公益財団法人日本バスケットボール協会

　「FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2025 -U21-」（以下ネーションズリーグ）が中国・孝感にて本日6月9日(月)より開幕。アジア圏の男女各6チームが出場し、本日のSTOP1から6月15日(日)のSTOP6まで、1週間で6つの大会が行われます。STOP毎に優勝が決まり、その回数が多いチームが9月17日より中国・雄安で開催する「FIBA 3×3 U23ワールドカップ2025」への出場権が与えられます。

　2022年に最後となった「FIBA 3×3 U17アジアカップ」では、男女揃ってアジアチャンピオンに輝きました。その大会に出場していたのが石口 直（中央大学3年）と、三次真歩選手（大阪体育大学3年）です。翌年の「FIBA 3×3 U18ワールドカップ2023」では男子9位、女子は予選を突破し、5位の好成績をおさめました。準々決勝はドイツと対戦し、12-14と惜敗。その時に対戦した女子ドイツ代表のエリザ・メビウス選手は着実に実績を積み上げ、パリ2024オリンピック金メダルメンバーの一人です。

　2年ぶりに世代別日本代表として帰ってきた三次選手は、「久しぶりに参加させてもらえることがうれしかったです。昨年まではその機会がありませんでしたが、常に日本代表を目指してがんばってきました」と意欲を見せます。2年前と比較し、「5人制では3ポイントシュート、3×3での2ポイントシュートを打つ機会が増えました。積極的にシュートを狙って、得点面でチームに貢献したいです」と努力の成果を試す機会とします。

　今大会に出場する21歳以下の選手たちは大学生が占める中、唯一Wリーグから選出されたのが森 美麗選手（東京羽田ヴィッキーズ）です。昨年の同大会に田平真弥選手（立教大学4年）とともに出場し、総合優勝を飾って世界への切符をつかみました。残念ながら、森選手はその後のFIBA 3×3ワールドカップメンバーには選出されませんでしたが、2度目のネーションズリーグへ向け、「個人ポイントを積み上げられる大会ですし、そこで勝つことまでが大事になります。そのチャンスをいただけたことがうれしいですし、自分のものにしたいです」と成長につなげます。

　5月の3×3女子日本代表強化合宿にも参加した森選手は、前田有香ヘッドコーチやセルビアから招聘したミラン・イサコフ コーチの指導を受けました。「ミランコーチに教わったプレーは5人制につながる部分も多く、チームに戻ってからも練習は継続しています。ネーションズリーグでは、ミランコーチから学んだプレーを少しでも表現していきたいという思いはあります。3×3 女子U21日本代表でも少しずつ共通認識ができており、今大会で良い結果を残すことが恩返しになると思ってがんばります」と2年連続総合優勝を目指します。

　STOP1は本日18:15から男子がモンゴルと、続く18:40から女子がニュージーランドとの予選からスタートします。6チームが3チームずつ2つのプールに分かれて予選を戦います。各プールの戦績1位同士が決勝を行い、各STOPのチャンピオンを決めます。今大会は全試合、FIBA 3×3公式YouTubeチャンネルにてライブ配信されます。

■FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2025 -U21- 大会概要
大会日程：2025年6月9日（月）～6月15日（日）
場所：中国・孝感
出場国：日本、モンゴル、中国、ニュージーランド、シンガポール、インドネシア（各男女）
スケジュール
　STOP1：6月9日
　STOP2：6月10日
　STOP3：6月11日
　STOP4：6月13日
　STOP5：6月14日
　STOP6：6月15日

各STOPで優勝チームが決まり、6つのSTOPの優勝回数など総合トップチームが9月17日より中国・雄安で開催するFIBA 3×3 U23ワールドカップ2025への出場権獲得