ニュース

2022年度JBA公認B級コーチ養成講習会 (第4回・茨城会場) 開催報告

2022年12月20日

コーチング実践の様子

講習会の様子

当協会(JBA)では、11月19日(土)~23日(水・祝)の5日間、スターツ総合研修センター(茨城県つくばみらい市)において、2022年度第4回目となるJBA公認B級コーチ養成講習会を開催しました。

 B級コーチ養成講習会は、「主に育成年代(18歳以下)において専門性の高い指導が出来る人材を養成するとともに、都道府県のリーダーとなる人材を養成すること」を目的として実施しています。コロナ禍での対面研修となり、感染症対策を行いながらの開催となりましたが、合計36名の受講者が全国より集まりました。
 講習会中は毎日グループメンバーの入れ替えをしなるべく多くの方々とコミュニケーションをとれるようにしています。指導カテゴリーの異なる方々との意見交換や情報共有など、受講者同士でとても良い雰囲気をつくりながら積極的にやり取りが行われていました。インプットとアウトプットを繰り返し刺激も多く内容の濃い5日間だったかと思いますが、皆さまにとって学び多き講習会になっていれば幸いです。学び続けるコーチとして、ぜひここで得たものを日々の活動に活かしていっていただければと思います。

●講習の主な内容
・インテグリティの向上
・コーチングフィロソフィー
・スポーツパフォーマンス向上の取り組み
・技術と戦術の遂行能力
・1on1ペネトレイトの攻防、シューティングドリルの組み立て
・世界トッププレーヤーのスキル分析
・Pick & Rollオフェンス・ディフェンス
・トランジションオフェンス・ディフェンス
・ポストの攻防
・バックコートのプレッシャーリリース
・レフェリーとのコミュニケーション
 
●受講者のコメント
○河本久美子さん/栃木県/宇都宮市立姿川中学校(U15)
5日間の学びの時間は、自分自身を見つめ直し、皆様との出逢いで、自分の幅を広げ、指導者としての自分を再構築していくきっかけとなりました。
 全てにおいて指導者の技量が鍵になるかと思います。選手が楽しくバスケットをできるように、また選手やチームがより成長するための手助けをしようと思うからこそ、指導者は選手にとってより良い環境作りをしようとします。練習中の安全配慮の重要性と、常に具体的でチャレンジングで、ワクワク感あるゴール設定をし、失敗や成功体験を繰り返して、フィードバックを充実させていこうと思います。今まではコーチ中心の考え方が非常にありました。ですが『プレイヤーズセンタードコーチング』の考え方を知ることができ、自身の教育現場やバスケット指導に生かして、主体的な取り組みを実践し、たくさんの方々に感動と成長を届けられるようにしていきたいと思います。
 また、指導者の原動力は、まさに相対する選手への情熱だと思います。その知識やスキルを習得し、指導力を上げ、どうすればチームや選手を更に成長させられるかを考え続け、試行錯誤し続けたいと思います。指導者が様々な知識を吸収していくためにも『自ら学び続けるコーチ』を意識して良い環境作りをしていきたいと思います。
 この充実した講習会を開いて下さった協会の方々、そしてコーチデベロッパーの方々、出逢えた受講者の方々には感謝を申し上げます。ありがとうございました。

○花田洋平さん/大阪府/大阪市立玉津中学校(U15)
 中学校教員として働いている私は、日々仕事に追われる中で、バスケットボールについて学ぶ、まとまった時間をとることが難しい状況したが、今回思い切って参加させていただきました。
 コーチング実践を通して、限られた時間の中で、選手たちに合ったゴールを設定し、どのように選手たちを導いていくかということを学ぶことができました。このことは、教員である私の仕事にもつながり、活かしていきたいと思いました。
また、講習会は座学だけではなく、コミュニケーションを取りながら学んでいく内容も多く、グループ分けも毎日行われるので、多くの方々と打ち解け合うことができました。自分とは違うカテゴリーのコーチの方々と接することで、普段の状況や課題点など、多くの情報を共有することができました。この体験の中で、自分自身と向き合う時間が多くあり、向上心が高まり、「学び続けることが大切だ」ということを再確認することができました。
5日という短い期間ではありましたが、普段ではできない貴重な体験ができました。コーチデベロッパーをはじめ、企画運営に関わってくださった方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

※2022年度のJBA公認B級コーチ養成講習会の受講者募集は終了しております。