったFIBA 3×3 U18ワールドカップでは、女子は過去最高位の銀メダルに輝きました。その一人である鈴木花音選手(筑波大学)をはじめ、男子もアジア予選となるFIBA 3×3 U17アジアカップで優勝経験ある選手もおり、楽しみな世代です。
一方で、男子候補選手は未経験者も多く、バラダランタホリ玲依選手(大東文化大学)は今年2月に行われた「3×3 Next College Monsters Festival 2025」がはじめての3×3でした。2度目の大会に挑んだJAPAN TOURでは、JPN Goldの一員として優勝を飾ります。「3×3の経験が乏しい中で、今回このように候補選手として選んでいただき、いつもはできないことをチャレンジしてみようと思えた良い機会になり、本当に感謝してます」と話します。JAPAN TOUR初戦は次々と2ポイントシュートを成功させます。「乱投した反省もありましたが、積極的に打てたからこそ3試合目には修正できました。シュートを決めてチームの勝利に貢献できるプレーヤーになりたいです」と意欲を見せます。
合宿をはじめる前、男女すべての選手たちに対して倉石平チームリーダーから「楽しく、貪欲に」とテーマが伝えられました。バラダランタホリ選手は「楽しくバスケをすることが好きなので、チームを盛り上げたり、会場に来てくれたお客さんを楽しませることも意識していました。昨日の練習の時からボールに執着することを意識し、貪欲にプレーできたと思います」とたった2日間でしたがテーマを全うし、所属チームに戻ってからも5人制にも生かしていきます。
女子は3×3経験ある選手ばかりが揃いました。ルールなどを把握しているからこそ、最初の練習からゲーム形式の強化を進めます。2年前からWリーグのオフシーズン期間に3×3へ取り組む花島百香選手(ENEOSサンフラワーズ)は、FIBA 3×3 U23ネーションズリーグやアジア競技大会へ出場。着実に経験値を高めている花島選手ですが、JAPAN TOURははじめて国内大会へ出場する機会でした。
「ファンや知っている人たちが見に来てくださってうれしかったです。このチームは同年代だからこそ、負けられない気持ちも強かったです」と見ている方々すべてにアピールし、JPN Whiteを優勝へと導きます。フィジカルなインサイドプレーを武器とする花島選手。同年代の大学生が激しくマッチアップしてくれば、「やられてもやり返そうと思っていました」とWリーガーの意地を見せます。
3×3で実績を残しはじめている花島選手ですが、ENEOSサンフラワーズでの3年目はトータル17分しか出場機会がありませんでした。「今年は勝負の年だと思っています。3ポイントシュートも練習しているので、プレーの幅を広げられるようにしていきたいです」と力を込め、3×3を通して貪欲に成長へつなげています。JAPAN TOUR会場では、ENEOSサンフラワーズのチームカラーである黄色いタオルも多く見られ、三田七南選手ととに花島選手の活躍する姿を披露しました。
今後は「FIBA 3×3ネーションズリーグ2025 U21」(6月9日〜15日)へ出場する3×3男女U21日本代表、8月11日からはじまる「FIBA 3×3ネーションズリーグ2025 U23」へ向け、3×3男女U23日本代表のメンバー選考を行っていきます。各大会での優勝チームが、9月17日開催される「FIBA 3×3 U23ワールドカップ2025」への出場権が与えられます。ロサンゼルス2028オリンピックへつなげるためには選手それぞれが個人ポイントを獲得し、日本の世界ランキングを上げていかなければなりません。そのためにも世界の舞台に立つことが重要になります。