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FIBA男子オリンピック世界最終予選 予選ラウンド第2戦 チェコに71-87で敗れ予選敗退、リオデジャネイロオリンピックの出場権獲得ならず

2016年7月7日

5本の3Pシュートを沈め、チームに勢いを与えた#3辻 直人選手

#6比江島 慎選手は果敢な攻撃で16得点を挙げる活躍

 7月4日(月)にセルビア・ベオグラードで開幕した「FIBA男子オリンピック世界最終予選」は3日目。「アカツキファイブ」男子日本代表チームは、予選ラウンド第2戦をFIBAランキング42位のチェコと対戦。
 グループBは大会2日目にラトビアが2連勝して1位通過を決めたことにより、チェコとの一戦で勝ったほうが決勝トーナメント進出となる大事な一戦。試合はラトビア戦から修正し、最後まで粘り強く戦いましたが、87-71で敗れました。この結果により予選ラウンド敗退と同時に、オリンピックの出場権を逃しました。

 出だしから積極的にシュートにいくものの決め切ることができず、0-7からのスタート。第1ピリオド残り5分を切り、日本は#12渡邊 雄太選手の1on1からミドルショットが決まると、攻防の速いトランジションゲームから#3辻 直人選手が連続3Pシュートを沈め、12-12と追いつきます。しかしすぐさまチェコにシュートを決められて流れに乗り切れません。お互いにメンバーチェンジを繰り返す中で、チェコは日本のゾーンディフェンスの守りがインサイドに寄ったところで外角シュートを確実に決め、再び引き離して14-23で第1ピリオドが終了します。

 第2ピリオドは、立ち上がりから日本のミスを速攻に結びつけられ、開始1分30秒、すかさずタイムアウトを要求。その後、チェコに内外バランスよくシュートを決められ、思うように点差が縮まらない展開が続きますが、日本は#15竹内 譲次選手がインサイドで果敢な攻撃を見せると、#0田臥 勇太選手が作る速い展開から#3辻選手が3本目の3Pシュートを決め、#6比江島 慎選手の1on1からの得点で息を吹き返します。10点差で前半を終えたいところでしたが、終了間際に3Pシュートを決められ、35-48と13点差で前半終了。

 第3ピリオド、日本は#6比江島選手が積極的に1on1を仕掛け、#12渡邊がセカンドショットを連続して沈めて日本にムードが傾くと、残り5分17秒、44-55となったところでチェコがタイムアウトを請求。その後、#3辻選手のフリースローで10点差まで迫りますが、チェコも24秒ギリギリでシュートをねじ込み、さらにはドライブからのダンクを決められて45−61と離されたところで日本がタイムアウト。一桁差になる寸前で離されてしまったことでチェコに流れがいってしまい、18点差を追いかけ最終ピリオドで挽回を狙います。

 後がない最終ピリオド、日本は激しいディフェンスで相手を苦しめ、攻撃では#3辻選手や#6比江島選手の得点でつないでいくものの、残り5分を切ると疲労が出始めて単発な攻撃が続き、点差は縮まりません。しかし残り4分を切り、怒涛の追い上げを開始。#10竹内公輔選手のシュートや#3辻選手の3Pシュートで得点を詰めますが、そこまで。71-87と16点差で敗れ、この結果により日本は予選ラウンド敗退が決定し、40年ぶりのオリンピック出場権獲得にはなりませんでした。

 
■平成28年度バスケットボール男子日本代表チーム
 FIBA男子オリンピック世界最終予選 予選ラウンド第2戦 試合結果

◇2016年7月6日(水) 21:00~

男子日本代表(B3位/2敗) ● 71-87 ○ チェコ(B2位/1勝1敗)
(14-23, 21-25, 16-21, 20-18)
BOXスコア⇒ http://oqt2016-men.japanbasketball.jp/pbp_team?schedulekey=1942&period=18&site=2

【主な得点者】
#3  辻 直人 選手 18点(3Pシュート5本)
#6  比江島 慎 選手 16点(3Pシュート2本)
#15 竹内 譲次 選手 13点、7リバウンド
#12 渡邊 雄太 選手 10点

