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平成28年度男子U-18日本代表チーム 第28回アルバート・シュバイツァー・トーナメント 9-10位決定戦 試合結果

2016年4月4日

 平成28年度バスケットボール男子U-18日本代表チームは、3月26日(土)よりドイツ・マンハイム、フィールンハイムで開催されている「第28回アルバート・シュバイツァー・トーナメント」に参加しています。
 大会7日目の4月1日(金)、男子U-18日本代表チーム(A5位)は9-10位決定戦をアメリカ(B5位)と対戦しました。
 つきましては、試合結果について下記の通りお知らせいたします。

 
■平成28年度バスケットボール男子U-18日本代表チーム
 第28回アルバート・シュバイツァー・トーナメント
 9-10位決定戦 試合結果

◇2016年4月1日(金) 15:15~ 会場:Waldsporthalle Viernheim

日本(1勝5敗) ● 81-88 ○ アメリカ(3勝3敗)
(27-30, 23-18, 13-27, 18-13)

【ゲームレポート】
 9-10位決定戦にまわった日本の最終戦の対戦相手は、過去にこの大会(AST)で10度の優勝を誇るアメリカ(得失点差によりBグループ5位)。過去にはマジック・ジョンソン、ビンス・カーター、ティム・ダンカンなどのスーパースターもアメリカ代表として参加するなど、誰もが注目するアメリカと対戦するチャンスを得た日本。結果的には、準決勝でフランスに勝ったドイツ、同じくイタリアに勝ったセルビアというファイナルに進んだ2チームに対し、予選リーグで競り合うことができた日本。「自分たちができる最大限の努力をして、これまでの常識を変えよう」というロイブルヘッドコーチの言葉の通り、チーム全員がそれぞれの役割を十分に果たし、キャプテン#6三上(3Pシュート8本を含む27得点)、#14西田(3Pシュート3本を含む18得点)らの活躍で、第3ピリオドの終盤までリードを奪う接戦を演じた。最後はタレントに勝るアメリカに振り切られたものの、日本は今大会を通じ、世界の強豪国とも十分に戦えるということを経験し、今大会の最終戦を締めくくった。

 第1ピリオド、立ち上がりから日本はオフェンスのリズムが良く、#9西野のジャンプシュートで先制すると、#14西田のドライブからのレイアップ、さらに#6三上が連続して3Pシュートを決め、開始3分で10-6とリードする。圧倒的な運動能力と個人技に勝るアメリカも、ペネトレイションからのシュート、リバウンドからのダンクショットでペイントエリアを支配し、応戦する。残り4分、日本#14西田が早くもチームで4本目の3Pシュートを射抜き、18-12とリードしたところでアメリカはタイムアウト。勢いに乗る日本は、その後も#11テーブスのジャンパー、#4シェーファーのゴールへのカットにアシストを決めるなど、多彩な攻撃で得点を重ね、リードを保つ。終了間際、インサイドとペネトレイトを警戒する日本のディフェンスに対し、アメリカは#13ライトが2本の3Pシュートを沈め、27-30とアメリカが3点リードし、第1ピリオドを終える。

 第2ピリオド、日本は#4シェーファーのゴール下でワンゴール返すと、#8津屋がアメリカのペネトレイションに身体を張ってチャージングを奪い、チームにエネルギーを与える。日本は#11テーブスのジャンプショットで再び逆転に成功すると、速攻も決まり、開始5分で37-32。日本がリードを広げたところで、アメリカは2回目のタイムアウト。その後、ディフェンスを強めたアメリカは、速攻からのダンクシュートを2本連続で決め、一気に日本に追いつき、今度は逆に日本がタイムアウトを要求。セーフティとプレスブレイクの指示をしっかりと実行した日本は落ち着きを取り戻し、#6三上の3Pシュート、#7中村のブロックショットからの速攻、さらには#15伊藤がチャージングを奪うファイトを見せ、再び流れを引き寄せる。終了間際、日本は#4シャーファーが速攻からダンクシュートを決め、50-48の日本リードで折り返す。

 第3ピリオド、日本は#14西田の3Pシュート、#8西野のドライブ&キックに#12三森が合わせリードを保つが、アメリカ#7マックの3Pシュートが当たり始め、開始4分で55-60とアメリカが逆転。しかし、ここから#10赤穂、#7中村らがディフェンスを頑張り、ペネトレーションディフェンスを徹底的に守り、ポストにボールが入った時はインサイドトラップを積極的に仕掛け、残り2分、日本が再び追いついたところでアメリカはタイムアウトを要求。ここからの2分間でアメリカは#8ローズらが3連続で3Pシュートを決め、一気に点差をつける。最後はアメリカ#4ムーアのハーフラインからのブザービートが決めり、63-75と日本が12点のビハインドで最終ピリオドへ。

 第4ピリオド、追い上げたい日本は、ハーフコートのゾーンプレスディフェンスで積極的にトラップを仕掛けて反撃するが、アメリカは#10ビューハイムらが落ち着いて3Pシュートを決めるなど、なかなか点差は縮まらない。残り5分、日本は#6三上のジャンプショット、#15伊藤の速攻からのレイアップシュートを沈め、75-84の9点差に。残り1分を切り、日本は#6三上がこの試合8本目となる3Pシュートを決め、最後まで粘り強く、食らいついていく。しかしあと一歩及ばず、81-88の7点差でアメリカに敗れ、今大会を10位で終えた。

 男子U-18日本代表チームは4月4日(月)に帰国する。

 
■第28回アルバート・シュバイツァー・トーナメント 最終順位
優勝 ドイツ(7勝)
2位 セルビア(5勝2敗)
3位 イタリア(6勝1敗)
4位 フランス(4勝3敗)
5位 ギリシャ(4勝3敗)
6位 トルコ(3勝4敗)
7位 オーストラリア(3勝4敗)
8位 中国(2勝5敗)
9位 アメリカ(3勝3敗)
10位 日本(1勝5敗)
11位 アルゼンチン(2勝4敗)
12位 エジプト(6敗)

 
■強化活動
<第2次強化合宿(ドイツ遠征)>

日 程:2016(H28)年3月24日(木)~4月4日(月)
渡航地:ドイツ・マンハイム、フィールンハイム

【第28回アルバート・シュバイツァー・トーナメント 大会概要】
日 程:2016(H28)年3月26日(土)~4月2日(土)
開催地:ドイツ・マンハイム、フィールンハイム
会 場:GBG Halle Mannheim、Waldsporthalle Viernheim

参加チーム:12チーム
[グループA]オーストラリア、セルビア、アルゼンチン、トルコ、ドイツ、日本
[グループB]エジプト、ギリシャ、イタリア、中国、アメリカ、フランス

大会公式サイト:
http://www.basketball-bund.de/ligen-ergebnisse/albert-schweitzer-turnier