 
 試合後の長谷川ヘッドコーチと選手のコメントを紹介します。

■長谷川 健志ヘッドコーチ
2日前のラトビア戦の反省から、この2日間で、オフェンスの部分では若干いいところを見せることが出来ました。またディフェンスの部分では、注意していたリバウンドとトランジションの展開をやられてしまい、一番気をつけなければいけないことを立ち上がりでやられてしまったのが厳しかったです。
 ラトビア戦に比べれば求めたことが表現できたと思います。相手とのフィジカルコンタクトはやればやるほど慣れてくるのはありました。それを今度はもっと精度を上げないといけません。手詰まりになることが多いので、そこはやっぱりパターンではなく、1対1、2対2、3対3というシンプルなことをもっと突き詰めていかないと、相手に簡単に守られてしまうと感じています。
 限られた時間内ではやれることはやりましたが、やり尽くしたとは言えず、そこは悔しい思いです。日本が世界に久しく出ていない中、世界の舞台でできたことは、選手だけではなく、私自身も勉強になった2試合でした。

■#0 田臥 勇太 選手(※キャプテン)
 負けてしまいましたが、今の日本の力は出し切りました。得点には結びつきませんでしたが、試みてやろうという意識は、1試合目よりは持てたと思います。試合をすればするほど出来るようになる手応えはありました。やっぱり経験を積むことによって、相手がどういうチームなのか、それに対してどういうふうに対応するか、そういうことがわかってきます。
 今回は短期間の活動でしたが、みんなが「やろう」と実行に移そうとするメンバーだったので、結果は悔しい結果ではありましたけど、先につながる大会になったと思います。

■#6 比江島 慎 選手
 結果は満足できるものではないですけど、今の日本の現状はこれですし、みんな自分の出せる力は出せたと思います。自身としては、もっとできたなと思っています。でも後悔はありますが、この世界での戦いで良い経験はできました。この経験は自身にとっても、今後の日本にとっても、良い形でつながると思います。もっともっと世界レベルで試合が出来るように、さらに頑張っていきたいです。

■#15 竹内 譲次 選手
 出だしでやられてしまったのと、3Pシュートはある程度打たせても、中を絞ってリバウンドを取ろうということで臨みましたが、チームの作戦をうまく実行できませんでした。今回はこういう強い相手とやるので、失敗してもいいから強い気持ちを捨てずにシュートにいこうと思っていたので、そこだけは自己採点ですけど完遂することはできました。そういう気持ちでドライブに何度も行って、アジアだと決めることができるドライブを止められてしまったので、これが世界なのかと痛感しています。
 これが今の日本の実力ですが、自分たちが持てるものは出そうとやったチェコ戦で、それでも決め切れなかったというのは、今の自分たちの技術がなかったところだと思っています。そこで決め切ることができる技術を今後見つけていかないといけないといけません。

 
 「アカツキファイブ」男子日本代表チームは、明日から行われる準決勝・決勝を観戦して学び、7月11日(月)に帰路につきます。
 今大会では、現地へ応援にかけつけてくださったファンの方々はもちろん、日本では連日深夜・明朝の試合でありながら、テレビ中継やインターネット結果速報などで多くの方々にご声援いただきました。チームの背中を押してくださり、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

 今夏8月に行われるリオデジャネイロオリンピックを最後に、これまでのFIBA(国際バスケットボール連盟)の4年サイクルの大会方式から大きく変わり、今年9月に「FIBA ASIAチャレンジ(旧:FIBA ASIAカップ)」が行われ、2017年よりホーム&アウェイ方式でワールドカップ予選が行われます。また、今年9月には新しいプロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」が開幕し、新たな日本バスケットボール界がスタートします。
 先般発表いたしました『バスケットボールで日本を元気にします』の理念と、『Break the Boader ~超えて未来へ~』のスローガンが掲げ、その一つに強い日本代表チームを作っていきます。今後ともアカツキファイブへご声援をお願いいたします。

 
■大会概要
大会名称:FIBA男子オリンピック世界最終予選
     (2016 FIBA Olympic Qualifying Tournaments for Men)
開催期日:2016(H28)年7月4日(月)〜10日(日)
開催国 :セルビア、フィリピン、イタリア
参加国 :18か国

組み合わせ:
セルビア・ベオグラード会場】
グループA:セルビア、アンゴラ、プエルトリコ
グループB:日本、チェコ、ラトビア

【フィリピン・マニラ会場】
グループA:トルコ、セネガル、カナダ
グループB:フランス、ニュージーランド、フィリピン

【イタリア・トリノ会場】
グループA:ギリシャ、メキシコ、イラン
グループB:チュニジア、クロアチア、イタリア

■大会特設サイト(日本語:セルビア会場)
http://oqt2016-men.japanbasketball.jp/